2023年5月17日水曜日

真夏日に…

昨日あたりから気温が一気に上がり体調が狂いそうです。
公園で立ち話をする方から、
「冬の寒さが苦手か? 夏の暑さが苦手か?」と聞かれました。
どちらも苦手ですし、一番苦手なのは「季節の変わり目」
入院していると時に看護師さんが「季節の変わり目に救急搬送される人が多い」と教えてくれました。

 スジクワガタの雌かな?
歩道にいて踏みつぶされるかもしれないので移動させました。
公園には、クヌギの木が多いです。

5月
 クヌギの木につく昆虫の観察

 ほとんどの昆虫は、植物を食べて生活しています。
とくにチョウやガの幼虫は、植物の葉を食べるものがほとんどです。
クヌギのような落葉広葉樹を食べる昆虫の場合、その多くがクヌギの芽吹きとともに卵からかえり(ふ化という)、葉が固くなる五月下旬には、もう生長しきって蛹(さなぎ)になります。
幼虫の期間を、植物の葉のやわらかい、のびる時期に合わせているわけです。
そして何回か皮をぬいで終令幼虫(しゅうれいようちゅう<蛹になる前の幼虫>)になったころ、クヌギの木は葉をのばしきって終令幼虫のおうせいな食欲にこたえるのです。
(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)
 五月中旬にクヌギの木をさがすと、よくぞこんなにと思うくらい、たくさんの幼虫たちに出会うことができます。
何回かおとずれれば、日ごと生長していくようすが実感として感じられます。
四月下旬と五月中旬に、2回おとずれると、まるで魔法にかかったように一変し、どこからこんなにたくさんの虫がわいてきたのかと思うほどです。
「虫がわいたような」という表現が使われることがありますが、これは最初目に入らなかった昆虫の幼虫が、気づかないうちに、どんどん大きな毛虫やいも虫になってたくさんついていることから、象徴的にいわれた表現でしょう。
(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)
言葉にできない、そんな夜。第2シーズン (25)

小沢メモで「泥む」が紹介されていました。
出演者全員が読めていなかったけどσ(^^;)も読めなかった。
古語辞典の例文に万葉集が載っていました。

巻第十 2122
 健男(ますらを)の心はなしに、秋萩の恋ひにのみやも、なづみてありなむ

 立派な男らしい心がなく、萩の花の恋しさにばかり、囚われていてよいものか。馬鹿馬鹿しい。(と思いながら、執著が捨てられない。)
(『口訳万葉集(中)』折口信夫 岩波現代文庫 2017年)
 第一章 蛇と山の神
  二 日本の原始蛇信仰


 冒頭で述べたように、日本列島は世界的な原始蛇信仰の伝播(でんぱ)の途上に位置するから、日本に蛇信仰の痕跡(こんせき)が濃厚にみられるのは当然過ぎるほど当然である。
 しかも日本蛇信仰における蛇は、世界各原始蛇信仰にみられたと同様に祖先神としての蛇であって、それは従来、日本民俗学その他で定説となっている単なる「水の神」というような低次元の神ではない。
私見によれば、蛇は絶対に祖霊であり、祖先神である。
それは日本神話・伝承・民俗を丹念に追ううちに初めて洗い出されてくるものでもあって、蛇信仰の跡は蛇そのものの動きにも似て、複雑にして変幻きわまりないのである。
(『山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰』吉野裕子 講談社学術文庫 2008年)
 日本の縄文中期土器は生々(なまなま)しく活気に満ちた蛇の造型でみち溢(あふ)れ、とりわけ土偶(どぐう)の女性神の頭部には、マムシそのものが捲きつけられている(第2図「頭上にマムシを載せた土偶 長野県藤内16号住居址」<省略、以下同じ>)。
このような造型の背後に潜むのは強烈な祖神(おやがみ)としての蛇の信仰であって、その思いの根源にあるものは先に挙げた蛇の生態に由来する「外形が男根に相似」「脱皮による生命の更新」「一撃のもとに敵を倒す猛毒」等、祖神としての条件の具備ということになろう。
彼らにとってそれらの条件を満たすものは蛇を措(お)いてほかにはなかったのである。
 ついで稲作を列島にひろめた弥生人による土器には、躍動する蛇の造型はここにはすでにみられない。
しかし先に挙げた理由によって祖先神にまで崇(たか)められた蛇が、弥生時代になって急にその信仰対象から外(はず)されたとは到底思われない。
むしろ蛇は祖先神としてその神格を維持しつつ、その霊力を多様化して、時にはより一層、強烈な信仰の対象とされ、あるいは別途に新たな神格さえ付与されるに至ったのである。
 その「霊力の多様化」とは、蛇に相似のものを祖神に見立てる「見立ての信仰」によるものであり、「新たな神格の付与」とは、蛇を「田の神・稲の神・倉の神」として信仰する結果、生じたものである。
 つまり縄文人と弥生人との知性の差が、同じ蛇信仰でありながら、その間に差異を生ずる結果を生むことになったので、前者を直接的とすれば後者は間接的といえよう。
(『山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰』吉野裕子 講談社学術文庫 2008年)
今朝の父の一枚です(^^)/
キジバトが飛び立った瞬間を写していました。
σ(^^;)はマクロレンズでの撮影になっていますので
花や「虫偏」等を写していますので、
「虫偏」の苦手な人には申訳ないです(^^ゞ

 シロツメクサ Trifolium repens

…つづき…

 株元より多数の茎を出し、地を這うように茂り、地に着いた茎から根を下ろして一面に広がってゆく。
そのために群生することが多い。
牧草として利用されることが多いし、群がるように咲くその白い花が美しいことから、空地などに、芝代りに種子を播いて、カバー・プランツとしてもよく用いられる。
今では、日本全国に野生化している帰化植物の一つである。
帰化植物には、セイタカアワダチソウや、セイヨウタンポポのように悪玉扱いされるものが多いが、四つ葉が幸運のシンボルとされためか、いくらはびこっても悪く云われることがない。

…つづく…

(『柳宗民の雑草ノオト』毎日新聞社 2002年)

blogの更新で画像をアップしようとするとエラーになりました。
blogの容量を超えたのかなとも思ったけど
試しにEdgeでするとできる
どうなっているのかな???