今日で連休も終わりなんだけど雨が降り続いています。
石川県の方では地震のあとに雨が降り土砂災害の危険性が高まっています。
「石川で震度6強 避難指示が継続 土砂災害に警戒を」(NHK) 出る杭のうつゝなき身やかたつぶり
[訳]出る杭は打たれる、それでも現世に角をふりたてる身なのか、蝸牛。
[季]「かたつぶり」夏。
[語]出る杭のうつ―「出る杭は打(うた)る」(世話類聚)の応用。
うつゝなき―正気でない。
[解]蝸牛が角を出す習性をとらえた作。「出る杭は打たれる」と「うつつなき」を言いかけて、無我夢中で争っても仕方ない、と現(うつつ)ではない身を案じた。争いごとを度々引き起こした大魯への警句か。
[参]霞夫、「うつゝなきものよ火桶の撫ごころ」(左比志遠理)。
(『蕪村句集 現代語訳付き』玉城 司訳注 角川ソフィア文庫 2011年)第1章 日本列島はどのようにして形作られたか
●日本列島はなぜ弓形をしているのか
日本海開裂によって、大陸本体からは少し離れて島々が連なる日本列島が形成されました。
また、その連なりは直線状ではありません。
中央部で曲がっているのは、前述のとおり、日本海の拡大によって分断されたためですが、それ以外にも、弓の弧のように太平洋側に湾曲して張り出した区画がいくつも並んでいます。
(『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』山崎晴雄 久保純子 講談社ブルーバックス 2017年) こうした日本列島のような島の連なりのことを「島弧(とうこ)」あるいは「弧状(こじょう)列島」といいます。
花を編んで綱状にしたはなづな(花綵)になぞらえて、「花綵(かさい)列島」と優雅に呼ばれることもあります。
この弓型の湾曲が弧状列島の大きな特徴ですが、これはどうしてできたのでしょうか。
弧状列島の形成理由については、戦前から地形学者の間で議論されていました。
しかし、当時はまだ、そのメカニズムなどについては未解明のままでした。1960年代の後半になると、米国でプレートテクトニクスの考えが確立しました。
ところが、当初、日本の地質研究者の多くはそれを容易には受け入れようとしませんでした。
それまでの地質構造発達の考えをドラスティックに変えてしまうものだったからです。
当時、地質構造を作る地殻変動は、地向斜(ちこうしゃ)と呼ばれる地殻の上下方向への運動が中心と考えられていました。
一方、プレートテクトニクスは、近くが水平方向に動いて地殻変動を引き起こすというもので、考え方の基本がまった異なったのです。
ここから、垂直派(プレートテクトニクスに否定的な研究者)と水平派(プレートテクトニクス受容の研究者)という言葉も生まれたほどです。 ところが、地形の成り立ちを探る地形学の研究者には、プレートテクトニクスの考えは比較的スムーズに受け入れられました。
というのも、弧状列島に関してこれまでうまく説明できなかった疑問やプロセス、すなわち、なぜ島弧は弧状を示すのか、どうして日本列島には地震や火山が集中しているのか、などの事象を、プレートの沈み込みという地球のメカニズムで見事に統一的に説明してくれたからです。 プレートは球面上の湾曲した板(球殻)ですが、この板が面積を変えずに、そして、裂けたり割れたりせずに地球の中に沈み込んでいくためには、沈み込み口の平面形は弧状にならざるえないのです。
これはプラスチックでできたピンポンの球を指で押して、その表面を凹(へこ)ませると、その凹みの縁は円形、つまり弧状になっていることから理解できると思います。
球殻であるプレートが折れ曲がって他のプレートの下に潜り込むとき、その折れ曲がりの形は弧状になるということです。 ただ、弧状の成因にはもうひとつの別の考え方もあります。
日本列島はいくつかの島弧が連なった形状をしています。
その島弧と島弧の接合部、つまり最も大陸側に凹んでいるところでは、沈み込む海洋プレートの上に海山列や海嶺(かいれい<リッジ。海底にある山脈のような地形>)などが存在し、それらがプレートとともに沈み込んでいます。
カムチャッカ半島の東側、千島列島(千島弧)とアリューシャン列島(アリューシャン弧)が接する部分には、ハワイから延々と続く天皇海山列が沈み込んでいます。
西南日本と沖縄から九州に続く琉球弧が接する部分には、九州-パラオリッジという海洋底が高く盛り上がった部分が沈み込んでいます。
このことから、弧状の形態は、海洋プレート側に海山やリッジなどの沈み込みにくい部分があると、それがプレート沈み込み境界を大陸側に押し曲げて、結果として島弧が弧状になるとも考えらえるのです。
どちらの考えが正解かはまだ分かっていません。
あるいは両方の効果で弧状に曲がった島弧が存在しているかもしれません。
(『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』)今朝の父の一枚です(^^)/
ビワ 枇杷
バラ科ビワ属
分類 常緑高木
学名 Eriobotrya japonica
別名・異称 盧橘(ろきつ)
『本草和名』比波(びは)
『和名類聚抄』味杷(みは)
ビワの学名は「ジャポニカ」ですが中国原産で、古代に日本に種子が漂着して定着したようです。
奈良時代には栽培され、唐での発音がそのまま和名になりました。
葉の形が楽器の「琵琶」に似ているので、漢字の王を木に変えて「枇杷」になったと言われます。
(『有職植物図鑑』八條忠基 平凡社 2022年)
明日から
〝コロナ「5類」正式決定 5月8日からどうなる?【Q&A】〟(NHK 4月27日)
〝WHO 新型コロナ「緊急事態宣言」終了を発表 “今後も警戒を”〟(NHK 5月6日)
尾身茂会長の「これで新型コロナの感染が終わった、終息したという訳ではない」
と注意を促す発言についてネット上で批判がでているようですが
私のように基礎疾患があり高齢者は、今後も引き続き感染対策をしないと危険だと思っています。