2021年8月20日金曜日

久しぶりの青空だったけど

朝から青空を拝むのは久しぶりのような…
でも、午後から用事で出かけるとかなり降っていました。

九州 非常に激しい雨 西~東日本でも激しい雨のおそれ」(NHK)
 昨日のニュースの中でアーチ雲を目撃したとの情報がネットで話題になっていたようです。
私もなんか見なれない雲だなと思うのが見えたのですが、ビルに塞がれてはっきり確認できませんでした。

近畿上空でアーチ雲 目撃相次ぐ 寒気暖気ぶつかり珍しい現象」(関西NHK)

ガストフロント」について、荒木健太郎さんの『雲を愛する技術』より転記したいと思いますφ(..)
図は省略しますが、動画は「雲を愛する技術」(YouTube)にアクセスしてください。
第4章 雲の心を読む
 4.3 危険を呼びかける雲
  ガストフロントを可視化する雲――アーククラウド


「嵐の前には急に冷たい風が吹く」とよくいわれますが、単に冷たいだけでなく急激に風速が強まり突風(とっぷう)をもたらすこともあります。
この突風はガストと呼ばれ、そのガストの先端部分に形成される局地前線はガストフロント(突風前線)と呼ばれています。
(『雲を愛する技術』荒木健太郎 光文社新書 2017年)
 積乱雲内では降水粒子の昇華や蒸発、融解による冷却とローディングによって冷たい下降流が生まれ、これが地表面に達すると周囲に広がります(図4.53)。
この流れは冷気外出流と呼ばれ、先端部分で特に風が強まったものをガストと呼びます。
ガストの持続時間は通常20秒未満で、観測前後で4.5m毎秒以上の風速差があり、風速は少なくとも8m毎秒以上はあります。
ガストは厚さ1~2㎞くらいで、先端部分には鼻(ノーズ)や頭(ヘッド)とう構造があります。
まるで顔みたいですね。
 ガストフロントは周囲の温かく湿った空気を持ち上げ、その上部にアーククラウドという雲を作ります。
アークは弧状という意味で、その名の通り積乱雲から弧状に広がります(図4.5、動画4.6)。
雲の副変種にはアーク雲がありますが、アーククラウドはこれと異なり積乱雲から離れた位置に存在します。
ガストフロントを待ち伏せしてその時間変化を撮影したのが図4.55(236ページ)です。
アーククラウドが短時間で迫ってきて、頭上を通過すると同時に立っていられないほどの突風が吹きました(動画4.7)。
アーククラウドをなす雲粒子も絶え間なく上昇流域で形成され、ガストのヘッド後方でやや下降して蒸発しています。
  ガストフロント上ではガストネードという渦による突風が起こることがあります(図4.56、237ページ)。
ガストネードはダストデビルに近い性質を持っており、雲の上昇流と関係なく発達します。
ガストフロントは周囲の空気を持ち上げて積乱雲の発生要因にもなります。
アーククラウドが迫ってくるのを見かけたら、すぐに頑丈な建物内に避難しましょう。
(『雲を愛する技術』荒木健太郎 光文社新書 2017年)
昨日、都知事が使う「安心・安全」という言葉の意味が分からないとボヤいたのですが

  デープ・スペクターさんのTwitterで分かりました。

すみません、政治家の皆さんが使う日本語がまだよく分からなくて。
「安心」とは「安っぽい心」という意味で良いのでしょうか?

国立公文書館のTwitterに

今日(8/20)はモスキートデー(蚊の日)。
1898年8月20日にイギリスの細菌学者ロナルド・ロスが、ハマダラカ類の蚊の胃からマラリアの原虫を発見したことにちなんでいます。
この発見により、マラリアの予防・治療法が前進しました。
画像は
日本陸軍軍医による講話資料です。
 今朝の父の一枚です(^_^)v

この画像からではミソハギかエゾミソハギかは判別できませんが…

見分けるPoint
ミソハギ(禊萩) 
葉は茎を抱かない
・茎は無毛。4稜あり上部で分枝する。
・葉は広披針形で、長さ2~6㎝。対生し、基部は茎を抱かない。
・花は直径1.5㎝。花弁は4~6枚、6本の長い雄しべと、6本の短い雄しべがある。
 筒形の萼は先が6裂し、萼片の付属片(突起)は短く、横に開く。

エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
葉は茎を抱くようにつく
・全体に細かな毛が多い。
・茎は4~6稜あり直立する。
・葉は長披針形~広披針形。対生か、または3輪生で、基部は茎を抱く。
・花は直径1㎝内外。萼に毛があり、萼片の間の付属片(突起)は長く、直立する。
(『道草の解剖図鑑』金田初代 エクスナレッジ 2021年)