2017年12月5日火曜日

刺すような風…

ツグミが風に吹かれていました。
今朝の風は、刺すような冷たい風で冬本番だなと感じました。
鶫[つぐみ]
 本格的に暖房が欲しくなる頃、ツグミの「ケケェ」という声をよく聞くようになります。
ツグミは全国に渡来する代表的な冬鳥であり、
数も多く、冬鳥の中でも最も親しみ深い鳥といえます。

(略)

 これほど身近な存在であるツグミですが、
和名の由来はよくわかっていません。

(略)

 ここで浮上するのが「突く実」説です。
木の実を突っついて食べるから「つくみ」と呼び、濁ってツグミとなったと考えます。
これなら実際の生態に照らしてすんなりと理解できます。
ツグミが木の実をよく食べる季節は冬であり、季節感もぴったり合います。
ともあれ、ツグミほど身近な鳥でも語源の定説さえないのが現状です。

(『日本野鳥歳時記』)
からからと枯葉鳴りゐて一本のくぬぎの木にも光はそそぐ  石戸宏明
(『昭和萬葉集 巻二十 昭和五十年の回顧 昭和50年』講談社 昭和55年)

たいせつな一日である起き出して外の空気をはりたおす
(『青じその花』)
かきくらす木(こ)の葉は道もなきものをいかにわけてか冬のきつ覧(らん)

空を暗くして降る木の葉に埋まって、道のないのに、
そこをどう分けて冬はやって来たのだろう。
▽冬を擬人化して、落葉の道を踏分けてくるものと歌う。
題は「初冬」。
(『藤原定家全歌集 上』)
もみぢばを さそふ嵐は はやけれど 木(こ)の下ならで ゆく心かは

○さそふ嵐ははやけれど――連れて行こうとする外的条件は厳しいが。
○木の下――もみぢ葉(私)を育ててくれたこの木(故郷―都)のもと。
(この人が子持ちの人であるなら、子のそばを意味する)
(『紫式部集』)
  野の霜といふことを
花すすき 枯れたる野辺(のべ)に 置く霜の むすぼほれつつ 冬は来にけり

花薄も枯れ、野辺一面に霜の置く冬、こころ鬱陶しいその冬がやってきた。
◇むしぼほれ 「むすぼほる」は、露や霜が置く意だが、心の鬱屈する意も掛ける。
(『金槐和歌集(旧版)』昭和56年)
蔦紅葉けなげに登りつめにけり  青 畝
(『基本季語五00選』)
 カワラヒワ
◆肌色で太めのくちばし、翼と尾に黄色の斑。
九州以北。林、草地、農耕地、河原に普通。
市街地では、空き地でタンポポなどの種子を食べる。
樹上に細い草をつづった小さなおわん形の巣をつくる。
横斑が飛ぶと目立つ。M尾。
高い声でキリリリと鳴く。
さえずり:ビィーンと濁った声も出す。

(『新山野の鳥』)
ハクセキレイの歩き方は
脚をピーンと伸ばしておもちゃの兵隊さんみたい(o^^o)
 ヒドリガモ   L48.5cm
 中形のカモで嘴は短く、くびも短い。
水上では体を高く保っている。
雄の額から頭頂は黄白色で、頭部からくびは茶褐色、
目の後方に緑色光沢を持つ個体もいる。
胸はぶどう褐色で、体の他の部分は灰色、下尾筒
(かびとう)は黒い。
雨覆
(あまおおい)は白くて飛翔中に目立つ。嘴は鉛色。
雌は褐色で他の種の雌より褐色味が強く、腹部は白い。
飛翔中、雨覆は灰褐色で、大雨覆の先は白く、白い線となる。
雄の若鳥は雨覆が白くなく、飛翔中のパターンは雌に似る。
また、エクリプスの雄は雌に似ているが、雨覆は白い。
声:雄はピューンという口笛のような比較的大きな声で鳴く。
習性:冬鳥として湖・川・内湾などに渡来。
他のカモ類より陸に上がって草を食べることが多い。

(『フィールドガイド 日本の野鳥』)

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