2017年12月11日月曜日

急に空が暗くなったけど…

今朝は、晴れているなと思っていたら、次第に空が暗くなりました。
そんな曇り空でしたが、わりと暖かかったですし、
帰る頃には青空も見えてきました。

 巻第六 冬歌 390 
  百首の歌召しける時、初冬の心をよませ給うける
            崇徳院御製
ひまもなく散るもみぢ葉にうづもれて庭のけしきも冬ごもりけり
(『千載和歌集』)
 虫の少ないこの時期に咲くビワの花

びはの花汝みのるはいつの事  白雄
(『俳諧歳時記(冬の部)』横關愛造編 改造社 昭和29年)
甘党のメジロは花の蜜が好き。
顔をまっ黄色にして花をのぞいてまわる。
虫の少ない季節に咲く花にとって、ありがたい存在なのである。
(『鳥のおもしろ私生活』)
かはらひは【カワラヒワ】
アトリ科のスズメ大の鳥。
全体として褐色、頭頂は暗灰色、顔、喉、腹は黄を帯びる。
翼の黄色の部分が目立つ。
山麓、人里、草原、海岸に生息し、キリキリッと鳴く。
亜種のオオカワラヒワは冬鳥で大型であり、
亜種のコカワラヒワは留鳥で小型で色が鮮やかである。
〝かはらひは〟は安土桃山時代から知られている。
江戸時代には、大型のものを〝おほかはらひは〟〝おほかはら〟といい、
小型のものを〝こかはらひは〟〝こかはら〟といって、区別するようになった。
▼[異]からひは・きすずめ・たでひは・はますずめ・あをす(下野)・
あさひき(薩摩)・きりきり(木曾)・どうごろ(近江)・金翅(キンシ)
(『図説 日本鳥名由来辞典』)
アオジ〔青鵐〕 スズメ目・ホオジロ科
日本全体としてみれば一年中見られる鳥であるが、
夏は本州中部以北で繁殖し、冬に本州中部以南に渡り厳しい冬を越す。
繁殖期は山地の針葉樹林で主に生活しており、都市内では見られないが、
冬には都市内の緑地でもふつうに見うけられる。
(略)
さえずりは〝チュッチンチュルリーティリーリー〟など数回繰り返して鳴くが、
冬季の地鳴きは〝チッ、チッ〟と一声ずつ切って鳴く。
(『都市のバードウォッチング・バイブル』
       千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
    「ものや思(おも)ふ」と、人の問(と)ひたまへる返事に、
   なが月つごもり
花薄(はなすすき) 葉分(はわ)けの露や なににかく
    枯れ行(ゆ)く野辺に 消えとまるらむ
  わづらふことあるころなりけり

○「物や思ふ」―「忍ぶれど色に出にけり我が恋は物や思ふと人の問ふまで」(拾遺集622、平兼盛)をふまえて、
  「何を悩んでいらっしゅるの。恋でもなさっているのですか」と、冗談めかし、優雅に問いかけた語。
なが月つごもり―秋の末。
花薄葉分けの露―穂の出た薄の葉をわけて、下葉に宿る露(のように、消え残り、置き去られたような私)。
枯れ行く野辺に……―九月の末、秋の果ての、枯れゆく野辺に消えとまる(生きながらえている)のでしょう。
わづらふこと―悩みごと。
(『紫式部集』)
ジョウビタキ 上鶲 尉鶲 ヒタキ科(L:14.5cm )
スズメくらいの大きさ、つばさにある白い斑紋と赤っぽい尾が目立つ。
おもに冬鳥として北の地方から10月中下旬に渡来し、
農耕地、林縁、低木のある芝生、庭園、川原等、比較的開けた場所に住む。
冬の間はおすもめすも1羽ずつ、なわばりもって生活する。
渡来してしばらくは電線、テレビアンテナ、屋根、枯枝等にとまって、
ヒッヒッと鳴いてなわばりを宣言している。
木の実や草の実も食べるが、低い枝、くい、石等にとまって地上の昆虫やミミズを探し、
見つけると地上に下りて食べることも多い。
体を立ててとまり、尾をぴりぴりと細かく振り、
おじぎをするように頭を下げて、クワックワッと鳴く。
(略)
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
      高野伸二 小学館 昭和58年)
寒つばき真紅(しんく)に咲ける小さき花冬木の庭の瞳のごとき   窪田空穂
(『昭和萬葉集 巻十四 東京オリンピック 昭和39年~42年講談社 昭和55年
父が撮影した画像の中の一枚です。
σ(^_^;がメジロを撮しているときに、父も一緒に撮影しましたp(^-^)q
帰宅後、テレビに接続して画像を見ていると
小さく写っていても拡大できるのでホーッといいなが見ていました。
オートフォーカスで撮影すると
葉っぱなどの影響を受けてうまくピントが合わないことも多いのですが、
メジロにピントが合っていたので満足していました(^_^)v

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