巻第三 398 藤原朝臣八束(ふぢはらのあそみやつか)
妹(いも)が家(いへ)に咲きたる梅の
妹(いも)が家(いへ)に咲きたる梅の
何時(いつ)も何時も成(な)りなむ時に事(こと)は定(さだ)めむ
あなたの家に咲いている梅の花が、ええ、いつなりとも、実になる時にはお約束しましょう。
何時も何時も― くり返しは、花梅の実になり難いことによる。揶揄の気持がある。
成りなむ時に― 実になる。恋歌の実は、実(じつ)を示す。
あなたが実を示した時に事を決めましょう。
(『万葉集(一)』)
あなたの家に咲いている梅の花が、ええ、いつなりとも、実になる時にはお約束しましょう。
何時も何時も― くり返しは、花梅の実になり難いことによる。揶揄の気持がある。
成りなむ時に― 実になる。恋歌の実は、実(じつ)を示す。
あなたが実を示した時に事を決めましょう。
(『万葉集(一)』)
巻第八(春の雑歌) 1428
草香山(くさかやま)の歌一首
おしてる 難波(なには)を過ぎて うちなびく 草香の山を 夕暮(ゆふぐれ)に
我(わ)が乞え来(く)れば
山も狭(せ)に 咲けるあしびの
悪(あ)しからぬ 君をいつしか 行(ゆ)きてはや見む
右の一首は 作者の微(いや)しきに依(よ)りて名字(めいじ)を顕(あら)はさず。
草香山(くさかやま)の歌一首
おしてる 難波(なには)を過ぎて うちなびく 草香の山を 夕暮(ゆふぐれ)に
我(わ)が乞え来(く)れば
山も狭(せ)に 咲けるあしびの
悪(あ)しからぬ 君をいつしか 行(ゆ)きてはや見む
右の一首は 作者の微(いや)しきに依(よ)りて名字(めいじ)を顕(あら)はさず。
(おしてる)難波を経て、(うちなびく)草香山を、
夕暮に私が越えて来ると、
山いっぱいに咲き満ちている馬酔木の、
悪(あ)しくない君を、行って早く見たい。
◇右の一首は、作者が身分卑しいものなので、名前を記さない。
夕暮に私が越えて来ると、
山いっぱいに咲き満ちている馬酔木の、
悪(あ)しくない君を、行って早く見たい。
◇右の一首は、作者が身分卑しいものなので、名前を記さない。
▽「草香山」は生駒山の西側。
難波の港に船が着いた後、大和への最短距離の道である生駒越えの坂を急ぎ、
馬酔木の花のような「君」を一刻も早く帰ってみたいと詠う。
冒頭から「咲けるあしびの」までは、草香山の山道の景を描写するとともに、
「あし」の同音によって「悪しからぬ君」の句を導く序詞。
「君」は、相聞歌では一般に女から男を指すが、時には男が女に対して用いる。
左注に記されるように作者は卑賤の者であり、身分の差のある妻を「君」と称したか。
ただし、作者の「微」なるによって名字を記さないとは異例の記事。
何らかの事情が潜むかも知れない。
(適宜抜粋しています)
(『万葉集(二)』)
難波の港に船が着いた後、大和への最短距離の道である生駒越えの坂を急ぎ、
馬酔木の花のような「君」を一刻も早く帰ってみたいと詠う。
冒頭から「咲けるあしびの」までは、草香山の山道の景を描写するとともに、
「あし」の同音によって「悪しからぬ君」の句を導く序詞。
「君」は、相聞歌では一般に女から男を指すが、時には男が女に対して用いる。
左注に記されるように作者は卑賤の者であり、身分の差のある妻を「君」と称したか。
ただし、作者の「微」なるによって名字を記さないとは異例の記事。
何らかの事情が潜むかも知れない。
(適宜抜粋しています)
(『万葉集(二)』)
隠れていたのはヒメグモの仲間かな?
巻第一 73
長皇子(ながのみこ)の御歌
我妹子(わぎもこ)を 早見浜風(はやみはまかぜ) 大和なる 我れ松椿 吹かずあるなゆめ
わが妻を早く見たいと思うが、そんな名を持つ早見浜風よ。
大和で私を待っている松や椿を吹き忘れてくれるな。けっして。
◇早見 所在未詳。早く見るの意を懸ける。
◇我れ松椿 「松」に「待つ」を、「椿」のツバに「妻」を懸ける。
◇吹かずあるな 二重否定で強い命令を表わす。
(『萬葉集(一)』)
長皇子(ながのみこ)の御歌
我妹子(わぎもこ)を 早見浜風(はやみはまかぜ) 大和なる 我れ松椿 吹かずあるなゆめ
わが妻を早く見たいと思うが、そんな名を持つ早見浜風よ。
大和で私を待っている松や椿を吹き忘れてくれるな。けっして。
◇早見 所在未詳。早く見るの意を懸ける。
◇我れ松椿 「松」に「待つ」を、「椿」のツバに「妻」を懸ける。
◇吹かずあるな 二重否定で強い命令を表わす。
(『萬葉集(一)』)
朝ご飯は何かな?
モズ(L:20cm)
頭部は大きくて尾は長め。
雄は頭が橙褐色,背が青灰色で,尾は黒褐色,翼は黒くて初列風切の基部に白斑がある。
眉斑はバフ色で,過眼線は黒くて幅が広い。
下面はバフ色で胸側から脇が橙色。
夏期には頭の灰色味が強く,下面の橙色味が淡い個体も見る。
雌は頭が茶褐色,背は褐色で翼には白斑がなく,過眼線は褐色。
(『フィールドガイド 日本の野鳥』)
頭部は大きくて尾は長め。
雄は頭が橙褐色,背が青灰色で,尾は黒褐色,翼は黒くて初列風切の基部に白斑がある。
眉斑はバフ色で,過眼線は黒くて幅が広い。
下面はバフ色で胸側から脇が橙色。
夏期には頭の灰色味が強く,下面の橙色味が淡い個体も見る。
雌は頭が茶褐色,背は褐色で翼には白斑がなく,過眼線は褐色。
(『フィールドガイド 日本の野鳥』)
モズ♀
鵙の朝寒くつまづく子の言葉 依田由基人
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
この子は関係者じゃないけどフリーパスです(^。^)
ジョウビタキ♀
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
午後から母の見舞いに行きました。
母を見舞っていると栄養師さんが来られて、
母に「何か好きな食べ物がありますか?」と聞いてくださったけど…
母を見舞っていると栄養師さんが来られて、
母に「何か好きな食べ物がありますか?」と聞いてくださったけど…
主治医の先生が面談の時間を作ってくださってお話を聞きました。
肺のレントゲンを見るとかなり白い部分が消えていました。
でも、一番の問題は母が食べないこと…
このままでは点滴だけでは栄養が摂れなくて
経管栄養を再びする必要があるとのこと…
肺のレントゲンを見るとかなり白い部分が消えていました。
でも、一番の問題は母が食べないこと…
このままでは点滴だけでは栄養が摂れなくて
経管栄養を再びする必要があるとのこと…
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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m