2017年2月22日水曜日

昨日と大違い…

 巻第三 398  藤原朝臣八束(ふぢはらのあそみやつか)
(いも)が家(いへ)に咲きたる梅の
何時(いつ)も何時も成(な)りなむ時に事(こと)は定(さだ)めむ

あなたの家に咲いている梅の花が、ええ、いつなりとも、実になる時にはお約束しましょう。
   
何時も何時も― くり返しは、花梅の実になり難いことによる。揶揄の気持がある。
成りなむ時に― 実になる。恋歌の実は、実(じつ)を示す。
あなたが実を示した時に事を決めましょう。
(『万葉集(一)』)
巻第八(春の雑歌) 1428
   草香山(くさかやま)の歌一首

おしてる 難波(なには)を過ぎて うちなびく 草香の山を 夕暮(ゆふぐれ)に 
 我
(わ)が乞え来(く)れば 
  山も狭
(せ)に 咲けるあしびの 
   悪
(あ)しからぬ 君をいつしか 行(ゆ)きてはや見む
    
    右の一首は 作者の微(いや)しきに依(よ)りて名字(めいじ)を顕(あら)はさず。

(おしてる)難波を経て、(うちなびく)草香山を、
夕暮に私が越えて来ると、
山いっぱいに咲き満ちている馬酔木の、
悪(あ)しくない君を、行って早く見たい。

  ◇右の一首は、作者が身分卑しいものなので、名前を記さない。

▽「草香山」は生駒山の西側。
難波の港に船が着いた後、大和への最短距離の道である生駒越えの坂を急ぎ、
馬酔木の花のような「君」を一刻も早く帰ってみたいと詠う。
冒頭から「咲けるあしびの」までは、草香山の山道の景を描写するとともに、
「あし」の同音によって「悪しからぬ君」の句を導く序詞。
「君」は、相聞歌では一般に女から男を指すが、時には男が女に対して用いる。
 左注に記されるように作者は卑賤の者であり、身分の差のある妻を「君」と称したか。
ただし、作者の「微」なるによって名字を記さないとは異例の記事。
何らかの事情が潜むかも知れない。
(適宜抜粋しています)
(『万葉集(二)』)
隠れていたのはヒメグモの仲間かな?
 巻第一 73
  長皇子(ながのみこ)の御歌
我妹子(わぎもこ)を 早見浜風(はやみはまかぜ) 大和なる 我れ松椿 吹かずあるなゆめ

わが妻を早く見たいと思うが、そんな名を持つ早見浜風よ。
大和で私を待っている松や椿を吹き忘れてくれるな。けっして。

◇早見 所在未詳。早く見るの意を懸ける。
◇我れ松椿 「松」に「待つ」を、「椿」のツバに「妻」を懸ける。
◇吹かずあるな 二重否定で強い命令を表わす。
(『萬葉集(一)』)
朝ご飯は何かな?
モズ(L:20cm)
頭部は大きくて尾は長め。
雄は頭が橙褐色,背が青灰色で,尾は黒褐色,翼は黒くて初列風切の基部に白斑がある。
眉斑はバフ色で,過眼線は黒くて幅が広い。
下面はバフ色で胸側から脇が橙色。
夏期には頭の灰色味が強く,下面の橙色味が淡い個体も見る。
雌は頭が茶褐色,背は褐色で翼には白斑がなく,過眼線は褐色。

(『フィールドガイド 日本の野鳥』)
目白が出て来て囀づりまはる、貴族的団体だ。
  (松山日記 昭和15年3月26日)
(『山頭火文庫 4巻 一草庵日記・随筆』)


モズ

鵙の朝寒くつまづく子の言葉  依田由基人
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
この子は関係者じゃないけどフリーパスです(^。^)
ジョウビタキ♀

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

午後から母の見舞いに行きました。
母を見舞っていると栄養師さんが来られて、
母に「何か好きな食べ物がありますか?」と聞いてくださったけど…

主治医の先生が面談の時間を作ってくださってお話を聞きました。
肺のレントゲンを見るとかなり白い部分が消えていました。
でも、一番の問題は母が食べないこと…
このままでは点滴だけでは栄養が摂れなくて
経管栄養を再びする必要があるとのこと…

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