2016年3月30日水曜日

ぐんぐん気温が上がってきたような…

暖かい朝(*^-^*)
我がきぬにひしみの桃の雫(しづく)せよ

伏見(京都市)西岸寺(さいがんじ)の名高い桃の花よ,
花の余滴で私の旅衣を霑(うるお)しておくれ。
仙桃と,八十歳のの上人(しょうにん)の徳の余慶を願った挨拶吟。
(『袖珍版 芭蕉全句』堀信夫監修 小学館 2004年)
ツグミは姿勢がいいです(*^▽^*)

 花壇と違うところにムスカリが咲いていました。
たしか球根で増えるはずなんだけど…
何ごとも 移りのみ行く 世の中に 花は昔の 春に変はらず

何ごともみな,移り変わってゆくこの世の中で,
ふるさとの桜の花だけは,昔の春と変わらず美しく咲いていることだ。
(『良寛 旅と人生』松本市壽編 角川文庫 2009年)
シジュウカラ♂


桜の花も場所によって咲き具合が違うので
巡回しているのかな(*^ー゜)
ジョウビタキ♂

クサガメかなあと思ったけど交雑種かな(・・?

「意地悪はいないかな」


「キモチイイ…」(^。^)
山田孝雄著『櫻史』に「仏行坊の花見」という文があります。
昭和16年に出版された本なので難しいですが大意はつかめると思います。
仏行坊の僧都,名は敬己。
もと比叡山無動寺善住院の住職なりしが中年に院を辞して,

坂本に隠居し,律儀を保ち専心仏事を行へり。
しかも風月をめづる情やまず木草の花を愛するのみならず,俳諧をも好み,
その道にては「都不覚」とぞ名をつきし。

或る年の三月,比叡山の僧多く打ち群れて仏行坊が庵を訪ふに,
櫻盛なりしかば,皆々此をめでたれば,
「此の花のうつろはぬ間に今一度見に来給へかし」といふ。
衆僧その約を忘れず,他日又誘ひつれて行きたるに,
ひねもす唯(ただ)茶を出せるのみにて何のもてなしとてもなし。
長き日も暮れかかりければ,
「さるにても今日は花見として招き給ひしものなれば,

ただにはあらじと思ひしに,思ひにたがひたる事なり」といひしかば,
仏行坊顔をしわめて曰く,

「さてもにがにがしき山法師かな。
かかる花を見ながら尚心の飽き足らで飲食を求むるやうやはある。
かく足る事を知らぬ心にては山王や大師の冥加もよもあらじ」
(*)と戒めきとかや。
 げにも面白き花見かな。
出家脱俗の花見はかくこそありたけれ。
さるにても,かの花の興もさめ果ててひだるき腹をかかへつつ,
さしも険(けは)しきかの坂をすごすごたどりかへりけむ
売僧(まいす)の後姿の如何にをかしかりけむ。
(『櫻史』山田孝雄 山田忠雄 講談社学術文庫 1990年)

頭が大きいな…
アリの種類は多いので???ですが
トビイロシワアリかな(・・?
タチイヌノフグリに似ていると思ったのですが…
フラサバソウ(・・?

モズ♂
 こころよく 
春のねむりをむさぼれる
目にやはらかき庭の草かな

(『日本の詩歌5 石川啄木』 中公文庫 1974年)
愛嬌のある花だなといつも思う(*゜∀゜*)

 ウマゴヤシ(マメ科)
地面をはうように広がり,茎から黄色い小さな花をつけます。
この花は馬を肥やすよい牧草なので,
「馬肥やし」という名になったそうです。
ヨーロッパ原産の帰化植物で,
江戸時代に牧草として渡来してから日本中に広まっています。
日当たりのよい道端や海岸に多いです。
●分布:帰化植物(ヨーロッパ原産)
●花期:3月~5月

(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)