2016年3月1日火曜日

3月スタートなんだけど…

リハビリ散歩中には雪は降っていませんでしたが('-'*)

 巻第十(春の雑歌) 1834
梅の花咲き散り過ぎぬしかすがに白雪(しらゆき)庭に降りしきりつつ

梅の花は咲いて散ってしまった。
それなのに,白雪が庭に盛んに降っている。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
コゲラ〔小啄木鳥〕キツツキ目・キツツキ科
コゲラは小啄木鳥であって,小さなキツツキの意である。
体の大きさはスズメ大か,それよりやや大きい程度である。
キツツキにしては,小さいが,脚,尾,嘴などの形や,機能を比べると,
それは正真正銘の啄木鳥で,幹を垂直に登ることもできるし,
虫を掘り出して捕らえることもできる。

 コゲラはアジア極東部の温帯地域に分布しており,日本では全国的に見られる。
キツツキは堅くて太い丈夫な嘴で,餌である虫のいる木に穴を掘るが,
奥まで穴を掘って虫を捕るわけではない。
舌が他の鳥と比べてとても長いし,
舌の先がもどりのついた銛のような形をしている。
この舌を奥まで延ばし,虫をひきずり出してくるのである。
小さな蟻などを食べるときも同様で,一匹ずつ捕まえるのである。

キツツキの仲間であるから木の幹に巣穴を掘るが,体が小さいために大きな穴は必要ない。
そのため,都市の中や周辺の地域など大木がないところでもすんでいる。
他のキツツキと比べれば目につくことも多いといえる。

見分け方 全長15センチ。
上面は濃褐色,背中,翼に白い横縞が何本もある。
のどから胸にかけて白く,脇から腹にかけて褐色の濃い縦斑がある。
日本でいちばん小さいキツツキ。
ギィーッ,ギィーッと鳴く。

(『都市のバードウォッチング・バイブル
    千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
習性:九州以北の低地~山地の林に留鳥。
群れを作る習性が強く,
秋冬にはカラ類・ゴジュウカラ・キバシリ・メジロ・コゲラなどとも混群を作る。
春先には樹の幹に縦にとまって樹液を飲むことがある。

(『フィールドガイド 日本の野鳥増補改訂版』高野伸二 日本野鳥の会 2007年)
「僕は忙しいのだ!」と飛んでいった…
なんか争っていたのかな(・・?
ヤマガラ
小笠原など南の島にはハイビスカスの花が多く咲いているが,
この花の蜜は奥の方にあって吸いにくいため,

メジロは花の根元に小さな穴をあけて吸蜜する。
花にとっては花粉を運んでもらえないので,この行動は盗蜜といわれている。

さらに,甘い樹液やアブラムシなどの小昆虫が分泌した
甘露をなめる行動も知られている。
こうした小さな虫自体も好んで食べているし,
蜜の少ないサクラなどは花ごと食べてしまったという例もある。
要するに,甘そうなものを片っ端からつまみ食いしている生活である。

メジロの仲間はほとんどが熱帯にすんでおり,寒いところはきらいなのだ。
日本のメジロも,北日本のものは10~11月に暖地へ移る。
このときは数十羽から百羽という大群で海を越える。
多くの小鳥が夜間に渡るのに,メジロやヒヨドリは日中に渡る。

甘党のメジロは花の蜜が好き。
顔をまっ黄色にして花をのぞいてまわる。
虫の少ない季節に咲く花にとって,ありがたい存在なのである。

(『鳥のおもしろ私生活(旧版)』ピッキオ編著 主婦と生活社 1997年)
「エッヘン!」
春寒し雨に交りて何か降(ふる)
(『井月句集』復本一郎編 岩波文庫 2012年)
キセキレイ〔黄鶺鴒〕スズメ目・セキレイ科
イシタタキ,シリタタキとか,オフリドリなどとも呼ばれているように,
セキレイのなかまは,たえず何かをたたいているかのように尾を上下に動かし,忙しく動きまわる。
平野部から高山までの水辺,とくに渓流に沿った場所に多く住んでいるが,
セグロセキレイよりは,すんでいる場所が広いようである。
住宅地や市街地などでも比較的目にとまる鳥であるが,やはり,都市部では,少なくなっている。

(『都市のバードウォッチング・バイブル
      千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
カワセミに会えたけど…

飛びながらチーッと鳴くほか,ツッチー,ツーなどと鳴く。
(『フィールドガイド 日本の野鳥増補改訂版』高野伸二 日本野鳥の会 2007年)
ムクドリ スズメ目ムクドリ科,全長24cm
黒い体にオレンジ色のくちばしとあしが目立つ,スズメよりずっと大きな鳥。
ほおの白い斑は年令により差があり,年をとるにしたがって大きくなります。
ムクドリの名は,ムクノキの木の実が好きなことから名づけられたようです。
公園の芝生などで群れて食べものをさがすムクドリの姿をよく見かけます。
下水処理場やごみ捨て場でハエが大発生したとき,
ムクドリの大群がやってきて退治したという話は各地にあるようです。

 家の戸袋に巣をつくり,こまってしまうことがあります。
ひながふ化して巣立つまで約3週間,
雨戸をしめたままにしておいてやりましょう。
ひなが巣立ったら,部屋の中にダニがはいらないように,
戸袋を殺虫剤で消毒しましょう。

(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)
今日から3月スタートなのに…
帰宅途中で買物をしていると雪がチラチラ降ってきました…

シジュウカラ♂が朝ご飯を食べていました(*^-^*)
全国的に留鳥。
木があれば住宅街にも普通。
秋冬には他種と混群となり,地上で落葉をのけて下の餌を探すことも多い。

(『フィールドガイド 日本の野鳥増補改訂版』高野伸二 日本野鳥の会 2007年)

習性:九州以北で繁殖するが,積雪地では冬期に移動するものが多く,
北海道などでは夏鳥で,南西諸島では冬鳥。
秋から早春には低地の村落付近の林,
低木のある川原や農耕地・公園・広い庭などに単独ですむ。
秋には枯れ枝や電線の上で高鳴きをし,2羽のモズがよく争っているのを見る。

尾をゆっくりと回すように動かして枝や電線にとまり,
地上に獲物を見つけると飛び下りて嘴で捕らえ,またもとの枝などに戻って食べる。
捕らえた獲物を小枝やとげに刺す習性があり,これを「モズのはやにえ」という。

(『フィールドガイド 日本の野鳥増補改訂版』高野伸二 日本野鳥の会 2007年)
モズ
カワラヒワは地上で餌を探していたので枯草が嘴についている(*^▽^*)
市街地や村落付近の雑木林や公園にも普通にいて,
秋冬には川原や農耕地に群れ,黄色い翼を見せて飛ぶ。
夏には庭のヒマワリの種子を食べに来る。
繁殖期にはチュンチュンと鳴きながら独特の浅いはばたきで飛び回る。

(『フィールドガイド 日本の野鳥増補改訂版』高野伸二 日本野鳥の会 2007年)
久しぶりに会えました♪


ジョウビタキ
首をすっこめて日向ぼっこ(*^▽^*)
 ドバトの体色が個体ごとに違うのは,絶えず,
いろいろな形で新しい遺伝子が供給されているためと考えられます。
ドバトが群れているのは,人が一緒に飼うことをしてきたからです。
人を恐れないのも,そいうハトを選抜してきたからでしょう。
もし人を怖がるようだったら,伝書鳩やレース鳩としては失格ですから。

(『身近な鳥の生活図鑑』三上修 ちくま新書 2015年