ユスラウメ
にぎやかなおしゃべりが聞こえてきそうな…(*^ー゜)せり なづな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草
この有名は春の七草に歌われる「ほとけのざ」は,
実はここで紹介したホトケノザではない。
七草の「ほとけのざ」は図鑑ではキク科の
「コオニタビラコ(小鬼田平子(こおにたびらこ))」
とされているまったく別の植物なのである。
コオニタビラコは,地面に広げたロゼット葉が
仏さまの蓮座に似ていることから,
もともとは「ほとけのざ」と呼ばれていた。
ところが,ホトケノザの口のうまさが一枚上手だったのか,
有名な春の七草として歌われていた
「ほとけのざ」の座を見事に奪い取ってしまった。
そして区別するために,七草の「ほとけのざ」は,
正式には「コオニタビラコ」の名が与えられ,
仏どころかついには「小鬼」呼ばわりされるようになってしまったのである。
仏心とは縁どおい厳しい敗者への仕打ちといえようか。
(『身近な雑草の愉快な生きかた』稲垣栄洋、 三上 修 ちくま文庫 2011年)
同じシソ科なんだけど,なんだか寒がりに見える(*^▽^*)
ヒメオドリコソウ シソ科
道端や畑に群れをなして咲いている様子は
見るからに外来の植物のイメージにぴったりです。
どことなくユーモラスなその姿が
一面に広がっているのを見るとおかしな気分になってきます。
草丈は20センチぐらいで,
明治の半ば頃に帰化したヨーロッパ原産の植物です。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
ツバキは東北地方まで分布していますが,
サザンカは四国,九州南部から南西諸島です。
北限は佐賀県神埼郡の天然林とか,山口県とかいわれていますから,
かなり暖かい所でしか見られません。
こういうと,うちの庭にもあるよ,
といわれる本州在住の人も多いことでしょう。
そうです。
これが「天然分布と植栽分布の違い」です。
なぜ,植えたらよく育つサザンカが,
自然には南の方にしか分布していないのでしょう。
……それは,冬に花を咲かせるからだと思われます。
童謡『たき火』で歌われているように,
たき火が恋しくなるほど寒いときに咲いても,
花粉を媒介してくれる虫はまだいません。
霜が降りて,花が傷んでしまうこともありますから,
本州では種子繁殖が難しいのです。
これに対して,ツバキは早春から咲き始め,花期は長く続きます。
でも,やっぱり虫はまだ出て来ません。
どうするのでしょう。
それは,小鳥のメジロが蜜を吸いにやってきて,
花粉を媒介してくれるというわけです。
メジロは花の蜜が大好きで,サクラくらいの小さな花なら,
横から孔をあけて吸ってしまいます。
しかし,これでは,花粉を媒介してもらえないので,
樹木の側から見れば〝食い逃げ〟されたも同然です。
ですから,これを〝蜜泥棒〟といってます。
(『樹木ウォッチング』森本幸裕 日本放送出版協会2002年)
老見花といふことを
思い出でに 何をかせまし この春の 花待ちつけぬ わが身なりせば
今年の春の桜が咲くのを待つことなく死んでしまったならば,
自分は何を老いの身の思い出にしたらよいのだろうか
(幸いに桜を見ることができて,老いの思い出とすることができるよ)。
(『山家集』西行、後藤重郎校注 新潮社 1982年)
今日は「彼岸の入り」&「社日」です。
ポカポカしていてやっと三月らしいな!と陽気です(^。^)
スギナは他の多くの雑草と異なり,シダ植物なので胞子で増える。
ツクシはこの胞子を作る胞子茎であり,
ふつうの植物では花に相当する器官である。
ツクシの穂には,約二百万個もの微細な胞子が入っているといわれる。
六角形の詰まった幾何学模様のツクシの穂が開くと,胞子が飛ぶ時期である。
胞子は乾燥すると四本の糸を四方に伸ばす。
この糸によって胞子は風に乗り,飛び立っていくのである。
(『身近な雑草の愉快な生きかた』稲垣栄洋、 三上 修 ちくま文庫 2011年)
「飛び出す胞子 ツクシの秘密」(ミクロワールド)
木なんですが「クサイチゴ」(*^▽^*)
春の陽気に誘われて日向ぼっこ(*^-^*)
テングチョウは長生きする蝶だそうです。
メジロは甘いものだけでなく
害虫も退治してくれますp(^-^)q
コブシの白さが青空に映える♪
アンズの花の蜜を求めてやって来ますが…
アオジも蜜には興味がない(*´∀`*)
サクラの蕾の様子をみているのかな(*^ー゜)
スズランみたいですよね…別名「スズランスイセン」
オオマツユキソウ(ヒガンバナ科)
お堂しめて居る雀がたんともどって来る
(『尾崎放哉全句集』伊藤完吾・小玉石水編 春秋社 1993年)
今朝はあまり風が吹いていないので撮せました(^_^)v
シダレヤナギ
★ヤナギ科ヤナギ属 ★学名…Salix babylonica ★雌雄異株
『万葉集』にも出てくるシダレヤナギは,中国,
または朝鮮半島経由で伝わったと考えられています。
当時は,サクラとともに奈良の都を代表する樹木でした。
時代は移り,文明開化の中心地銀座に植えられました。
学名は〝バビロンのヤナギ〟という意味ですが,
原産地は中国と考えられています。
マツやサクラとともに銀座を彩ったシダレヤナギは,
さしずめ都市緑化樹木の元祖といえるでしょうか。
その後,マツとサクラは枯れてしまい,シダレヤナギだけが残ったそうです。
ちなみに,銀座という名称は京都の伏見が発祥の地。
しかも,この銀座のヤナギの親は,京都六角堂のヤナギだといわれています。
なんとも不思議な縁があったのですね。
(『樹木ウォッチング』森本幸裕 日本放送出版協会2002年)
日向はポカポカ♪
ドバトがくつろいでいた(*゜∀゜*)
先程のテングチョウと違ってこの春に羽化したのかな?
スモモも咲きだした♪