21年前,ゴーという地鳴りで目が覚めました。
その後の揺れは神戸から遠く離れていても
これはもうどうしようもないと思うほど長く激しかった…
震災後しばらくしてボランティアで神戸市内の小学校に行きましたが
大阪から電車に乗って淀川を越えると風景が変わっていった
その落差に驚いてしまった…。
本は凶器 本本本本本本本本本本本 本の雪崩
(『無援の抒情』道浦母都子 岩波現代文庫 2000年)
地震直後恐れ覗きし窓の外「空白喩」なる静けさがあり
(『無援の抒情』)
野僧草庵は何事なく,親類中 死人もなく,
めで度存候。
うちつけに
死なば死なずて永(なから)へて
かかる憂き目を
見るが佗しさ
しかし災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。
死ぬ時節には死ぬがよく候。
是はこれ災難をのがるる妙法にて候。
かしこ。
*文政十一年(1828)三条大地震の折
親交のあった山田杜暃(とこう)宛の手紙
注)「こう」は「白」に「非」(字体が見つかりませんでした)
(『良寛さんのうた』田中和雄編 童話屋 1995年)
寒の水喉(のみど)ゆっくりすべり落ち生ある者を水は流るる
(『無援の抒情』)
――山陰大震災の報を見て――
突如!起つた大地変に
城崎温泉は灰になつたとふ。
そして,
私のかつての日
つかれ果てた悩みの心を
一夜,
かりそめにもあたためてくれた
あの地蔵の湯は冷水に変つたといふ。
ああ,
私は今,
見舞のすべもわからない。 (大正14年)
(『木山捷平全詩集』講談社文芸文庫 1996年)
カワヅザクラが一輪開いていました。
(『無援の抒情』道浦母都子 岩波現代文庫 2000年)
地震直後恐れ覗きし窓の外「空白喩」なる静けさがあり
(『無援の抒情』)
アオジ
地震は信(まこと)に大変に候。野僧草庵は何事なく,親類中 死人もなく,
めで度存候。
うちつけに
死なば死なずて永(なから)へて
かかる憂き目を
見るが佗しさ
しかし災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。
死ぬ時節には死ぬがよく候。
是はこれ災難をのがるる妙法にて候。
かしこ。
*文政十一年(1828)三条大地震の折
親交のあった山田杜暃(とこう)宛の手紙
注)「こう」は「白」に「非」(字体が見つかりませんでした)
(『良寛さんのうた』田中和雄編 童話屋 1995年)
寒の水喉(のみど)ゆっくりすべり落ち生ある者を水は流るる
(『無援の抒情』)
ツグミ
大地変――山陰大震災の報を見て――
突如!起つた大地変に
城崎温泉は灰になつたとふ。
そして,
私のかつての日
つかれ果てた悩みの心を
一夜,
かりそめにもあたためてくれた
あの地蔵の湯は冷水に変つたといふ。
ああ,
私は今,
見舞のすべもわからない。 (大正14年)
(『木山捷平全詩集』講談社文芸文庫 1996年)
カワヅザクラが一輪開いていました。
キジバト
シジュウカラ
ヤマガラ
イカル
メジロ