2016年1月14日木曜日

平年並みといっても…

今朝は平年並みの気温だとか
でも,今までが暖かすぎた…
昨日の時雨が凍ったのかな(・・?
指環凍つみづから破る恋の果
(『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など 句集「春雷」「指環」』鈴木しづ子著 河出書房新社 2009年)
 巻第七(譬喩歌) 1375
朝霜の消易(けやす)き命誰(た)がために千歳(ちとせ)もがもと我(あ)が思(も)はなくに

朝霜のように消えやすい命を,あなた以外の誰のために,千年も長らえたいと,私は思うことでしょうか。
▽あなたに逢える日まで我が命よ長かれと祈る歌。
(『万葉集(二)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2013年)
蒲公英や細工にすべき花の形(かた)
(『仰臥漫録』正岡子規 岩波文庫 1983年)
寒梅や梅の花とは見つれども
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)
ひょこひょこ歩くワンちゃんが可愛いなと
カメラを向けると,片足上げて…(*^▽^*)

どの草も犬の後架(こうか)ぞ散(ちる)紅葉(もみぢ)

後架―便所。
(『新訂 一茶俳句集』丸山一彦校注 岩波文庫 1990年)
ヤブツバキから蜜が流れていました。
ヤブツバキは「鳥媒花」なんですね。
蝶などがいない冬の寒い時期に咲いていてもメジロが来てくれる。
柳ではありませんが(*^▽^*)

川蝉の魚を覗(うかが)ふ柳かな
(『仰臥漫録』正岡子規 岩波文庫 1983年)
高い木の上にいたのでシメかなと思ったのですが…
初めて出会ったイカル
大きくて太い嘴ですよねp(^-^)q
イカルは夫婦仲がとってもいいそうですよ(*^-^*)

近づけなかった…ジョウビタキ
エナガに会えました♪
よく挨拶をする方と出会ったので
紹介すると「小さな鳥ですね!」とビックリされていました。
コゲラも一緒にいました(^-^)
啄木鳥の声のさびしさ飛び立つとはしなく啼ける声のさびしさ
(『新編 みなかみ紀行』若山牧水著、池内紀編 岩波文庫 2002年)
別の方は小さいのに尾が長いのにもビックリされていました(o^^o)

ヤマガラも一緒にいました(*^-^*)
木々の葉が落ちたこの冬の季節は
小鳥たちは混群を形成して互いに助け合っていますp(^-^)q
ですから1羽を見つけたら他にもいないか辺りを見まわすといいですよ(^_^)v
こうやって両足を揃えているのは
食事中です(^。^)
シジュウカラは別グループです。
シジュウカラも混群の仲間入りをしていることが多いです。
   散歩

誰も居てはいけない
そして樹がなけらねば
さうでなけらねば
どうして私がこの寂しい心を
愛でられようか
(『定本原民喜全集Ⅲ』青土社 1978年)
ジョウビタキは,この時期,単独行動です。

 鶲 ひたき  尉鶲(じょうびたき) 火焚鳥(ひたきどり) 紋鶲(もんびたき) 馬鹿っちょ
[名前の由来・文化] ジョウビタキの名の由来は,「上等な鶲」からとするものや,
頭が銀灰色なので「尉(翁)のような鶲」とする説もある。
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
冬が穿(は)く沓(くつ)かと見れば嘴(はし)太きからすなりけり落葉の林
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)

ハシブトガラスは臭いに鈍感だそうです。
ポケット図解 鳥の雑学がよ~くわかる本』(柴田佳秀 秀和システム 2006年)
から抜粋すると

ハシブトガラスが狙うのは,主に生ゴミです。
紙ばかりが入っているような袋には目も向けません。
例えば,たくさんの飲食店がある銀座や渋谷の繁華街には,
ハシブトガラスが毎朝やってきますが,
証券会社の立ち並ぶ兜町のゴミ置き場には,ほとんど姿を見せません。
兜町のゴミは,紙ばかりで食べるものがないことを知っているのでしょう。


宇都宮大学の杉田昭栄教授の専門は解剖学で,ハシブトガラスの脳の研究をされています。
それによるとハシブトガラスには,臭いを感じる「嗅球」という部分がほとんどないということです。


ハシブトガラスが食べ物を探す方法は目だといわれています。
ハシブトガラスは目がとてもよく,視覚で食べ物を探していると考えられています。
この事実は,ハシブトガラスのゴミ荒らしに大きく関係していて,
ゴミ袋が半透明になってからゴミ荒らしの被害が増えているのはそのためです。
また,ハシブトガラスの目には特定の色の波長を強調して見える構造があり,
好物の肉などの赤い色に強く反応しているらしいのです。