2015年12月25日金曜日

クリスマス寒波なんて言葉もあったのだけど…

成長できなかったのかな(・・?
りんご四つに切りこども二人あるもよろし 荻原井泉水 

『日本の詩歌19』(中央公論社 昭和44年)の解説に

「りんご四つに切り」 昭和十三年一月,家族をつれて稲村碧鯨荘に滞在した。
井泉水夫婦と二児の四人。
四つに切った林檎は余りもしないし,足りなくもない。
みんな仲よく四分の一ずつである。
「本当によかったな」と,新年の喜びを新たにするのであった。
出かける時は時雨れていていましたが…

 時雨れても中なかぬくき庵(いほり)かな
(『井月句集』復本一郎編 岩波文庫 2012年)
   ここに酸素湧く泉ありクリスマス

 胃の心配もなくなつたので三月余りで退院したら再び呼吸困難で十二月半ば入院した。
リカバリーは女三人に男一人,そこへ私が加わつた。何回もの入院で一番賑やかな一室だつた。
クリスマスには,クリスチヤンであると否に関りなく小さなクリスマスケーキが配膳で出る。
国立病院が特定の宗教に奉仕するのはどんなものかとは誰もいはない。
貧しい予算の中から生まれたケーキである。
クリスマスは日本の歳暮の行事で宗教とは関りない。
 クリスマスといふ季題は俳句では極めて多用される。
俳人がこの社会現象に興味をもつてゐるからだが,俳人はケーキにひかれるかけではない。
クリスマスといふ季題は宗教としてのクリスマスとしての原意を失つはゐないのである。
 呼吸困難になると肺は何かに圧迫されたやうに苦しくなる。
何を以つてしても代替されない苦しさだ。
酸素を吸ふと奇蹟のやうに楽になる。
あの水泡音が泉のやうにひゞいてくる。
クリスマスの夜の,消燈後のくらやみの中できく泉の音,私は今もその泉を離れられない。
(『波郷句自解 無用のことながら』石田波郷 梁塵社 2003年)
ひつそり咲いて散ります
(『山頭火句集』 村上護 編 ちくま文庫 1996年)
 山茶花に新聞遅き場末哉
(『子規句集』高浜虚子選 岩波文庫 1941年)
コゲラに会えました♪

キツツキの長い舌」(小学3~6年)で害虫を逃がしませんよp(^-^)q
北の風かすかに吹きて椿の葉枇杷の葉光り繍眼児(めじろ)よく啼く
(『若山牧水歌集』若山喜志子選者 岩波文庫 1936年)
眼白 めじろ 目白(めじろ) 目白押し
  繍眼児(しゅうがんじ) 眼白捕り

[名前の由来・文化] 名は目のまわりが白いことによる。
別名の「繍眼児」は目のまわりを白糸でかがったように見えるため。
古くから飼い鳥として愛好され,鳴き合わせも盛んに行われたが,
現在では原則的に野鳥を飼うことが禁止されている。
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
ヤマガラがキツツキのように木をつついていました(*^▽^*)

 山雀の高音に成るもわかれ哉  去来
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
朝ご飯はなにかな(・・?
一直線だ!p(^-^)q
朝ご飯が潜んでいるみたい(^_^)v
出かける時は時雨れていて曇り空でしたが
青空がのぞいてくれました(*^-^*)
歩いていると, 風が吹いていないのに雨粒が…
見上げるとスズメ(*^-^*)
昨日,スズメの起源はアフリカだと
ポケット図解 鳥の雑学がよ~くわかる本』(柴田佳秀 秀和システム 2006年)から引用しましたが
スズメを見ていると失礼ながらそんなに遠くまで飛んでいけるのかなと(*^ー゜)

新潟県で標識がつけられたスズメが静岡県で回収された例があり,
スズメも私たちが思っているよりダイナミックに移動していることがわかっています。

と書かれていて
スズメは毎年2回繁殖し,親鳥の2倍以上のヒナが巣立っていきます。
もしこれらのヒナがその場所にとどまっているとすれば,スズメだらけになってしまうでしょう。
しかし,実際にはそんなことはありません。
ということは,スズメの若鳥はどこかに立ち去っていることになります。

アオジ
 「怪しい奴がきた」と仲間に知らせているのかな(*^ー゜)
目の周りが黒っぽいのは…
雄のアオジ
「クリスマス寒波」という言葉があるのだけど
今年は,明日から寒波が襲来するようです…