2015年12月13日日曜日

穏やか天気(*^。^*)

巻第十一(正述心緒) 2395
(ゆ)き行きて逢はぬ妹(いも)ゆゑひさかたの天露霜(あまつゆしも)に濡れにけるかも

はるばる行って,逢えないあなたなのに,(ひさかたの)天からの露に濡れてしまったなあ。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年)

クヌギの殻斗(かくと)を覗きこんでいるのは
シジュウカラです(*^。^*)
殻斗の中に虫でもいるのかな(・・?



また会えたけどすぐに飛んで行った…
今日はシジュウカラによく会えます♪
朝ご飯を食べているみたい…

幼虫かな(・・?
十二月の句帖の余白そのままに
(『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』鈴木しづ子 河出文庫 2009年)
    なやみに就て

腫物さんらん
みはやせほそり
木木の落葉のひるがへる
はつ冬の日のさみしさに
腫物はうづく刹那の金
腫物はくんじ
そら冴え
にくたいひかりをもよほし
いちねんの愛の膿汁
(うみ)滴る
(『山村暮鳥全詩集』彌生書房 昭和39年)

日に乾く露も見らるゝ紅葉かな
(『井月句集』復本一郎編 岩波文庫 2012年)

   

秋はあかるくなりきった
からだのなかにひとつの花がみえる
花よくづれるな
つつましく気をはってをれ
(『八木重吉全詩集2』ちくま文庫 1988年)
巻第九 羇旅歌 421  素性法師
手向けにはつづりの袖もきるべきに紅葉に飽(あ)ける神や返さむ

手向けには,この私の粗末な衣でも切って幣(ぬさ)として捧げるべきですが,
紅葉に満ち足りた神さまは受け取ってくださらずにお返しになるでようか。
○つづり 布地を継ぎ合わせて作った着物。転じて,粗末な着物,僧衣。
(『新版 古今和歌集』高田祐彦訳注 角川ソフィア文庫 2009年)

男をも灰の中より拾ひつる釘(くぎ)のたぐひに思ひなすこと
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)
アオジ

夕食の時に仮歯がポロリと外れた…
明日は,リハビリ散歩に行けないかな(-_-;)