青空に雲が浮かんでいます…
風の動きがはやいようで,直ぐに形を変えていました。
柿くふや遠きかなしき母の顔
(『波郷句自解 無用のことながら』石田波郷 梁塵社 2003年)
意外と知られていないようなのですが…
織部好みの灯籠があります。
京都の北野天満宮にもひっそりと立っています。
青空を見上げて何を考えているのかな…
猫の飯相伴(しやうばん)するや雀の子
(『新訂 一茶俳句集』丸山一彦校注 岩波文庫 1990年)
石蕗や質素を旨と生きし頃
(『俳句で綴る変哲半生記』小沢昭一 岩波書店 2012年)
梅もどき赤くて機嫌のよい目白頬白
(『山頭火著作集Ⅳ 草木塔』潮文社 昭和46年)
(『山頭火著作集Ⅳ 草木塔』潮文社 昭和46年)
鴉啼いたとて誰も来てはくれない
(『山頭火句集』 村上護 編 ちくま文庫 1996年)
(『山頭火句集』 村上護 編 ちくま文庫 1996年)
ただひと葉銀杏散りきぬこの木いまくづるるといふ兆(きざし)の如く
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)
コスモスや若しときは涕けざりき
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)
ほんの少しだけ翅を広げてくれたけど…
ムラサキシジミ
秋晴れの蝶とぶ畑に居るわれの身よりふはりと何か発(た)ちゆく
(『沢口芙美歌集』砂子屋書房 2009年)
(『沢口芙美歌集』砂子屋書房 2009年)