2025年10月11日土曜日

検査の後、京都国立博物館~大仏殿跡

朝一番に血液検査と尿検査を受けました。
朝食抜きなので病院内の喫茶室でモーニング
待ち時間などに読んでいた本が『書きかけの… ことばの岸辺で
読んでいてヘ~ッと思ったのが
はっぴいえんどはメンバーはみんな、そんな風だった。
4人のうち鈴木茂を除く3人が下戸、という共通点はあったけれど


京阪七条で下車。
地上に上がって、普段何気に見ていたのですが
鴨さんが教えてくれたことがあります。

七条大橋」(2014年10月20日 月曜日)

七条大橋。

四条大橋や五条大橋などと比べると
何気なく通り過ぎる印象です。


明治時代の設計で大正2年の竣工。
ということですでに100年頑張っている超ベテランで
鴨川にかかる橋としては最も古い橋。

日本初の鉄筋コンクリート・アーチ橋として
土木遺産としても認定されているそうです。

何気なくすごいものがありました
(^^)

七条大橋(しちじょうおおはし)」(文化遺産オンライン)
坂道を上がっていくと奈良ではないのに「大仏前(だいぶつまえ)交番」(^_-)
地名には、歴史があるのでむやみに変えるのには疑問!
入館して振り向くと「三十三間堂

奥に見えるのが「南大門

意識して見るようになったのは
ブラタモリ「京都 国宝・三十三間堂SP▼超拡大版!なぜ800年守られた?」(9月20日放送)
のおかげです(^_^)v
 三十三間堂にも参拝したかったのですが
夕食の買い物をするために3時までには帰宅しないといけないので
また、別の日に訪ねたいと思います。

平成知新館」への真っ直ぐな道を歩いて行くと
明治古都館(旧 帝国京都博物館 本館)・表門(西門)」(重要文化財)
特別展「宋元仏画─蒼海(うみ)を越えたほとけたち」が開催されています。
土曜日でしたが、ゆっくり見ることができました。
展覧会チラシ(PDF)
短眼鏡でご覧になっているかたが何人かおられました(ホシイナァ)。

ブラタモリで三十三間堂の観音様の持ち物に髑髏があったのが気になっていたら
千手観音像の持ち物にやはり髑髏がありました。
鬼神降伏の髑髏」(『図説 歴史散歩事典(旧版)』)

日曜美術館「宋元仏画 東アジア仏教絵画の最高峰」で紹介されていました。
宗元仏画について知識がなかったので事前学習になりました。
国宝「孔雀明王像」は、迫力がありました。

特別展図録「宋元仏画─蒼海を越えたほとけたち
欲しかったのですが、このあと持って歩くのは辛いなと思い諦めました(T_T)
遠くに、高い白いロウソクが見える(^。^)

京都タワーについて」(吉海直人 同志社女子大学)
完成したのが「ちょうど東京オリンピックが開催された年(昭和39年)」なんですね。
タモリさんがビックリしていた巨石の石垣

第6章 都を大改造する
 大仏殿の造立 


 東山山麓、現在の京都国立博物館の北、大和大路に沿った東側に巨石を使った石垣跡が残っている。
秀吉の命で作られた大仏殿(方広寺<ほうこうじ>)の石垣である。
その名が示すように、永禄10年(1567)の兵火で焼失した奈良東大寺の、京都での再建を意図したものだった。
天正4年(1586)以来、諸国の大名、京都の民衆を動員した大建築事業で、文禄4年(1595)になってようやく完成した。
本尊の大仏座像は高さで奈良の大仏を上回る18メートルという巨大なものだが、工期短縮のため木造仏に漆喰(しっくい)を塗って作ったといわれている。
漆喰仏は中国明の技術を採用したものだが、これが裏目に出て、第二期伏見城を壊した文禄伏見地震で大破した。
(『京都<千年の都>の歴史』高橋昌明 岩波新書 2014年)
 慶長2年(1597)9月、大仏殿の前で明・朝鮮の戦死者鎮魂のための施餓鬼会(せがきえ<餓鬼道にあって苦しむ一切の衆生に食物を施して供養する法会>)がおこなわれた。
このとき首級のかわりにもち帰った大量の朝鮮の人びとの鼻が、「大仏の近所」に埋められ塚が築かれる(『義演准后(ぎえんじゅごう)日記』)。
方広寺の門前、正面通南側にある巨大な耳塚(みみづか)がそれにあたる。
この施餓鬼は鎮魂をうたっているが、第二次朝鮮出兵の戦局が悪化の一途をたどっていたので、日本軍の優勢と秀吉の「慈愍(じびん<憐れみ>)の心」を、国内向けに宣伝する意図で実施された(『鹿苑目録』)。
(『京都<千年の都>の歴史』高橋昌明 岩波新書 2014年)
豊国(とよくに)神社から見ています。
 
耳塚
(赤←)の向かい(黄緑→)にあるのが
甘春堂

前に来たときは「季節の和菓子」と抹茶のセットをいただきました。
今日は、ブラタモリで紹介された「大仏餅」と抹茶のセットをいただきました。
大仏餅が二つついてきたので一個はお土産にしました(^_-)

街歩きに携行した本は『松本隆 言葉の教室
病院で読んでいた本と違うのですが、こちらは文庫本です。
街歩きにはできるだけ軽量化をすることに(カメラも単焦点の50mmレンズ)。
本の中に
コツは説明をしすぎないこと。余白を持たせる。間とか隙間が大事。
朝ドラ「ばけばけ」のタイトルバックをノンクレジットで見るとなおいっそう素敵だなと思う。
スタッフの方は文字が小さいと言われるのは覚悟でしていると思うなぁ

ブラタモリで上高地を特集していて懐かしかったです。
朝ドラもブラタモリのように出演者などのクレジットタイトルを最後に出せばいいのにね!
お店に
都名所圖會 大仏餅屋図」(国書データベース)

別の本には
花洛名勝図会 大仏餅店」(国際日本文化研究センター)
国家安康」と「君臣豊楽」の文字
大阪の陣」(小学6年)

  方広寺鐘銘問題と東福寺 

 …前略…

ぼくが不思議におもうのは、あれだけ鐘銘が騒がれたにもかかわらず、釣鐘そのものは破却されることなく、今日ももとの寺域の一かくにある方広寺の鐘楼に下っていて、いつでも見ることができる。
このことも鐘銘事件の目的がよく示されている。
なおこの鐘楼は明治時代に再建されたもので、鐘はしばらく野ざらしになっていたという。

 …後略…

(『京都の歴史を足元からさぐる 洛東の巻』森浩一 学生社 2007年)
タモリさんたちも通った細い道

この道は方廣寺・豊国神社の厚意ある許可を得・茶屋町々内會・大佛正面會及付近在住有志の寄金で建設し方廣寺に寄進したものであります。
通行の方々はこの趣旨を御理解願い少しでも生活環境を良くする為にこの道を大切にする事にご協力下さい。
昭和四十八年七月
         茶屋町々内會
バイクは走行及び通行禁止です。
自転車は降りて通行して下さい。
大仏殿平面復元図

京の大仏さん-方広寺大仏殿跡の調査-」(京都市埋蔵文化財研究所・京都市考古資料館)

方広寺大仏殿の復元」(大林組)
 大仏殿跡緑地公園 

 かつてこの地には、豊臣秀吉が奈良東大寺にならって創建し、その後秀頼が再建した方広寺の大仏殿が、偉容を誇って建っていました。
現在の緑地はその中心部分にあたり、2000年に遺構(いこう)の状態を確認するための部分的な発掘調査が実施されました。
調査の結果大仏殿の正確な位置が判明し、その規模も南北約90m東西約55mという、現在の東大寺大仏殿をしのぐ壮大さであったことがあらためて確認されました。
発見された遺構は地下に埋め戻して大切に保存し、小舗石や板石などで位置を地表に明示しています。
 京都市建設局緑政課
もう12時もかなりすぎたのでお昼を食べようとテクテク歩いたのですが
最初に思っていた店がお休み(T_T)
で、そのままテクテク歩いて行き
入ったお店で念願の「カレーラーメン」をいただきました(^_^)v
カレーラーメンが来たとき怖じ気づいた(^_^;
今にも溢れそう…
うどん屋さんやそば屋さんで提供される紙のエプロンが出なかったのでユックリゆっくり食べました。
麺もドッシリと入っていて食べきれるかなと思ったけど完食。
2011年に退院するとき栄養士さんに
ラーメンを食べてもいいけどスープを全部飲まないようにと注意されていたので
少し、スープを残しました(^_-)
カレーラーメンを食べたのは「中華 六波羅飯店」(六波羅蜜寺が近いです)。
以前、とり天定食を食べて美味しかった。
近くにある、おしゃれなお店には外国の方が大勢いたけどここは静かでした(^_-)
昔、中国語の「飯店」は、ホテルの意味だと言われたけど
最近は、レストランという意味でも使われるそうですね。
中国語と日本語、同じ、漢字を使うけど意味が違っていることも…
5分番組ですがEテレ「漢字ふむふむ」が面白いです。

2 件のコメント:

  1. こんばんは~

    土曜日に、先だってのブラタモリさんの行かれた大仏殿石垣ああたりの街歩きをされたんですね。
    最後の三十三間堂の観音像、とても良かったです。
    Kazeさん、京阪七条はお近いから良いですね。(#^.^#)

    大仏餅もブラタモリで初めて知りました。
    お抹茶と美味しかったと思います。

    びっくりなカレーラーメンです。(#^.^#)
    こちらも完食とのこと。。
    ようやく涼しくなって食欲の秋に、
    街歩きをすれば、食欲も増しますね。

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    1. カイさんおはようございます(^^)/
      検査の後、どこに行こうかと考えていたら
      京博で宗元仏画の特別展があり、
      ブラタモリで紹介されていた大仏殿の跡を訪ねようと思いました。
      何度か訪ねていながらまだまだ知らないことがあります。
      大仏餅は、前にお店に入っていながら知らなかったです。
      今度は、三十三間堂をブラタモリで知ったことを参考に訪ねたいなぁと思っています。
      3時までに帰宅する段取りで行動するのですが、
      京阪沿線に住んでいるで京都の街歩きを楽しめています(^_^)v

      >びっくりなカレーラーメンです。(#^.^#)
      カレーラーメンが目の前に現れたときは、本当にビックリしました(^_^;
      退院後、街歩きをしていた時は、できるだけ少ない量を食べようとしていましたが、
      今は、食欲に負けています(^^ゞ

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