2023年10月15日日曜日

雨上がり

雨が上がってヒンヤリしていると思ったら
歩いている間に暑くなりました
こちらはそんなに降らなかったけど

関東沿岸部で雷伴った非常に激しい雨のおそれ 浸水など注意を」(NHK)
モサド(イスラエルの情報機関)がハマスの攻撃を察知できなかったのか不思議でしたが

イスラエル奇襲「インテリジェンスの失態」、米長官も認める…モサドやCIAのハイテク頼み「あだ」〟(読売新聞 10月14日)
ハマスは情報漏れを防ぐため、電話やネットは使わず、
地下などで少人数に絞って対面で計画を協議した可能性があると伝えられている。


アナログな方法で情報が漏れなかったようです。

イスラエル軍 大規模な地上侵攻の可能性高まる」(NHK)
このまま地上戦になるとさらに阿鼻叫喚の地獄となる。

イスラエル軍がガザ地区北部の住民に対し南部に退避するよう通告したことについてWHO=世界保健機関は、
14日、声明を発表し「患者や医療従事者の強制的な退避は
現在の人道上、公衆衛生上の大惨事をさらに悪化させるだろう」として強く非難しました。


今までにイスラエル兵によって拘束されたり、殺されたりしているパレスチナの人たちは

ガザに安全な場所はどこにもない。私は避難せずに私たちの土地で死ぬ。従順な犠牲者になるつもりはない」(ラジ・スラーニ弁護士)
「核のごみ」処分地選定 国の審議会で対馬の議論に意見相次ぐ〟(NHK 10月13日)

原発を再稼働させることで核のごみは溜まり続けています。

使用済燃料の貯蔵状況と対策」(電気事業連合会)
私の住んでいる関西電力は80%を超えているようです。

第6章 受益圏と受苦圏の分離がもたらす不公正問題
 ◆金銭的供与による自立性の喪失


 もちろん、受苦をこうむる人びとに補償すること自体は、必ずしも否定されるべきことではありません。
受益圏の受益を、受苦圏に環流させることは、被害を緩和・救済するためにも重要です。
しかし、金銭的な利益供与によって地元の合意を形成しようとする手法は、様々な問題がともないます。
(『核のごみをどうするか もう一つの原発問題』 今田高俊、寿楽浩太、中澤高師 岩波ジュニア新書 2023年)
 まず、経済的な見返りを目当てにして施設を受け入れることにより、環境破壊や健康被害のリスクが貧しい地域へさらに集中してしまう問題が指摘できます。
先に述べたように、原子力関係の施設にかぎらず、有害廃棄物の処分場のような施設は、貧しい人や人種的なマイノリティが多く住む地域に建設される傾向があります。
こうした傾向は、とくに受益圏・受苦圏の「分離」という問題をともなう場合には顕著になります。
日本における原子力発電所の立地は過疎地の農漁村部や経済的に豊かでない自治体に偏っています。
こうした自治体は、交付金や地元還元施設、関連産業の誘致という観点から原子力発電所を受け入れやすい傾向があるためです。
核のごみ処分場にともなう交付金も、税収や予算規模の大きい都市にとってそれほど魅力的ではないかもしれませんが、人口が少なく産業不振に苦しむ自治体にとっては少なくない額に映るでしょう。
経済的な利益供与と引き換えに環境リスクにともなう開発・施設建設の受け入れを迫ることは、受益権と受苦圏の分離に格差を介在させる契機となり、社会的・経済的弱者により大きな環境リスク・被害を負わせる環境的不公正を生じさせます。
 また、経済的補償とのパッケージ化は、地域社会の自立性を喪失させてしまうかもしれません。
原子力発電所の立地地域においては、原子力発電所からの交付金や税収に地域経済・財政が依存してしまい、自治体としての自立性が失われる問題が指摘されてきました。
こうした経済的補償のパッケージ化による地域社会の自立性の喪失は、民主的な議論を阻害してしまいます。
核のごみ処分場のような施設の受容をめぐっては、受益者の責任、地層処分という手法の是非、安全性、地域社会への社会的側面を含めた影響など、広範な争点について民主的な議論をしたうえで意思決定される必要があります。
しかし、施設建設と経済的な利益供与がセットにされることで、さらなる交付金や税収の獲得とその分配の問題が議論の中心となり、ほんらい議論すべきことがらが議論されなくなってしまいかねません。
 このように、経済的補償による地元への利益の供与は、地元有力者を中心とした推進派を形成することで反対派の意思表出を弱め、紛争過程を建設推進者の優位に進める機能を果たします。
同時に、受苦を弱者に押しつける環境的不公正を悪化させ、受苦圏におけるより本質的な民主的な議論を阻害する方向に作用すると言えるでしょう。
利益供与は、地元の反対を抑え込もうとする建設推進者の立場からは有用な手法であるかもしれませんが、受益圏・受苦圏論の観点からは重大な問題をはらんでいると言わざるをえません。
 将来世代にも影響がおよぶ

 受益圏・受苦圏を時間的に拡張すると、まだ生まれていない将来世代が受苦圏として浮かびあがります。
核のごみは、千年、万年という単位の超長期にわたる安全性が問われる問題です。
ここには、現在世代の電力消費という受益のために、将来世代に危険性を押しつけるという、受益圏と受苦圏の時間的な分離がみられます。
将来世代にためにも処分場を建設して核のごみ問題を解決しなければならない、という主張もありますが、地層処分においても超長期間にわたり汚染の発生可能性に対処しなければなりません。
まだ生まれてさえいない将来世代は、受苦をこうむるとしてもいま現在は声をあげることができません。
世代間の環境的公正を実現するために、現在を生きるわれわれの責任が問われています。
(『核のごみをどうするか もう一つの原発問題』 今田高俊、寿楽浩太、中澤高師 岩波ジュニア新書 2023年)
今朝の父の一枚です(^^)/
モズを写せました。

✤飛び下り捕食法

 東京では、多摩川や江戸川の河川敷をはじめ、皇居や新宿御苑、代々木公園、水元公園などの広々とした緑地でも姿を見かける。
秋には、普通の住宅地にも飛来し、テレビアンテナや電線などのよく目立つところにとまり、キチキチキチ……とよく響く声で鳴く。
これを〝モズの高鳴き〟という。
 モズは、一定の縄張りのなかを、獲物をさがしながら移動し、地上や空中の小動物を襲って捕らえる習性がある。
そのときの獲物の捕獲方法は、大きく次の四通りに分けられる。

 ①飛び下り捕食法(杭などに止まり、じっと地上の獲物を探し、飛び下りて捕らえるもの。獲物の急所である首や胸などを鋭い嘴でくわえてしまう)
 ②飛びつき捕食法(空中を飛ぶ昆虫などに飛びついてフライングキャッチする方法)
 ③追跡捕獲法(小鳥類などを追いかけて捕らえる方法。冬季にエサ不足が深刻になると、スズメやホオジロ、アオジなどを捕食する)
 ④ほじくり物色法(冬季にエサが不足し、獲物のうごきがないようなとき、地上におりて、落ち葉などをひっくり返して探しだす方法)

 これらの中で、最も一般的な捕獲方法は、①の飛び下り捕食法である。
杭や木の枝などに止まって、地上の獲物の急所に狙いをつけて襲いかかるには、神経を一点に集中させる必要がある。
スズメやムクドリのようにさわがしく群れで採餌(さいじ)していたのでは、獲物を捕らえることは困難である。
(『都市鳥ウオッチング 平凡な鳥たちの平凡な生活』著:唐沢孝一、絵:薮内正幸 ブルーバックス 1992年)