今朝は、気温も昨日よりも上がって歩いているとポカポカしてきました。
雲もほとんどなく青空が広がっていました。帰るときに白バイに出会いました。
男性の警察官はよく見かけますが、女性の警察官でした。
少子化が進む中、警察官への志願者が減少しているそうです。
人手不足なのは…
最近、熊が出没して死傷者が出ています。
原因の一つにドングリの不作があるようですが、
ドングリは、豊作と不作が、周期をもって繰り返されます。
「ドングリの豊凶 -コナラ種子生産について-」(岐阜県森林研究所)
ドングリの不作というよりも熊が町中に出てくることができるような隠れ場所があること。
過疎化や高齢化が進み、作付けされなくなった「耕作放棄地」の増加があるそうです。
「県内でクマが急増 背景は?」(NHK 仙台局)
「耕作放棄地の現状と課題」(農林水産省 平成19年3月)今日、10月31日はハロウィンなのですが、以前、転記した(2022年10月31日)本にあったのが
◆宗教改革記念日(10月31日、または直前・直後の日曜日) Reformaition Day
16世紀初頭、ルターによって宗教改革が始まったことを記念する日。
中世以降、しだいに広がっていたローマ・カトリック教会内部の腐敗は、16世紀初頭にはかなり深刻なものになっていた。
なかでも教会の堕落を端的に示したのは、サン・ピエトロ大聖堂の改修工事の財源として認可された贖宥(しょくゆう)状(免罪符)の発行である。
この乱発を憂えて、ドイツのアウグスティヌス修道会の司祭でヴィッテンベルク大学の神学教授だったマルティン・ルター(1483―1546)が、1517年の諸聖人の日の前日(10月31日)、「九十五箇条の提題」という文章をヴィッテンベルク城教会の扉に啓示した。
世にいう宗教改革運動の始まりである。
これをきっかけに、ローマ・カトリック教会を離れて、現在「プロテスタント」と総括される諸派が誕生することになった。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷凉子 講談社学術文庫 2016年)
徐々にドイツやルター派の枠を超えて世界各地に広まっていき、現在、多くのプロテスタント教会が10月31日に近い日曜日を「宗教改革主日( Reformation Suday )」として守っている。
また、イングランド聖公会では2000年祈禱書において、この日をマルティン・ルターの記念日としている(ルター派教会におけるルターの記念日は、命日の2月18日)。 スロヴェニアでは法定休日。
ドイツでは、ブランデンブルク、メクレンブルク・フォルポンメルン、ザクセン、ザクセン・アンハルト、チューリンゲンといったプロテスタント勢力の強い州のみが祝日としている。
近年プロテスタント信者がぞうかしつつある南米チリでは、2008年からDía Nacional de las Iglesias Evangélicas y Protestantes (英語で National Day of the Evangelical and Protestant Churches /プロテスタント教会の日)という名称で休日となった。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷凉子 講談社学術文庫 2016年)ルターもナチスに利用されたそうです。
第5章 ことばを受けとめる
ユダヤ人とルター
ヨーロッパのいろいろな都市を訪れると、中世のユダヤ人通りや街区に案内されることがある。
多くは第二次世界大戦後に復元されたものだが、路地の入り口は厚い木の扉で閉ざされ、階を重ねて突き出る窓の列を見上げていると、ユダヤ人たちがいかに逼塞した生活を強いられていたかが察せられて、胸が痛む。
街区であったとしても、市の城壁の外に追いやられた。
通りや街区がない都市は、ユダヤ人の居住を一切認めなかった。
民族の伝統であるユダヤ教を守り信じるユダヤ人たちは、中世のキリスト教的一体世界では周縁の存在だったのである。
(『マルティン・ルター ことばに生きた改革者』徳善義和 岩波新書 2012年) ユダヤ人のキリスト教への改宗は、ルターの生涯の課題であった。
1523年に書かれた『イエス・キリストはユダヤ人として生まれたことについて』という小著作がある。
かつてローマ・カトリック教会が支配していた時代には、キリストの福音は正しく教えられていなかった。
だから、ユダヤ人はキリスト教に改宗するのが困難だったのだ。
このように論じるルターは、ユダヤ人として生まれたイエス・キリストの説いた福音が、宗教改革によって明らかにされた以上、ユダヤ人もいまやキリストの教えの下に身を寄せることができるだろうと説く。
しかし、それから20年の歳月を経ても、ルターの期待することはほとんど起こらなかった。
自らの楽観を悟ったルターは、一転、ユダヤ人の頑迷さを激しい口調で批判した。
老いの短気のせいでもあろうか。 その著作『ユダヤ人とそのいつわりについて』が、400年も後になって、反ユダヤ主義に利用されることになろうとは、ルターはおろか、誰も想像しなかっただろう。
ナチスはルターをドイツの英雄と称揚したうえで、その主張の一部を都合よく抜き書きし、反ユダヤ主義の宣伝に利用したのである。
「ユダヤ人はキリスト教世界に住むべきではない、その会堂はキリスト教世界に存在してはならない」などである。
ユダヤ人は強制的に排除され、会堂は焼かれた。 こうした悪用についての責任をルターに問うのは酷であろう。
しかし、悪用の元となる発言をした事実は消えない。
どのような文脈や意図によるものにせよ、その言葉はルターの言葉である。
伝記ではあまりふれられないが、ルターの限界を示すものとして、やはり明記しておかねばならないことである。
(『マルティン・ルター ことばに生きた改革者』徳善義和 岩波新書 2012年)今朝の父の一枚です(^^)/
今日もモズに出会えて喜んでいました。
✤ 求愛の行動
モズの繁殖は、早い時には、2~3月のまだ雪のあるころに開始することもある。
また、普通は4~6月頃にいったん平地で繁殖し、その後に、山地に移動して2度目の繁殖をするようである。
モズの繁殖行動は、たいへん興味深く、見ていても飽きることがない。
繁殖期になると、縄張りを確保するために、オス同士の争いが激しくなる。
縄張りのなかに入ってくるオスは追い出し、メスを待ち受けて求愛する。
オスはメスに向かって、過眼線の黒い部分を印象づけるかのように頭を左右に振り、下向きに広げたが翼をこきざみに振るわせながらメスにせまる。
オスによるこの求愛の行動を〝説き伏せ行動〟ともいう。
…つづく…
(『都市鳥ウオッチング 平凡な鳥たちの平凡な生活』著:唐沢孝一、絵:薮内正幸 ブルーバックス 1992年)