梅雨があけたようです
「中国地方と近畿、東海が梅雨明け 東北と関東中心に大気不安定」（NHK)
「東北～東日本 非常に激しい雨おそれ 東北は土砂災害に十分注意」（NHK)
「線状降水帯 半日程度前の警戒情報“まだ技術が未成熟”気象庁」（NHK 7月19日）
線状降水帯については、ここ数年のこと
まだまだデータが少ないので、これから蓄積することで観測の精度が上がっていく。
「見逃し」や「空振り」を恐れずに発表することが、防災意識を高めると思う。
「芥川賞に市川沙央さん 直木賞に垣根涼介さんと永井紗耶子さん」（NHK 7月19日）
芥川龍之介について萩原朔太郎が書いています。
詩人の死ぬや悲し
ある日の芥川龍之介が、救ひのない絶望に沈みながら、死の暗黒と生の無意義について私に語つた。
それは語るのでなく、むしろ訴へてゐるのであつた。
「でも君は、後世に残るべき著作を書いてる。その上にも高い名声がある。」
（『猫町 他十七編』萩原朔太郎 岩波文庫 1995年）
あの小心で、羞（はに）かみやで、いつもストイツクに感情を隠す男が、その時顔色を変へて烈（はげ）しく言つた。
「著作？ 名声？ そんなものが何になる！」
――おれも昔は、少しばかりの善い本を書いた！ と。
自ら称して「人類史以来の天才」と傲語したニイチエが、これはまた何と悲しく、痛痛しさの眼に沁（し）みる言葉であらう。
側に泣きぬれた妹が、兄を慰める為（ため）に言つたであらう言葉は、おそらく私が、前に自殺した友に語つた言葉であつたらう。
そしてニイチエの答へた言葉が、同じやうにまた、空洞（うつろ）な悲しいものであつたらう。
「そんなものが何になる！ そんなものが何になる！」
トラフアルガルの海戦で重傷を負つたネルソンが、軍医や部下の幕僚（ばくりょう）たちに囲まれながら、死にのぞんで言つた言葉は有名である。
「余は祖国に対する義務を果たした。」と。
ビスマルクや、ヒンデンブルグや伊藤博文や、東郷（とうごう）大将やの人人が、おそらくはまた死の床で、静かに過去を懐想しながら、自分の心に向つて言つたであらう。
「余は、余の為（な）すべきすべてを尽した。」と。
そして安らかに微笑しながら、心に満足して死んで行つた。
鳥の死ぬや悲し、人の死ぬや善（よ）しと。
だが我我の側の地球に於（おい）ては、それが逆に韻律され、アクセントの強い言葉で、もつと悩み深く言ひ換へられる。
――人の死ぬや善し。詩人の死ぬや悲し！
（『猫町 他十七編』萩原朔太郎 岩波文庫 1995年）
「鳥の死ぬや悲し、人の死ぬや善しと。」は、論語より引用されているようです。
曾子（そうし）、疾いあり、孟敬子（もうけいし）、これを問う。
曾子、言いて曰く、鳥の将（まさ）に死なんとするや、其の鳴くこと哀し。
人の将に死なんとするや、其の言うこと善し、とあり。
君子の道に貴ぶところのもの三あり。
容貌を動かしては、斯（ここ）に暴慢（ぼうまん）に遠ざかる。
顔色を正しくしては、斯に信に近づく。
辞気を出しては、斯に鄙倍（ひばい）に遠ざかる。
籩豆（へんとう）の事は、有司（ゆうし）存す。
（「一億三千万人のための『論語』教室」 高橋源一郎 河出新書 2019年）
見舞いに来た孟敬子に、苦しい息の下、曾子はこういった。
「こんなことばがあります……死んでいこうとしている鳥の微（かす）かな呟きにも似た鳴き声は切なく哀しい。
死んでいこうとしている人間が、その間際に口にすることばは真実だ……。
どうか、そのことばにあるように、いまからわたしのいうことばに、いくらかでも真実があるとするなら、どうか、耳を傾けてください。
三つだけ……あなたに大切にしてもらいたいことがあります。
お伝えしたいのは、『君子』はどんな態度をとるべきなのか、ということです。
一つ目は……どんなにショックなことがあっても……いろいろな事件、突発的な出来事を目の前にして、怒りがつのることもあるでしょう。
嘲弄（ちょうろう）されて憤激（ふんげき）したりすることも……けれども、相手と同じレベルになってはいけません。
乱暴になったり傲慢（ごうまん）な態度になってりしてはなりません……『君子』というものは、いつも、落ち着いて振る舞う義務があるのです。
嘲弄（ちょうろう）されて憤激（ふんげき）したりすることも……けれども、相手と同じレベルになってはいけません。
乱暴になったり傲慢（ごうまん）な態度になってりしてはなりません……『君子』というものは、いつも、落ち着いて振る舞う義務があるのです。
いいですか？ 他の細かいことは、作業をしてくれる誰か、アルバイトのような者に任せて、あなたは、本質的なことのみに向ってください……これが、あなたに、わたしから贈る、最後のことばです」
（「一億三千万人のための『論語』教室」 高橋源一郎 河出新書 2019年）
「財務省決裁文書改ざん 元局長に賠償求めた2審9月13日開始」（関西NHK 7月19日）
池の反射があり逆光だったので初めはムクドリかなとも思ったそうです。
昨日は、水道設備の切り替えがあって午前9時から午後3時頃まで断水でした。
6時間ほどでも不便な生活だったのに大雨被害の地域は…
数日前から画像の編集をしているとモヤッと薄い影が二つも見える。
レンズかなと思って、別のレンズに替えてみても改善しない。
撮影素子にカビが発生したのかな？
雨の日でも撮影しているので、カビが発生してもおかしくない。
メーカーのサポートを見ると古い機種は修理の対象にならないみたい…
閉店セールに23，000円で購入した中古カメラ。
ミラーアップしてからブロアーで空気を吹きつけてみました。
今日、撮影した画像には昨日まで見られた薄い影が消えている。
追記）
岩波書店『世界』編集部のTwitterに
（1/3）アカウントが復旧。今朝9時51分にTwitter Supportから「このたび、ご利用のアカウントが凍結解除されましたのでお知らせしております。」とのメールが届き凍結が解除。2度にわたり異議申し立てを行いましたが、上記以上の説明はなく、当方の運用に対する具体的な指摘もありませんでした。続
「世界 2023年8月号」の特集が影響している？
