2026年7月19日日曜日

妹の入院

連日、暑いですね(^_^;
暑さ対策が必要なのは人間だけではありません!
チョウトンボも暑さをさけるために「オベリスク姿勢

逆立ちトンボ」(週刊長野 2021年7月31日)
妹は、14日入院。
15日に膝の人工関節置換手術を受けました。
14日、15日と神戸から娘(姪)もつき添ってくれたので心強かったと思います。
術後、全身麻酔の影響か吐き気がひどくほとんど食事をとれなかったのですが
昨日、娘が見舞いにきてくれたおかげもあって完食するようになりましたし
トイレへ行くこともできました。
今日は、歩行車で病室から移動して父と三人で談話室で面会しました。
(リハビリの最終目標は、杖で歩けることです)
談話室から外を見ると、義弟が入院していた病棟(南館)が見えます。
その頃と大きく施設が変わったのですが、義弟が入院していた南館はそのままでした。
妹は、長年、膝の痛みに悩まされていたのですが、
去年12月に娘の家を訪ねる時に坂道で躓き膝を強打しました。
後日、近くの整形外科を受診し、レントゲンを撮ると手術が必要な段階だと告げられました。
今年になって手術を受ける決断をしたのですが、順番待ちでした。
それだけ膝などを悪くする方が多いです。

手術が終わった後、執刀された主治医の先生が術前、術後のレントゲン写真をくださった。
 5 膝の関節
        島根大学医学部整形外科学 内尾祐司

 膝関節とは?

 …前略…

 関節軟骨は硝子軟骨(しょうしなんこつ)で構成され、神経・血管はなく、細胞成分が少ないのに対して、細胞外基質がきわめて豊富にあるという特徴を持っています。
関節軟骨は、7割が水分、3割が細胞外基質で構成され、細胞外基質は2割のコラーゲンと1割のプロテオグリカンを含んでいます。
これらは軟骨の潤滑性や衝撃吸収に重要な役割を持っています。
これらによって痛みがなく、摩擦が少なく、衝撃を吸収して、耐久性があるという関節の機能を保持しています。
(『整形外科 生活の質を支える』田中栄編 岩波新書 2026年)
 しかし、この構造が、逆に修復には、障害となる諸刃(もろは)の剣(つるぎ)でもあります。
すなわち、いったん壊れると神経がないので早期には気づきません。
血管がないので、血流から修復する細胞を補うことができず、軟骨細胞自身も修復能力が低いため、自然に修復することはできません。

 …中略…
 高齢者によく起こる膝痛

 今や、高齢者は全人口の3割に近づき、2007年以降、日本はすでに超高齢社会に突入し、現在、高齢化はさらに進んでいます。
超高齢社会の到来は疾病構造を変化させています。
高齢者の病気では、循環器系疾患、消化器系疾患、そして運動器疾患(整形外科疾患)が多く、高齢者が介護や支援が必要になる原因の中では、認知症、脳血管疾患についで骨折・転倒は三位、関節疾患が5位になっています。
 運動器疾患である変形性膝関節症は、40歳以上でレントゲンを撮ると約55%の人に変形が見られ、何らかの症状は約1800万人、痛みを感じている人も約800万人いるとされています(『変形性膝関節診察ガイドライン2023』2023年)。
そして、変形性膝関節症を発症した人はそうでない人に比べて、要介護・要支援に移行するリスクが約6倍あることが指摘されています。
 変形性膝関節症は個人の日常生活のみならず、社会の経済活動や医療・福祉政策に多大な影響を与えており、その克服は日本における運動器疾患における喫緊(きっきん)の課題の一つといえます。
この章では変形性膝関節症について説明します。
 変形性膝関節症とは? (省略)

 変形性膝関節症の自然経過は? (省略)

 変形性膝関節症は健康寿命に影響する? (省略)

 変形性膝関節症発症のリスク因子とは? (省略)

 変形性膝関節症の診断は? (省略)

 変形性膝関節症の治療の原則 (省略)

 『変形性膝関節症診療ガイドライン』が推奨する治療 (省略)

 変形性膝関節症に対する薬物によらない保存的治療とは? (省略)

 変形性膝関節症に対する薬物治療法 (省略)
 変形性膝関節症に対する手術的治療

 …中略…
 
 人工膝関節全置換術は、高齢者の進行した症例に対して内外側の関節を人工関節に置換する手術です(図5-3:省略)。
手術後早期から疼痛が軽減し、歩行が可能となり、生活の質(QOL)が向上します。
手術後15年以上の長期使用でも90%を超える安定した成功率が報告されています。
 また膝関節の内側または外側だけを置換する人工関節単顆(たんか)置換術は、病変が内側あるいは外側の大腿脛骨関節に限られている患者さんに行われます。
疼痛の軽減、日常生活動作の改善に有効で、QOLの向上にも有用であるとされます。
 いずれの手術にも感染症や出血、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症<じょうみゃくけっせんそくせんしょう>)などの合併症の危険性があります。
ご自身の膝にどのような手術が適しているか、担当医にしっかりご相談いただき、納得のいく治療を受けてください。
 なお、これらの手術には手術前後ともリハビリは有用です。
任せきりにせずご自身が主体となってこの病気に取り組もうとすることが、この病気の克服には重要なのです。
(『整形外科 生活の質を支える』田中栄編 岩波新書 2026年)

叔母が、他の病院でしたが両膝とも人工関節全置換手術を受けたことも
妹が手術を決断するきっかけとなりました。