2016年12月8日木曜日

真っ青な空(^-^)

    朝の歌

こどものやうな美しい気がして
けさは朝はやく起きて出た
日はうらうらと若い木々のあたまに
すがらしい光をみなぎらしてゐた
こどもらはすでに喜ばしい朝のうたをうたつてゐた
その澄んだこゑは
おれの静かな心にしみ込んで来た
何といふ美しい朝であらう   

(『室生犀星詩集』)
雑木より薄の丈の立ちまさりその穂ましろく靡(なび)く山かな
(『与謝野晶子歌集』)
ジョウビタキ♂
考えごとしているのかな(^^ )
聞書集 118
    涙顕恋
振り乾(ほ)して袖の色には出でましや紅(くれなゐ)深き涙ならずは

○悲しみのあまり流す血涙に染まった袖によって,秘めた恋が露顕してしまった。
(『西行全歌集』)
烏も考えごとをしているような…
岩の凹みにたまった落葉を嘴を使ってどけていました。

ハシボソガラスですが,こちらは,主に地上で餌を採ります。
ですから長い時間,地上を「歩いて」いるカラスを見つけたら,
ハシボソガラスだと思って,まず間違いありません。
ハシボソガラスは,地上をすたすた,あるいは,
お尻を振り振り軽快に歩いて餌を探し,しばしば立ち止まっては,
土を掘り起こしたり,葉っぱをどけたりしながら,じっくり餌を探します。
ちゃんと計測したことはありませんが,おおむね30秒以上,
こういう行動をしていたら,ハシボソガラスである可能性はかなりのものです。

(『身近な鳥の生活図鑑』)
朝,「さむい」と散歩を渋っていた母も
日ざしの暖かさに喜んでいました(^。^)
餓えて鳴きよる猫に与へるものがない
(『山頭火著作集Ⅰ あの山越えて』大山澄太編/潮文社 昭和47年)
巻第十(秋の雑歌) 2187
(いも)が袖巻来(まきき)の山の朝露ににほふ黄葉(もみち)の散らまく惜しも

(妹が袖)巻来の山の朝露に色づいた黄葉の散るのが惜しい。
▽初句は共寝の時に妹の袖を巻くの意で「巻来の山」の枕詞。
「巻来の山」は所在未詳。第二句の原文は「巻来乃山之」。
略解に引く本居宣長説は「来乃」を「牟久」の誤字として,「まきむく」と訓む。
「巻向山」は三輪山付近の山。
(『万葉集(三)』)
あかあかと紅葉(もみぢ)を焚きぬいにしへは三千の威儀おこなはれけむ   前川佐実雄

佐美雄の歌は異色で,紅葉を焚きながら「三千の威儀」に思いをやっている。
仏教語に「三千の威儀」があるが,それを直接指すのではない。
いしにしえのさまざまな儀式を尊ぶ心である。
(『岩波現代短歌辞典』)
寒天に大晴れしたる花柊  飯田蛇笏
(『カラー図説 日本大歳時記[冬](旧版)』昭和57年)
今朝は,日ざしが暖かかったからかな?
アリが活動していました。
アリの種類はσ(^_^;には分かりませんが…

冬のクロナガアリ」(動画)
木にちらり竹にもちらり四十雀  使帆
(『俳諧歳時記(秋の部)』横關愛造編 改造社 昭和29年)
モクレンの花芽ですが,帽子をかぶっているみたい(^。^)
化石から第三期(今から1億年前)から現在のような姿で
地球上に存在したと推測されている
」(GKZ植物事典)のだそうですよ(°0°)
今日も会えるかなと思っていたら…いました♪

身だしなみ整えている(*゜∀゜*)
目白鳴く明るき雑木林かな  秋雨
(『俳諧歳時記(秋の部)』横關愛造編 改造社 昭和29年)