山茶花(さざんくわ)の空少しある軒の下 原 石鼎
(『日本の詩歌30』)
(『日本の詩歌30』)
今朝は,気温が低く霜が降りていました…
巻第二 89
磐姫皇后(いはのひめおほきさき),天皇(すめらみこと)を思(しの)ひて作らす歌
居明(ゐあ)かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも
ここでじっと夜を明かしてあの方をお待ちしよう。
この黒髪にたとえ霜は降りようとも。
磐姫皇后(いはのひめおほきさき),天皇(すめらみこと)を思(しの)ひて作らす歌
居明(ゐあ)かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも
ここでじっと夜を明かしてあの方をお待ちしよう。
この黒髪にたとえ霜は降りようとも。
磐姫皇后 仁徳天皇の皇后。異常な嫉妬の物語が多い。
天皇の八田皇女(やたのひめみこ)への愛を怨(うら)んで山城の筒城(つつき)の宮に引き籠り,
その地でひとり生涯を終えたと『書紀』に記し,『古事記』にもほぼ同様の話を伝える。
(『萬葉集(一)』)
彩雲は,太陽光や月光が,ごく微細な雲粒で回折されることによって現われる。
雲粒の大きさがまちまちなため,光の曲がり方もさまざまで,
色の模様に一定のパターンが現われない。
(『ヤマケイポケットガイド(25)雲・空』田中達也/山と渓谷社 2001年)
雲粒の大きさがまちまちなため,光の曲がり方もさまざまで,
色の模様に一定のパターンが現われない。
(『ヤマケイポケットガイド(25)雲・空』田中達也/山と渓谷社 2001年)
水を飲んでいたのは
多くの鳥は,くちばしを水につけても,そのままでは飲めません。
水を下くちばしの上に載せて,それを舌で吸い上げるか,
あるいは,水を下くちばしの上に載せて,頭を上げて,喉に流し込みます。
つまり,「そろっと掬(すく)って,ごくりと飲む」ことを何度か繰り返します。
いわば,小さじを用いたスプーン方式といえます。
(『身近な鳥の生活図鑑』)
水を下くちばしの上に載せて,それを舌で吸い上げるか,
あるいは,水を下くちばしの上に載せて,頭を上げて,喉に流し込みます。
つまり,「そろっと掬(すく)って,ごくりと飲む」ことを何度か繰り返します。
いわば,小さじを用いたスプーン方式といえます。
(『身近な鳥の生活図鑑』)
崩しては数へ直すや四十雀 蓼太
(『俳諧歳時記(秋の部)』横關愛造編 改造社 昭和29年)
(『俳諧歳時記(秋の部)』横關愛造編 改造社 昭和29年)
「各地でこの冬1番の冷え込み」で寒さに母がちょっと渋りましたが
来てみるとやはり散歩は気持ちいいと喜んでいました( ^-^)
風中の大樹笑ひておうおうと見送る種子ぞ北へ赴く 川野里子
(『現代の短歌』)
(『現代の短歌』)
メジロが朝ご飯を探していた木はトウネズミモチだと思いますが
トウネズミモチ モクセイ科(中国原産) ヒヨドリ,ムクドリ,カラス類など
塩害や大気汚染に強く,高速道路の防音樹として植栽されたり,
公園や工場などの目隠し用に多く植えられたりしている。
日本の在来種である同じ仲間のネズミモチも,本種と同様に活用されている。
実はどちらも10月頃から熟し始めるが,
鳥が食べ始めるのは早くても11月下旬頃からである。
両種とも,ほとんどがヒヨドリの独り占めで,9割はヒヨドリが採食し,
残りのほんの1割くらいをムクドリ,オナガ,ツグミ類などが採食する程度だ。
(『野鳥と木の実』)
塩害や大気汚染に強く,高速道路の防音樹として植栽されたり,
公園や工場などの目隠し用に多く植えられたりしている。
日本の在来種である同じ仲間のネズミモチも,本種と同様に活用されている。
実はどちらも10月頃から熟し始めるが,
鳥が食べ始めるのは早くても11月下旬頃からである。
両種とも,ほとんどがヒヨドリの独り占めで,9割はヒヨドリが採食し,
残りのほんの1割くらいをムクドリ,オナガ,ツグミ類などが採食する程度だ。
(『野鳥と木の実』)
巻第六 冬歌 627
題しらず 西行法師
さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵(いほり)並べむ冬の山里
さびしさに堪えている人が他にいたらいいな。
庵を並べて住もう,冬の山里で。
○またもあれな 自分の他にもいてほしいな。
「あれな」は西行に多い表現。
(『新古今和歌集<上>』)
題しらず 西行法師
さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵(いほり)並べむ冬の山里
さびしさに堪えている人が他にいたらいいな。
庵を並べて住もう,冬の山里で。
○またもあれな 自分の他にもいてほしいな。
「あれな」は西行に多い表現。
(『新古今和歌集<上>』)
さびしさにたへし跡ふむ落葉哉 西山宗因
西行が寂しさに堪えて住んだという西行谷の落葉を,西行をしのびながら踏みしめる,の意。
西行が,寂しさによく堪え,世事に心を動かされない人がいたら、
庵(いおり)を並べて語らう友としたい,と詠んだことに応ずる気持であろう。
歌のよりどころとして,西行にあこがれる気持が素直に表われている。
季語は「落葉」で冬。
西行の歌が冬の歌であるのに従ったもの。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
西行が寂しさに堪えて住んだという西行谷の落葉を,西行をしのびながら踏みしめる,の意。
西行が,寂しさによく堪え,世事に心を動かされない人がいたら、
庵(いおり)を並べて語らう友としたい,と詠んだことに応ずる気持であろう。
歌のよりどころとして,西行にあこがれる気持が素直に表われている。
季語は「落葉」で冬。
西行の歌が冬の歌であるのに従ったもの。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
シンクロしていました(^^ )
鶺鴒を忘るともなく見失ふ 星野立子
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
エナガに会えたけど…
今朝は,高い木の上ですぐに飛んでいった(T^T)
匿まふはこころ一つよ薔薇の木をたわめてかかりゐし梯子あり 大西民子
(『現代の短歌』)
(『現代の短歌』)