今日から8月…
でも、この暑さを乗り切るのは大変です(^_^;
台風6号の動きも気になります
動きが遅いので被害が大きくなる
「台風6号 今夜から2日にかけて沖縄にかなり接近の見込み」(NHK) 八月は「葉月」なんだけど「葉」に関連して
「世界 2023年8月号」に載っていた
阿部海太さんの「山男のやさしさ」(7月16日の記事で紹介)
参照された本を読みたかったので図書館で借りました。
(先日、書店に行くと世界2023年8月号が完売になっていました) 山男の話
むかしむかしの話です。
山之坊という部落があります。
蓮華温泉(糸魚川辺)の近くです。
このあたりに山之坊のまんとよばれる山男が棲んでいたのです。
里の人びとは鬼のようだといつています。
(『アルプスの民話』山田野理夫 潮文社新書 昭和37年) ある日のことです。
ひとりの猟師が、
「山男なぞおそろしいことがあるものか」
と、せせら笑つて山へでかけたのです。
すると、里びとのうわさのような男と出会つたのです。
(先を制しなければ) 猟師はいつものように、けものを獲るということを思つたのです。
で、すばやく銃を構えたのです。
山男は手を横に振つて、さも止めてくれと、いわんばかりなのです。
けものが迫つてくると思つている猟師は引金を引いたのです。
山男は右骨をちよつとかすつただけでした。 山男はいかりを発しました。
猟師はこの男が、なにをいつているのかききとれません。
おそろしさのあまり走りだしたのです。
もともと心臓が弱かつたので猟師が息苦しくなり絶命したのは、里の入口間近でした。
「山男が、山男が」
と、つぶやいたのが最後の言葉です。 この猟師にはまだ十三になつたばかりの息子がいたのです。
この息子が、山男を銃で撃ち果たしたということです。
このとき、山男はこういい残したのです。
「おれはわざと撃たれてやるのさ」 山男はやさしいこころの持主なのです。
こんな山男の話もあります。
白馬岳の山男は、けものを生きたままたべるというのです。
いつも口が朱なのは、けものの血なのかも知れません。
だが、里の子供たちは
「山男はいいひとさ」
と、いつているのです。 ある夏のさかりの日のことです。
里の子供たちが山からの戻りみちです。
「あつい、あつい」
と、一番下の子供が泣きべそ顔でいいました。
「おれだつてあついのさ」
歳上の子供がいいました。
すると、他の子供たちも
「あつい、あつい」
と、大声でさけびました。
そこへ山男がやつてきたのです。
子供たちに大きな葉を一枚ずつくれて、頭にかぶれ、といつたのです。
足音もなくどこかへ姿を消してしまつたということです。
この子供たちが、ふたたび山男に出会つたのは冬の日のことです。
春を待ちかねて、ふきのとうをさがしにでかけたのです。 だが、山の天気はたちまちかわり、雪が降り、突風がおこつたのです。
「寒いな、寒いな」
里の子供たちは身を寄せ合つていいました。
そこへあの山男がやつてきたのです。
子供たちに吹きつける風をまるで土倉の壁のように大きな体で囲んでいるのです。
山男は頭からすつぽり雪をかぶつていたのです。 (白馬岳)
(『アルプスの民話』山田野理夫 潮文社新書 昭和37年)白馬岳は、大学1年の夏休みに高校の恩師O先生とK先生、同級生T君の四人で登った山です。
初めての北アルプスでした。
このときに体力のない私は、バテバテになってみんなに迷惑をかけました。
(一緒に登ったT君は、今年、胃ガンで亡くなりました)
その後も友達と登るたびに迷惑をかけてしまったので一人で山を歩くことが多くなりました。
『アルプスの民話』を読んでいると、懐かしい山が出てきます。
どこかの出版社が復刊してくれないかな…今朝の父の一枚です(^^)/
ハクセキレイの若い子かな?
昨日、午後から新型コロナワクチンを接種しました。
副反応としては接種した左腕に痛み。
今朝も痛かったのですが、動かした方が痛みが和らぐので出かけました。
体温は36.6℃と平熱でした。
やっと国産のワクチンが承認されましたね
「新型コロナ 第一三共が開発のワクチン 国内製薬会社で初承認へ」(NHK 7月31日)
はやく新型コロナワクチンもインフルエンザワクチンのように1年に1回になるといいなぁ
接種対象は、インフルエンザワクチンのように高齢者や基礎疾患のある人に推奨されるといいと思う。
パッチテストのようなものが開発されて、事前に、ワクチンが合うかどうか分ればいいのだけど。