2022年9月30日金曜日

9月30日

今日は、全国的に秋晴れだそうです。
季節の便りが届いています。

富士山で初冠雪 平年より2日早い観測」(NHK)
今日で9月も終わり。
2008年9月30日に義弟が亡くなりました。
7月9日入院以来、くも膜下出血による三度の開頭手術に耐え、
何度も危篤状態になりながらも
妹と姪のために頑張っていました。
大きな体が本当に小さくなっていました。
職場に父からの知らせが電話で届く前、
冷たい雨の中をキチョウがひらひら飛んでいるのを見ていました。
義弟が入院していた病棟には救急救命センターがあり、
今は、新型コロナの病棟になっているみたいです。
先日、以前勤めていた職場の同僚とバッタリ出会って話をしていると
入院すると2週間で高齢者は、起き上がれなくなるそうです。
というのも病室から出ることができないため、
ベッドで過ごす時間が長くなるために足腰が弱くなる。
若い人は、筋力の衰えもすぐに取り戻せますが、高齢者は…

私が心筋梗塞で入院してICUで絶対安静になりましたが
人工呼吸器が外れてから看護師さんの目を盗んでしていたこと。
寝た姿勢で、かけていたシーツを足元にずらして踏んでいました。
ICUから一般病棟へ移ってからは、病棟の廊下を行ったり来たりしていました。
義弟の時も母の時も最期までそばについていることができました。
今は、それができない。
 今朝の「天声人語」で紹介されていたのが
ピート・シーガーの「腰まで泥まみれ」と

▼ロシアでもウクライナでも、戦争が親しい人たちを引き裂いている。
ピーター、ポール&マリーが「悲惨な戦争」で歌ったのは、恋人を軍隊に取られる女性の悲しみだ。
ジョニー、あなたと一緒にいたい。
私も戦場に連れて行って。
髪を結んで、男の服を着るから――。
▼なぜ国内で抗議行動をしないのか。
そんな問いにロシアのジャーナリストが米紙で答えていた。
「実際は多くの人々が抗議し、拘束されている。独裁国家で暮らした経験のない人には想像もできない勇気のいる行為だ」。
戦争反対のひとことが言えない社会がある。

世界サブカルチャー史 欲望の系譜(1)「アメリカ 闘争の60s 第1回
自由の国アメリカで黒人差別への抗議運動は、多くの犠牲者をだしました。
そしてロシアには、軍以外にも軍事組織があるのです。
ニュースで反政府デモを弾圧する場面が映りますが、その組織は…
 はじめに――不確実性の時代におけるロシアの軍事戦略 
  †本書を理解するための基礎知識


 最後に、本書をお読みいただく上で押えておきたい基礎的事項をまとめておこう。
 本書はロシアの軍事戦略に関するものであり、したがって、その主人公に相当するのはロシア軍(正式名称はロシア連邦軍)である。
2021年現在、その兵力は定数101万3628人、実勢90万人程度とされており、このうち徴兵(18~27歳の男子国民の義務とされ、勤務期間は12カ月)は25万人程度。
残りは職業軍人として定年まで勤務する将校(約21万人)と契約に従って限られた期間勤務する契約軍人(約40万人)、各種学校生徒などで占められえている。
(『現代ロシアの軍事戦略』小泉悠 ちくま新書 2021年)
 組織的に見ると、ロシア軍は陸軍(SV)・海軍(VMF)・航空宇宙軍(VKS)の三軍種に加えて、独立兵科の空挺部隊(VDV)及び戦略ロケット部隊(RVSN)、その他の国防省直轄軍事部隊(兵站<へいたん>を担う物資装備補給部隊など)によって構成される。
このうち、陸海空軍の大部分はロシア全土を5つに区切った軍管区ごとに統合戦略コマンド(OSK)と呼ばれる統合部隊を編成しており、それぞれが「ミニ・ロシア軍」として完結した作戦を行う能力を有する。
軍管区/OSKの配備状況は図1(省略)の通りである。
 一方、RVSNや海空軍の戦略核部隊は、戦略抑止戦力(SSS)と呼ばれ、以上のような一般任務戦力(SON)と区別される。
最大の特徴は、これらの核部隊がOSKの指揮を受けず、ロシア軍最高司令官(つまり大統領)の直接指揮下に置かれていることであろう。
この点は軍事介入の先兵となるVDVや、第3章で扱う精鋭特殊作戦部隊も同様である。
 さらに、ロシアには、軍以外にもいくつかの軍事組織が存在する。
例えば国内での反乱鎮圧を任務とする国家親衛軍は火砲や装甲車まで保有し、国防法ではロシア軍に次ぐ「その他の軍」と位置付けられているほか、ソ連国家保安委員会(KGB)の末裔である連邦保安庁(FSB)の傘下には大規模な国境警備隊と対テロ特殊部隊が存在する。
ソ連国防省の民間人保護部門にルーツを持つ防災機関、非常事態省(MChS)もここに加えることができよう。
ロシアの軍事政略を理解する上ではこの種の準軍事組織の存在が非常に重要になってくるので頭の片隅に入れておいていただきたい。
(『現代ロシアの軍事戦略』小泉悠 ちくま新書 2021年)
今朝の父の一枚です(^^)/

 ヒガンバナ Lycoris radiata

…前略…

 国内に分布を広めた理由は、これによって解決したわけだが、私が流れ着いた説をとりたいのには、ほかにも理由がある。
ヒガンバナ科の植物には海流によって、その種子や球根が流されて分布を広める種類がよくあるからだ。
わが国の暖地海岸に野生するハマユウの起源はアフリカにあり、この果実がインド洋を経てオーストラリア、南太平洋諸島、さらに北上して小笠原諸島、そしてわが国本土の太平洋岸にたどり着いて、それぞれの種類が分化したようだし、太平洋側暖地海岸や一部日本海側の越前海岸、隠岐島海岸に野生するニホンズイセンは、中国福建省の海岸に野生するシナズイセンの球根が海に流され、黒潮に乗ってたどり着いたのが起源とされる。
これら2種類は共にヒガンバナ科の植物である。
どうやらヒガンバナ科植物は、航海をするのがお好きらしい。
以上が、ヒガンバナ流れ着いた説をとりたい理由であるが、どうだろうか。
…後略…
(『柳宗民の雑草ノオト』 毎日新聞社 2002年)