2022年9月7日水曜日

ヒンヤリしていると思ったけど…

昨夜、寝ていると急に冷汗が出てきてなんでかなぁと思ったら、雨が降っていたようです。
気圧の変化で体調が悪くなる…
こんな時は、ガマンだと思っているといつまにか眠っていました。
 
5時前に起きて戸を開けるとひんやりしていました。
でも、公園を歩くと汗をかいた。
歩いているうちに青空が見えてきました。
台風から温帯低気圧に変わったけど

関東甲信 大気不安定 局地的に非常に激しい雨のおそれ」(首都圏 NHK)
Q 台風が低気圧になると、何が変わる?
 じゃあ、台風っていった何者?

 台風とは、熱帯低気圧の一種で、最大風速が毎秒17.2メートル以上にタイプのものです。
 
 熱帯低気圧ですから、単独で上昇気流を起こし、暴風雨をもたらしながら移動しますが、日本近海のように熱帯より冷たい海の方面に進んだり、海から陸へ進んでしまったりすると、エネルギーがなくなり、次第に弱まっていきます。
(『仕事で得する天気の雑学』片平敦 いろは出版 2015年)
 そうして、台風と呼ばれるための基準である毎秒17.2メートルを下回ったと気象庁が判断した時、「冷たい空気と暖かい空気のケンカ」状態になっていないならば、この台風は「熱帯低気圧に変わりました」ということです。
 逆に、風はまだ十分に強いけれど、暖かい空気単独ではなく、もうすでに冷たい空気とのケンカ状態になったよなぁ、と判断されれば、「温帯低気圧に変わりました」となります。
ここまで読んで、あれ? と気づいた方もいらっしゃったかもしれません。
そうです。

 温帯低気圧に変わった場合は、風が弱まらない、という場合があり得るのです

 過去には、温帯低気圧に変わってからさらにもう一度発達し、いわば「第二の人生」で、台風の時よりもひどい大嵐を生み出した場合だってあるのです。
 出張の前の日の夜、「温帯低気圧に変わりました」と聞くとホッとしていませんでしたか?
決してそんなことはありませんから、くれぐれも油断しませんように……。
飛行機や新幹線、ホテルの予約・キャンセルをする際には、もう一度台風情報の確認を。
(『仕事で得する天気の雑学』片平敦 いろは出版 2015年)
昨日の記事で高野悦子さんのお父さんの「あとがき」を転記しました。
今日は、お母さんへのインタビュー記事を転記します( ..)φ

わが娘の「二十歳の原点」
 あの子は自分で書いて、自分で考えていた――高野アイ

( 最初の部分はサイトの「立ち読み」で読むことができます)
  立命館大学でも69年1月、寮問題から全共闘がバリケード封鎖をする。
共産党系の民主青年同盟(民青)との対立。
機動隊の導入。
悦子は「機動隊、帰れ」と叫び、それを機会に全共闘と行動をともにする。
 ヘルメットをかぶり、デモや集会に加わった。
バリケードに泊まり込む。
機動隊との衝突がくりかえされた。
(『叛逆の時を生きて』臼井敏男 朝日新聞出版 2010年)
 しかし、日記を読むと、心が揺れているのがわかる。
<「もうこうなっては傍観者でいられない」この言葉をまた今あらためて言わざるを得ない。そういえばいつもそう言って来たっけ。でも今度こそ! 傍観は許されない。何かを行動することだ。その何かとはなんなのだろう>
<朝起きて洗濯、掃除をすませ、こたつに入って独り言をいっていた。機動隊とぶつかることだの、留置されることだの、入試のとき機動隊が入ったら身をもってそれに反対することだの……体重が四三.五キロでこのごろ全く体力が衰えている。食物をたべないせい、あるいはタバコのせいであるが。私は要するに「心情的全共闘派のインチキ学生」であるのだ>
<空っぽだなあ。人からみると変った生活していて彼らをせせら笑っているのに、せせら笑っている自分と自分との距離があるのを感じる。その自分は何もない空っぽの自分である。独り、独りだと思っているのは錯覚なんだろうか>
 頭でっかちの理念と言葉で闘争にのめり込んでいこうとしている自分を、突き放して見ているときもある。
<階級闘争あるのみ(ウソだなあ、どうしたってこれはウソだよ)>
<誰がこんな世の中にしたんだ。あたしゃ頑張りますよ。ブルジョアを倒すまでは。とか何とか言って大丈夫かい>
 そして、<みごとに失恋――?>
 アイは「学生運動をしていると聞いて、中退してもいいから帰ってきてくれるように願っていた。勉強するために大学に入ったのだから、学生運動をするのは違うと思っていました」と話す。
 その年の五月、アイと三郎は東京の姉の家で悦子に会い、学生運動をやめるように説得した。
だが、悦子は話し合いの途中で飛び出した。
もともと話し合うつもりはなかったのだろう。
日記に「今日、東京へ行ってくる。姉と話しあい、家族との訣別(けつべつ)をつけるために」と書いていた。

 つづく…

(『叛逆の時を生きて』臼井敏男 朝日新聞出版 2010年)