2017年3月6日月曜日

曇り空でしたが…

巻第一 春歌上 35 
梅の花立ちよるばかりありしより人のとがむる香にぞしみぬる

梅の花の所にほんの立ち寄るくらいいただけなのに、
人が「おかしい」と気をとめるくらい花の香がしみてしまった。
ありし 花のもとにいた。
 妻や恋人など、詠み手と深い関わりのある女性と見るのが妥当か。
とがむる 「人」が女性だとすると、
詠み手がほかの女性のもとに行っていたために移り香が香っているのか、
と疑い、その気持を示すこと。
(『新版 古今和歌集』)
 ヒメオドリコソウ 姫踊子草
シソ科オドリコウソウ属 Lamium purpureum

オドリコソウに似るが小さいのでこの名がある。
上部の花がつく辺りの葉は赤紫色を帯びるなど、雰囲気は大分異なる。
草丈は10~25cmで、密に群生することが多い。
ヨーロッパ原産の2年草で道端に多く、冬期は小苗で越冬する。
ホトケノザの小苗とよく似ている。

(『野草のロゼット ハンドブック』)
うつり香の 
ひみつ知ってる 
春の闇

(「寅さん、何考えていたの?~渥美清・心の旅路~」)
この鳥が元気よくヒッヒッカタカタと鳴いているのは、なわばりの宣言だ。
シベリアでの繁殖期のなわばりとは別に、日本の冬を過ごす間、
自分の食べ物を維持するためのなわばりをオスもメスも1羽ずつもつ。
春が来れば結婚するかもしれないもの同士でも、冬は互いに容赦しない。
自動車のサイドミラーに映ったわが身ですら激しくライバル視する。

(『鳥のおもしろ私生活』)
モズ
シジュウカラ♀は梅の蜜が目的ではありません(^^ )
メジロは、甘党なので(^。^)

 巻第五(雑歌) 834 少令史田氏肥人(せうりやうしでんじのこまひと)
梅の花今盛りなり百鳥(ももとり)の声の恋(こほ)しき春来(き)らるらし

梅の花が今が盛りだ。
いろいろな鳥の声の恋しい春が来たらしい。
▽「声の恋しき」と言うからには、百鳥が一斉に鳴く春たけなわの時節ではまだない。
作者は未詳。
(『万葉集(二)』)
 蕪村が詩形で冒険を繰り返したことは周知の事実である。
絵も同様で、現代に生きたら、抽象画を試みたに違いないと思わされることがある。
そんな貪欲な絵描きの目が生かされた句には、熱狂的な愛好者が数多くいる。

  水仙に狐あそぶや宵月夜  蕪村

 画材めいた三つの要素の関係は蕪村にしかわからない。
それでいて異様な気配が捨て難い。
蕪村信者が生まれる道理なのだ。

  水仙や寒き都のこゝかしこ  蕪村

 こちらには抽象志向も異様さもない。
一幅の絵におさまっていて、そんな絵なら、
どこぞの成り金の家でお目にかかれそうな気がする。
だが、御本尊に頼むと、どんな絵を描くかわからない不気味さが蕪村にはある。
(『くさぐさの花』高橋治/朝日新聞社 1987年)
今朝は、曇り空でしたが、数日前までは雨の予報でした。
雨が降らなかっただけでもよかったです(^_^)v
園芸品種として育成されたものが多く、
ユキツバキとヤブツバキとの中間形の系統に属する乙女ツバキ、
茶花として愛好される小型の侘助(わびすけ)、
葉先の帯化して裂けた金魚椿、
熊本県で育成された肥後ツバキなどよく知られているもののほかに、
園芸品種は五百種くらいあるという。
      (沼田 真)

(『四季の博物誌』荒垣秀雄編/ 朝日文庫1988年)

◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇

夕方から母を見舞いました。
まだ、熱が38度台とのこと…
夕食を食べてくれるかなと見ていましたが
食欲が相変わらずなかったです。
タンパクゼリーに薬を混ぜたのだけは食べてくれました。
母の好きな煮魚が出ていたのですが一口だけ。
発熱があって、ベッドに寝てばかりの状態なので
なかなか食欲が湧かないと思うのですが…

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