2020年8月21日金曜日

眼科と歯科へ

 

眼科を受診すると、9月から時間帯予約システムが始まるようです。
メールで30日前から予約できる。
こちらの眼科は、高齢者の方の受診が多いので、電話予約もできます。
眼科を受診した後、父の歯科受診でした。
検温してもらうと37.3度、家を出る前に計ると36.6度だったけど…
外気温にかなり影響されるのかな?

パレスチナ ガザ地区 11歳小学生が英語のラップで平和訴え」(NHK)
ニュースを見ていて検索しました。

MCA Abdul」(Instagram)
英語が苦手なので(^^ゞ
関連した記事を探すと
ガザの11歳のラッパー、戦争と苦難をラップで歌い共感を生む」(日本語で読むアラビアのニュース)

眼科や歯科の待合室で読んでいたのが
窪島誠一郎さんの『父・水上勉をあるく
かなり前に『無言館』(1997年刊)を読んで以来だったけど
日曜美術館を見ていて検索すると
水上勉さんと窪島誠一郎さんが親子だったことを知りました。
窪島さんの朗読は、昔、水上勉さんの講演を聞いた時の声と語るテンポが似ているなと思いました。
父・水上勉をあるく』より


小浜
 あたかも、現在のわたしたちがむかえている「原発稼働」の危機的状況を、とうに見透かしたかのような父の炯眼にはひれふすしかないけれども、とりわけ背すじをシャンとさせられるのは、どんなムツカシイ科学技術やイデオロギーを語っても、ビクともぶれない父の目線の低さだろう。
故郷若狭を侵犯している十一基もの原発を語るとき、父はけっして大所高所から声を発するのではなく、その土地で生を育(はぐく)む名も無い庶民の、いわば日常生活の立ち位置から意見をのべるのだ。
  【窪島誠一郎『父 水上勉』2013年】

 人間なら誰でも失敗はあり得る。
まちがわない人がこの世にこれまでいただろうか。
ぼくらはどの周囲を見まわしても、まちがいだらけの人びとを見てばかりいる。
ぼく自身もまちがいの多い人間だ。
 ところが、原発操作だけは、まちがいがあってはならない、とわれわれはいつも思いくらすのである。
まちがいの多い人間多い世界なるがゆえに……。
何と、この完全に矛盾した、原発安全信仰というものは何だろう。
絶対安全、そんなものがほんとうに過去のこの世にあったことあるか。
  【水上勉『若狭日記』1987年】
(『父・水上勉をあるく』窪島誠一郎文・山本宗輔写真 彩流社 2015年)