二ノ瀬から貴船山に登った帰りにお参りしたことがあります。
貴船神社(きふねじんじゃ) 奥宮(おくのみや)
当地は、貴船神社が当初創建されたところで、当社の祭神も本宮と同様、水や雨を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」である。
社伝によれば、「反正(はんぜい)天皇の時代(5世紀初頭)に、玉依姫命(たまよりひめのみこと<神武(じんむ)天皇の母>)が黄船に乗って浪速(大阪)から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが当宮の起りである」とのことで、地名及び社名の起源をこの「黄船」にもとめる説もある。 境内の本殿横には、この伝説にまつわる「船形石(ふねかたいわ)」があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全に御利益があるとされた。 また、本殿下には巨大な龍穴があり、文久(ぶんきゅう)年間(1861~1863)の本殿修理の際、大工があやまってノミをこの中へ落としたところ、一天にわかにかき曇り、突風が起り、ノミを空中に吹き上げたという。
この他、宇治の橋姫伝説や和泉式部の恋願成就など、当社にまつわる逸話は数多い。 なお、当社境内周辺には、昭和60年(1985)6月に京都市指定天然記念物に指定されたカツラをはじめ、高木が多く見られ、自然遺産の宝庫でもある。
京都市 天の磐船・つつみヶ岩・船形石
(船形石)
…前略…
積み石はこの付近にあるチャートや砂岩などの堆積岩が多く、大きさは一抱えもするようなものから30cm前後の大きさのものまでいろいろ積まれています。
(『巨石めぐり』自然環境研究オフィス編著 東方出版 2011年)「権地」は載っていませんでしたが
ごんでん【権殿】
(「権」は仮の意)社殿を造営・修復の時、御霊代(みたましろ)を一時奉安する殿舎。
別名をシュウメイギク(秋明菊)というが、京都の人は貴船菊と呼ぶ。
10月にもなると、貴船に並ぶ料亭の石垣などから咲いている八重咲きの姿がたいへん美しい。
古くから栽培され貴船に多くあったことからこの名がつくが、中国原産の植物である。
中国では一重の花が基本種であるが、貴船菊の花は珍しく八重咲きで、梅や茶の木の伝来とともに京都にやってきたのかもしれない。 薬用植物のダイオウ(大黄)と同じタデ科の仲間でキブネダイオウという多年草も貴船川に自生する希少種で、中国のものと同種であるとの指摘もあるが、日本では京都と岡山県の一部にしか自生地がない。
筆者も学生時代の実習には何度か貴船の谷に来たが、ここは日本海要素の植物と太平洋要素のものが交じりあう場所のため自然度が高く、多様な植物の宝庫であった。
(『京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都』鈴木康久、肉戸裕行 中公新書 2022年)
「キブネダイオウ」(京都府レッドデータブック) 連理の杉(御神木)
貞明(ていめい)皇后御参拝の折(大正3年)賞賛された連理の杉。
連理とは、別々の木が重なって一つになる意で、夫婦、男女の仲睦まじいことをいう。
この神木は、杉と楓が和合したもので、ひじょうに珍しい。倒木が龍に見えました(^_-)
帰りは、バスに乗らずにテクテク歩きました。 蛍岩・烏帽子岩
(烏帽子岩)
…前略…
烏帽子岩と呼ぶからには烏帽子型の直立した巨岩だと思っていましたが、そんなに大きく高い岩でなく、(長さ約4m、高さ約1m)着装していた烏帽子を置く岩だったのです。
かつて貴船神社に参拝にきた宮廷人がここでかぶっていた烏帽子を外して、この岩に烏帽子を置いたということです。
そして身を清め、休息した場所でもありました。
その後もここを訪れる参拝者はこの烏帽子岩付近で、冷水を浴びて身を清めたと記録に残っています。
文献によればこの烏帽子岩は参詣道のそばにあったと記されています。
しかし、このあたりは河川が少し曲がっていることから、長い年月で貴船川の流路が大水などで変わり、現在のように道と川が入れ替わってしまい参詣道から離れて対岸になってしまいました。
(『巨石めぐり』自然環境研究オフィス編著 東方出版 2011年)行きしなバスの中から確認していたのが
蛍岩(蛍の名所)
もの思へば沢の蛍も わが身より
あくがれ出づる 魂(たま)がとぞ見る
木船川 山もと影の夕ぐれに
玉ちる波は 蛍なりけり
平安時代の女流歌人・和泉式部が貴船神社に参詣し、蛍の歌を詠みました。
それから千年後の現在も、六月中ごろからこの付近一帯で、蛍の乱舞が見られます。 蛍岩・烏帽子岩
(蛍岩)
…前略…
この岩は砂岩です。
蛍岩はたいへん大きく道路にでているところだけでも2m30cmもあり、川の水面からは7m40cm、長さ5m20cmもあります。
下部は水面下になっており、測ることができません。
砂岩の細粒は比較的粗く1mmくらいでできています。
この付近の山は今から3億年前太平洋プレートによって運ばれてきた海底火山の溶岩である緑色岩や海山の頂上付近のサンゴ礁でできた石灰岩などと当時の大陸から流れ出した泥や砂が固まった砂岩や泥岩が混ざって分布しています。
鞍馬・貴船の地域はこのような石でできています。
…後略…
(『巨石めぐり』自然環境研究オフィス編著 東方出版 2011年)時期が早く昼間だったのでホタルには会えませんでしたが
サワガニに会えました(^_^)v
「水生生物用河川地図」(京都府 令和4年度調査結果図 PDF)
地震や噴火、異常気象など自然災害が頻発する日本。
命を守るために高校で地学を学ぶべきだと思うのですが…
〝全国の「地学」を学べる高等学校〟(高木秀雄構造地質学研究室 早稲田)貴船口に戻り出町柳に向かいました。
貴船川沿いの料亭では、川床が始まっていましたが
ゆっくり時間をかけて仲間と楽しむものだと思うので
出町柳駅近くの喫茶室でピザトーストと珈琲(^_-)
電車の中などで読んでいたのが
『水が語る京の暮らし―伝説・名水・食の文化―』(鈴木康久 白川書院 2010年)
貴船神社本宮・奥宮の御祭神「高龗神(たかおかみのかみ)」の
「龗」は、
「オカミの漢字。3つの祭器を前に、人びとが祭りをして龍に雨を願っている姿を表している」
まだ、購入できると思うのですが、白川書院のHPから本を検索できませんでした(^^ゞ「 2杯目以降どのドリンクでも200円引き」
ゆっくり音楽を聞きたい人には、嬉しいでしょうね。
学生時代などによく通った「みゅ~ず」が2006年になくなったのが寂しいです(T_T)
「名曲喫茶について」(京都精華大学 情報館) 「名曲喫茶 柳月堂」
1階のベーカリーは閉店したそうです。
当地は、貴船神社が当初創建されたところで、当社の祭神も本宮と同様、水や雨を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」である。
社伝によれば、「反正(はんぜい)天皇の時代(5世紀初頭)に、玉依姫命(たまよりひめのみこと<神武(じんむ)天皇の母>)が黄船に乗って浪速(大阪)から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが当宮の起りである」とのことで、地名及び社名の起源をこの「黄船」にもとめる説もある。 境内の本殿横には、この伝説にまつわる「船形石(ふねかたいわ)」があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全に御利益があるとされた。 また、本殿下には巨大な龍穴があり、文久(ぶんきゅう)年間(1861~1863)の本殿修理の際、大工があやまってノミをこの中へ落としたところ、一天にわかにかき曇り、突風が起り、ノミを空中に吹き上げたという。
この他、宇治の橋姫伝説や和泉式部の恋願成就など、当社にまつわる逸話は数多い。 なお、当社境内周辺には、昭和60年(1985)6月に京都市指定天然記念物に指定されたカツラをはじめ、高木が多く見られ、自然遺産の宝庫でもある。
京都市 天の磐船・つつみヶ岩・船形石
(船形石)
…前略…
積み石はこの付近にあるチャートや砂岩などの堆積岩が多く、大きさは一抱えもするようなものから30cm前後の大きさのものまでいろいろ積まれています。
(『巨石めぐり』自然環境研究オフィス編著 東方出版 2011年)「権地」は載っていませんでしたが
ごんでん【権殿】
(「権」は仮の意)社殿を造営・修復の時、御霊代(みたましろ)を一時奉安する殿舎。
かりどの。
(『広辞苑 第六版』岩波書店 2008年) 鞍馬と貴船を散策する
…前略…
貴船神社の奥宮には御神木のカツラとスギの大木がある。
どちらも水を好む樹木である。
カツラは奥山の清流に自生するため、御神木になることは珍しく、水の神を祀る神社なららではである。
カツラは桂と書くが、意味は香出(かづ)で、落葉した葉から独特の甘い香りを出す。
葵祭では上賀茂神社・下鴨神社の紋章となっているカモアオイ(フタバアオイ)の葉を衣装に飾りつけるが、ハート型の葉がカモアオイとよく似ている桂の葉もともに用いる。
(『京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都』鈴木康久、肉戸裕行 中公新書 2022年)
貴船を代表する植物にキブネギク(貴船菊)がある。(『広辞苑 第六版』岩波書店 2008年) 鞍馬と貴船を散策する
…前略…
貴船神社の奥宮には御神木のカツラとスギの大木がある。
どちらも水を好む樹木である。
カツラは奥山の清流に自生するため、御神木になることは珍しく、水の神を祀る神社なららではである。
カツラは桂と書くが、意味は香出(かづ)で、落葉した葉から独特の甘い香りを出す。
葵祭では上賀茂神社・下鴨神社の紋章となっているカモアオイ(フタバアオイ)の葉を衣装に飾りつけるが、ハート型の葉がカモアオイとよく似ている桂の葉もともに用いる。
(『京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都』鈴木康久、肉戸裕行 中公新書 2022年)
別名をシュウメイギク(秋明菊)というが、京都の人は貴船菊と呼ぶ。
10月にもなると、貴船に並ぶ料亭の石垣などから咲いている八重咲きの姿がたいへん美しい。
古くから栽培され貴船に多くあったことからこの名がつくが、中国原産の植物である。
中国では一重の花が基本種であるが、貴船菊の花は珍しく八重咲きで、梅や茶の木の伝来とともに京都にやってきたのかもしれない。 薬用植物のダイオウ(大黄)と同じタデ科の仲間でキブネダイオウという多年草も貴船川に自生する希少種で、中国のものと同種であるとの指摘もあるが、日本では京都と岡山県の一部にしか自生地がない。
筆者も学生時代の実習には何度か貴船の谷に来たが、ここは日本海要素の植物と太平洋要素のものが交じりあう場所のため自然度が高く、多様な植物の宝庫であった。
(『京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都』鈴木康久、肉戸裕行 中公新書 2022年)
「キブネダイオウ」(京都府レッドデータブック) 連理の杉(御神木)
貞明(ていめい)皇后御参拝の折(大正3年)賞賛された連理の杉。
連理とは、別々の木が重なって一つになる意で、夫婦、男女の仲睦まじいことをいう。
この神木は、杉と楓が和合したもので、ひじょうに珍しい。倒木が龍に見えました(^_-)
帰りは、バスに乗らずにテクテク歩きました。 蛍岩・烏帽子岩
(烏帽子岩)
…前略…
烏帽子岩と呼ぶからには烏帽子型の直立した巨岩だと思っていましたが、そんなに大きく高い岩でなく、(長さ約4m、高さ約1m)着装していた烏帽子を置く岩だったのです。
かつて貴船神社に参拝にきた宮廷人がここでかぶっていた烏帽子を外して、この岩に烏帽子を置いたということです。
そして身を清め、休息した場所でもありました。
その後もここを訪れる参拝者はこの烏帽子岩付近で、冷水を浴びて身を清めたと記録に残っています。
文献によればこの烏帽子岩は参詣道のそばにあったと記されています。
しかし、このあたりは河川が少し曲がっていることから、長い年月で貴船川の流路が大水などで変わり、現在のように道と川が入れ替わってしまい参詣道から離れて対岸になってしまいました。
(『巨石めぐり』自然環境研究オフィス編著 東方出版 2011年)行きしなバスの中から確認していたのが
蛍岩(蛍の名所)
もの思へば沢の蛍も わが身より
あくがれ出づる 魂(たま)がとぞ見る
木船川 山もと影の夕ぐれに
玉ちる波は 蛍なりけり
平安時代の女流歌人・和泉式部が貴船神社に参詣し、蛍の歌を詠みました。
それから千年後の現在も、六月中ごろからこの付近一帯で、蛍の乱舞が見られます。 蛍岩・烏帽子岩
(蛍岩)
…前略…
この岩は砂岩です。
蛍岩はたいへん大きく道路にでているところだけでも2m30cmもあり、川の水面からは7m40cm、長さ5m20cmもあります。
下部は水面下になっており、測ることができません。
砂岩の細粒は比較的粗く1mmくらいでできています。
この付近の山は今から3億年前太平洋プレートによって運ばれてきた海底火山の溶岩である緑色岩や海山の頂上付近のサンゴ礁でできた石灰岩などと当時の大陸から流れ出した泥や砂が固まった砂岩や泥岩が混ざって分布しています。
鞍馬・貴船の地域はこのような石でできています。
…後略…
(『巨石めぐり』自然環境研究オフィス編著 東方出版 2011年)時期が早く昼間だったのでホタルには会えませんでしたが
サワガニに会えました(^_^)v
「水生生物用河川地図」(京都府 令和4年度調査結果図 PDF)
地震や噴火、異常気象など自然災害が頻発する日本。
命を守るために高校で地学を学ぶべきだと思うのですが…
〝全国の「地学」を学べる高等学校〟(高木秀雄構造地質学研究室 早稲田)貴船口に戻り出町柳に向かいました。
貴船川沿いの料亭では、川床が始まっていましたが
ゆっくり時間をかけて仲間と楽しむものだと思うので
出町柳駅近くの喫茶室でピザトーストと珈琲(^_-)
電車の中などで読んでいたのが
『水が語る京の暮らし―伝説・名水・食の文化―』(鈴木康久 白川書院 2010年)
貴船神社本宮・奥宮の御祭神「高龗神(たかおかみのかみ)」の
「龗」は、
「オカミの漢字。3つの祭器を前に、人びとが祭りをして龍に雨を願っている姿を表している」
まだ、購入できると思うのですが、白川書院のHPから本を検索できませんでした(^^ゞ「 2杯目以降どのドリンクでも200円引き」
ゆっくり音楽を聞きたい人には、嬉しいでしょうね。
学生時代などによく通った「みゅ~ず」が2006年になくなったのが寂しいです(T_T)
「名曲喫茶について」(京都精華大学 情報館) 「名曲喫茶 柳月堂」
1階のベーカリーは閉店したそうです。




















こんにちは~
返信削除今日も青空でお洗濯日和、布団干し日和です。(#^.^#)
Kazeさん~
新緑の頃の叡山電車に乗って。。
貴船神社奥宮まで。。お散歩♪
気持ち良かったことと思います~
蛍に出会えたらもっと良かったでしょうか?(^^♪
今回は、柳月堂のピザトースト!!
チーズたっぷりで。。美味しそうです。
ホッとな時間。。。(^O^)/
カイさんコメントありがとうございます(^^)/
削除暑くなって嬉しいのは洗濯物が早く乾くことですね!
新緑の貴船は、空気が清々しかったです。
大型連休の後、観光客もグ~ンと少なかったように思います(^_-)
蛍に出会うには、6月、それも夜でないとダメですが
サワガニが挨拶してくれました(^_^)v
京都の山を歩いている時にサワガニに出会っていたので懐かしかったです!
前に出町柳に行った時に柳月堂が閉まっていてどうしたのかな?
と、思いましたが、喫茶部だけは再開していてよかったです。
ピザトーストはチーズがたっぷりで
見た目より満腹になりましたp(^^)q