2016年6月14日火曜日

ドンヨリとした空で…

今朝は,曇り空で風もなく蒸し暑かったです(;゜ロ゜)
泥の中から 
蓮は 花咲く
そして
宿業の中から
僕は 花咲く

(『点滴ポール ~生き抜くという旗印』岩崎航 ナナロク社 2013年)
蓮の香(か)や水をはなるゝ茎(くき)二寸

花の位置は高すぎず,水面から二寸出ている。
そこからこの世ならぬ蓮の芳香が薫ってくる。
(『與謝蕪村集』清水孝之校注  新潮社 昭和54年)
ハンゲショウ

 「水面をおおう ウキクサの秘密」(ミクロワールド)
分裂を繰り返し,ふえるウキクサ。
倍々にふえていき,3か月で400万倍になるといわれています。



キリギリスの仲間の幼虫
トノサマバッタのよう虫のそだち方」(小学3年)

睡蓮(すいれん)
スイレン科の水草。
ハスに似,花は美しく水面に浮かぶ。
昼に花が咲き,夜は水中に沈むというところから,
ヒツジグサ(未草)を漢名で睡蓮といった。
現在では広くスイレン属の総称に使われる。

(『動植物の漢字がわかる本』加納喜光 山海堂 2007年)
公園のスタッフでない方がボランティア(?)で活動されていました。
アジサイ
 ランタナ(クマツヅラ科)にササグモ
 水面を歩ける虫は小さなハエやクモなどいろいろいるが,
アメンボほど生活のほとんどを水面ですごすものはいない。
卵は水中の植物などに産みつけられるが,
ふ化した幼虫はすぐに水面に出て水上生活を始める。
食事はもちろん,脱皮や羽化も水面で何かにつかまりながらおこなう。
冬の間は水辺から離れて,落ち葉の下などで越冬する。
しかし春になれば,真っ先に水面にもどってくる。

(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)

  「アメンボの育ち方」(小学3年)
ギンバイカ
晝顔の風に砂嚙む家居かな

富田木歩(とみたもっぽ)

明治30年東京向島に生れた。
本名一(はじめ)。
初め吟波、また螻鳴書屋主人の別号がある。
幼時病のために躄者となり、貧困のうちに育ったので小学校へも通学せず、
いろはかるた、めんこ類で文字をならい覚えた。
大正3年頃、「ホトトギス」入門欄で原石鼎の指導を受けたが、
大正5年臼田亞浪に師事し「石楠」に據り、「境涯の作家」として認めらるゝに至った。
大正7年秋肺をやみ、その後病苦と闘いながらたゞこの一筋にすがっていた。
関東大震災のため、向島枕橋近くの隅田川堤上で行方不明となった。
27歳。(原田種茅記)
(『現代日本文學全集91 現代俳句集』筑摩書房 昭和32年)