2022年11月20日日曜日

予報通り

今朝は、雨が降り風もかなり強かったのですが、明日、父の歯科受診なので出かけることにしました。
9時ころから曇になる予報通り、雨がやんでくれて時々青空も見えました。
時々、天気予報が外れたという人がいますが、私より若い世代の人なのかな?
私の年代?では、天気予報は参考程度にして、あとは、空模様などに注意していました。
山を歩いていると突然、天気が変わることはいくらでもあります。
早く実用化されるといいなぁ
害虫のハダニ対策 天敵のアリの足跡に含有物質を活用へ」(関西NHK 11月18日)

新型コロナウイルスも変異してワクチンへの耐性を獲得する。
 「インフル コロナ前同時期に比べ低水準も増加傾向 学級閉鎖も」(NHK 11月18日)

新型コロナとインフルエンザ同時流行 今できる備えは」(NHK 11月16日)
1997年に出版されているので現在は変化していると思いますが、基本的には同じだと思います。

 3 インフルエンザ
 種類の多いインフルエンザウイルス


 だれでも年に一度くらいは風邪をひきます。
この風邪はインフルエンザウイルスの感染によるものです。
インフルエンザウイルスはRNAウイルスで、最外層にエンベロープをもち、表面に2種類の糖たんぱく質の突起をもっています(図<略>)。
一つは、赤血球凝集素(HA)で、もう一つはノイラミニダーゾという酵素(NA)です。
HAは宿主細胞膜の表面のシアル酸からなる受容体(リセプター)に吸着し、NAはそのシアル酸を切断する酵素です。 
(『現代の感染症』相川正道、永倉貢一 岩波新書 1997年)

(「インフルエンザウイルスの構造模式図」北海道大学大学院)
 このウイルスはRNAに結合しているタンパク質の抗原性により、A、B、Cの三つの型に大別できます。
ヒトに感染するのはA型とB型のウイルスで、とくにA型は流行ごとに抗原変異をおこしやすく、さらに10年から40年の間隔で大きな変異があり、その変異のたびに世界的な大流行をおこしました。
A型には、HAがH1~H13の13亜種、NAがN1~N9の9亜種が知られています。
 理論的には、HAとNAのいろいろな組み合わせの亜型ができますが、現実にはそれぞれの亜型内の連続変異で新しいウイルスが出現し、数種の亜型による混合流行がおきています。
 ウイルスの抗原が変異する

 RNAウイルスは、遺伝子を複製するさい、複製1万回に1回の割で突然変異をおこすとされています。
活発な感染では、ウイルス1万個ができるのに約1時間しかかかりません。
複製1万回に1回での割で突然変異がおきると仮定すると、RNAの15%が変異するには12週しかからないのです。
 大流行がおきると、ヒトの体には、流行をおこしたウイルスにたいする抗体ができます。
過去100年にわたって、患者の血清中に存在する、流行ウイルスにたいする赤血球凝集素(HA)抗体を検索すると、H1抗体出現のつぎにはH2抗体が出現し、H2のつぎにはH3が、H3の後にはふたたびH1が出現していました。
最後の大流行は1977年のソ連風邪のHAがH1だったので、順番からいえば、つぎの大流行はH2によっておきる可能性があります。
 ウイルスはヒトのみならずトリにも感染します。
トリで大流行してきたH7は毒力が強く「トリペスト」ともよばれ、鶏舎のニワトリを全滅させるほどの被害をもたらします。
最近、このH7がサルの細胞に感染することがわかりました。
このことは、ウイルスの抗原変異しだいでは、H2だけでなくH7による大規模流行になる可能性もあります。
インフルエンザが最初にひろがると確信されている中国南部におかれたCDCの定点観測で、96年秋にH4、H7、H1それぞれの抗体をもつヒトが検出されました。
 過去の大規模な流行のばあい、年齢、抵抗性に関係なく人口の四分の一が感染し、約1%が犠牲になりました。
今世紀中にひどい症状をしめすウイルスの抗原変異がおき、それによって約5000万にの死者が出ると予測されています。
(『現代の感染症』相川正道、永倉貢一 岩波新書 1997年)

つづく…
令和4年度インフルエンザQ&A」(厚生労働省 令和4年10月14日版)
今朝の父の一枚です(^^)v
カラスが群れていたのでびっくりしたと話していました。

第10章 カラスの博物学
 イギリス王家とワタリガラス


 イギリス王家の守神がカラス(正式にはワタリガラス)であることは、ロンドンに旅したことのある人はよくご存じかも知れない。
ロンドン塔には、王家を守る6羽のカラスが放し飼いにされており、もしカラスに悪いことが起これば、王家に不吉な事が起こる予兆であると恐れられている。
1078年、ウィリアム征服王によって市民の反乱に備えて築かれたロンドン塔は、特に王家の宮殿として、またある時は監獄として使われ、ヘンリー8世(1509年即位)の王妃アン・ブリンが処刑され、その娘エリザベス1世が幽閉されるなど、陰湿で重苦しい歴史を背負った建物である。
いったい、カラスは王家とどんな関係があるのだろうか。
 ことの発端は、1666年のロンドン大火災にまで遡る。
大火災によって街には処理しきれない死体が放置され、カラスはこれをむさぼり食って急増。
また、監獄としても悪名高かったロンドン塔にもカラスが多数生息していた。
住民は困り果て、国王に駆除を願い出た。
天文学者も「天体観測の邪魔になる」と嘆願した。
ところが、その時、ある占い師が国王チャールズ2世に次のように進言した。
「もしロンドン塔からカラスを一掃すれば、イングランドに大きな災いが降りかかり、王の宮殿は塵芥に帰するだろう」
…つづく…
(『カラスはどれほど賢いか 都市鳥の適応能力』唐沢孝一 中公文庫 2003年)

The Tower of LondonのTwitterに(2021年1月13日)

We have some really unhappy news to share.
Our much-loved raven Merlina has not been seen at the Tower for several weeks, and her continued absence indicates to us that she may have sadly passed away.


翻訳はできません(^^;