2017年11月27日月曜日

朝靄がたっていました(^。^)

昨夜、雨が降っていたようです。


万葉集第十三 3224
  反歌
独りのみ見れば恋しみ神名火の山の黄葉(もみち)を手折(たを)りけり君

  歌意
 ひとりだけで見ておりますと、あなたが恋しくなりますので、
神名火山の黄葉を折って参りました。あなた。

神名火(かむなび)の山 神のいられる山が神名火の山である。
大和では三輪山や雷(いかずち)岳などは神名火山である。
(『万葉秀歌(五)』)
父が見つけたハラビロカマキリ
今朝もビワの木にいました。
もしかしたら昇天したのかなと思って、
杖(母の形見)を目の前にかざすと反撃の体勢になりました(^^ )
さまざまに人の心もすぎゆかむ光りつつ舞ふ何の落葉ぞ  水口幾代
(『昭和萬葉集 巻十五 昭和元禄 昭和43年~44年』講談社 昭和55年)
朝日に照らされて靄が見えました(^-^)
嵐吹く とを(ほ)山里の もみぢばは 
      露もとまらん ことのかたさよ

○嵐吹くとほ山里のもみぢば―官命が下れば、
すぐ地方へ(散るように)下って行かねばならぬ、はかない身の際。
(『紫式部集』)
コゲラに会えました♪
エナガが低い木に来てくれました♪
エナガ スズメ目シジュウカラ科
 ごく小形の種類で、羽毛柔かくふくらみ尾が長いので実際より大形の鳥にみえる。
嘴はごく短く円錐形。
山地・山麓の松林や雑木林中に数羽か数十羽群棲し、小昆虫やその卵などを啄食するので極めて有益。
動作敏捷可憐、チーチーかジュルリ、ジュルリと地鳴きするが囀りは著しくない。
羽色は頭上白く、その両側に眼まで達する黒斑がある。
後頸は中央黒く以下の背面は葡萄赤色に少し黒色羽を混ぜる。
翼の風切羽は黒褐色で三列風切の外弁は白色。
尾羽は黒く、外側の数対は外弁と先端が白い。
腹面は全部白色で、脇と下尾筒は葡萄色を帯びる。
嘴と脚は黒く、眼は黒褐色。
翼58粍、嘴7粍、尾70~80粍。

(『最新日本鳥類図説』内田清之助著/講談社 昭和49年)
ヤマガラにも久しぶりに会えました♪
 ヤマガラ 山雀 シジュウカラ科 全長約14cm
 シジュウカラやスズメと同じくらいの大きさ。
他のカラ類と違ってわきと背が栗色。
ほぼ全国の低地から山地の林に留鳥としてすむが,
暖地の照葉樹林にもっとも多く,北海道では少ない。
 樹洞に営巣し,巣箱も利用する。
枝先,幹,地上等の場所でえさをあさり,昆虫,クモ,木の実等を食べる。
固い木の実を両足で押え強くつついて割って食べたり,
地上の落葉をくちばしでのけて下のえさをひろったりする。
また幹のすき間にドングリ等をたくわえる習性がある。
 秋冬にはシジュウカラ,エナガ等と混群を作る。
ツッという細い声のほかにビービーとかニーニーと聞こえる鼻声を出す。
さえずりはシジュウカラよりもゆっくりしたテンポで,
ツーツーピー,ツーツーピーとくり返す。

(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
      高野伸二 小学館 昭和58年)
薔薇よ薔薇むかし貴きこころ持ち
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)
メジロがビワの花の蜜を吸いにやってきていました。
ビワの花は昆虫だけでなく鳥も受粉の助けをしてくれる(鳥媒花)。
メジロがビワの花にやって来るといつも思い出すのが(^_-)

枇杷の花鳥もすさめず日ぐれたり

枇杷の木に白い小花がかたまって咲いている。
目だたぬ地味な花だから、鳥のおとずれもなく、やがて冬空もとっぷり暮れてしまった。
山高み人もすさめぬ桜花いたくなわびそ我見はやさむ」(『古今集』)の心で、
心とめる人もない、わびし過ぎる枇杷の花を賞美した句。
冬の夕空を背景に、鳥も宿らぬしばしの静寂感が素晴らしい。
(『與謝蕪村集』)

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