2017年11月20日月曜日

風が吹かないと助ける(^-^)

曇り空の朝、風がなかったので気温のわりに寒くなかったです。
木のてっぺんにカワラヒワ

   紅葉且つ散る長引ける恋なども  峯尾文世(みねおふみよ)

「紅葉散る」「散紅葉」は冬の季語だが、「紅葉且(か)つ散る」は秋の季語である。
その違いは何だろうか。
ある動作、状態の上に他が加わることを表すのが<且つ>の意味。
二つの状態が平行して、同時に存在することをあらわす語である。
紅葉且つ散るは古歌にもある語だが、俳諧の季語に転用したもので、傍題は「色ながら散る」ともいう。
紅葉しながら同時に散るさまながら、秋季は紅葉そのものが主体であり、冬季は散るのが主体となる。 
 紅葉のさまをわが恋に当てはめたところがおもしろい。
愛しながらの別れなどといえば艶歌(えんか)の文句みたいだが、
寡黙(かもく)な俳句で未練の恋心を詠むのはむずかしい。
江戸のはやり歌「隆達節」では「さのみ人をも恨むまじ、我が心さへ従はぬ身」などとうたう。
むやみにあの人を恨むまい。
自分の心さえ思いどおりにあの人から離れさせられない私なんだから、との意だ。
(『きょうの一句 名句・秀句365日』村上護/新潮文庫 平成17年)
八つ手の花 花八つ手
 八つ手は、関東から西の地方にはたくさん見られる木で、秋が終り、ほかの木(こ)の葉が落ちて、
蕭条(しょうじょう)とした初冬の景色になると、大きな緑の葉や白い花が目立つようになります。
 花は白い花茎の先に、小さな白い花が群がり咲きます。
とくに美し花ではありませんが、八つ手の花が咲き始めると、もう冬だな、と思い、これから当分続く寒い季節を思いやるのです。
 八つ手は日本の特産だそうですが、今ではヨーロッパの庭園にも広く植えられています。
大きな葉の常緑樹は少ないので、冬の庭園に欠かせない植物になったのでしょうか。

(後略)

(『私の季語手帖』井本農一 小学館 1998年)
秋冬は木の実をよく食べる。
ツリバナやニシキギなど、赤いだけでほとんど種しかないような実にも来ているが、
見ていると何かをポトリと吐き出している。
小さな鳥の場合、消化されない大きめの種子はその場で吐き出すことが多い。
だから、離れた場所で糞と一緒に種をまいてもらおうという植物のおもわく通りにはなかなかならないようだ。

(『鳥のおもしろ私生活』)
藪の中から飛び出したのはアオジ
イイギリの実だと思いますが(^^ゞ

イイギリ イイギリ科 
   ヒヨドリ、ツグミ、オナガなど
 山地のやや湿り気のある雑木林に生育している。
庭木や公園樹としても栽培されていて、かなり大きな木になることから、広い公園などに植えられていることが多い。
 赤く熟しても全く食べられない木と、赤くなり始めた途端に食べられる木がある。
これはどの種類にも言えることだが、鳥にとっておいしい木とそうでない木があると思われる。
採食する鳥はヒヨドリがほとんどで、時にはキジバトやアオバトも食べることがある。
口に入れたことはないが、人の話によると,味らしいものはなかったという。

(『野鳥と木の実』)
アマチャヅルかな?
街灯をロングドレスのように包み込んでいました(^^ )
父の今日の一枚です。
母が出会いを楽しみにしていたハクセキレイ
父は、出会うと必ず撮していますp(^-^)q

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