2017年11月12日日曜日

空がどんよりして…

家を出るときは、空がどんよりして真冬のようでした。


    紅葉(黄葉)清談

物の本によれば
上代にはモミチと発音し
「黄葉」の漢字をあてていたが
平安時代以後、モミヂと濁音化し
「紅葉」の漢字をあてるようにもなった――と。
なお、モミチ、モミヂの発音は
「色を揉み出すこと」から来たものか
と記した本もある。

ところで、或る日私は、秋の渓谷で
紅(黄)葉真盛りの樹木たちに、ふと尋ねたのだ。
錦繍
(きんしゅう)にも譬(たと)えられるこの鮮やかな色彩が
樹木ご自身には見えているのでしょうか? と。
ご懸念
(けねん)には及ばず――と樹木たちから即答があり
人間には察知できない視覚を私たちは具えていて
自前で染めた装いの出来映えを楽しんでいます
信じていただけるならお信じ下さい――とのこと。

(『吉野弘詩集』)
   眼と眼で

くどいな。

一分間。
眼と眼で。
話さう。

それから口で。
(『草野心平詩集』)
   雀

障子をしめる、
しめこまれた雀がそのまま、

襖絵(ふすまゑ)にはめこまれて
もう啼
(な)かうとはしない。
庭では冬の夕暮が落ちこみ
つちの底までしみついてゐる。

(『日本の詩歌15 室生犀星』 昭和43年)
昨夜、たまたま見た番組 カガクノミカタ「第5回比べてみる」で
松ぼっくりが取り上げられていました。
閉じていたかさがどうやって開くのか実験で見せてくれました!
10分間番組ですが、思わず引き込まれました(°°)
ホームページで動画を見ることができます(^-^)
 みのむしや秋ひだるしと鳴(なく)なめり
  みのむしの秋ひだるしと啼音(なくね)

○ひだるし ひもじい。
▼清少納言は蓑虫を父を恋うて「ちちよ、ちちよ」と鳴くと同情したが(枕草子43段)、
あれは食欲の秋にお腹が空いて「乳よ、乳よ」と鳴いているのだろうよ。
(『蕪村全集 第一巻 発句』)
やっと雲が切れて青空が顔をのぞかせてくれました(^。^)
父の撮影した画像の中の一枚です。
画像を見ながら話を聞くと
バラを抱えているように見えたと話してくれました(^-^)
母はバラ園を楽しみにしていました。

○ ○ ○ ○

夕食は外食。
姪も来てくれて楽しく食べました(^-^)
寒くなってきたので鍋焼きうどんを頂きました。
母も熱々のうどんをフウフウいいながら食べるのが好きでした(^。^)

0 件のコメント:

コメントを投稿

申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m