2025年9月28日日曜日

チンチン電車に乗って

昨日、公園でイベントがあり来園者で混雑していました。
父は、人を避けながら歩くのに苦労していたそうです。
今日の散歩を休むと言ったので急きょ出かけました。
先日、天王寺に行った時に見えたチンチン電車が懐かしくて乗ることにしました。

阪堺電車 下町をチンチン電車がゆく」(NHKアーカイブス 2001年)

更新しました(_ _)
前からお参りしたかった住吉大社に着きました。
 住吉万葉歌碑 

この歌碑は建立趣旨賛同の一般応募者や万葉愛好家および「難波万葉と古代を歩く会」会員など多数の有志によって建立されたものである。
海浜の美しい景観と港の活況を誇ったこの住吉には、万葉人たちが住吉大社参詣の任務を兼ねて度々訪れ、数多くの万葉歌を遺した。
その中から17首を採録し、併せて万葉時代を推定する住吉地形図を刻した。
また、港にふさわしい表象として古代船を配した。
この歌碑が万葉の宝庫である当地の新たな記念碑となり、多くの人に親しまれることをここに念願するものである。
なお、この台下に<30世紀へのメッセージ>を埋蔵する。

 平成3年(1991)5月15日
(発起人など省略)
  1 神々が鎮座する高台
 住吉大社の大鳥居をくぐり、参道を進むと反橋(太鼓橋)が現れる。
その下の池はラグーンの跡だといわれており、かつては海とつながっていたようだ。
標高約6mの高台にある住吉大社の4棟の本殿は、住吉造といわれる神社建築史上最古の様式で、海に向って西向きに鎮座している。
境内には樹齢数百年のクスノキの巨樹が何本もあり、それぞれまるで森のようで、神が宿っているかのようにも見える。
大鳥居の海側にはかつて砂浜が広がっていた。
海岸線には燈台としての役割を担っていた高灯篭があり、日本一古い灯台だともいわれている。
摂社である大海神社は住吉大社の北に位置し、本殿は住吉大社と同じく住吉造で、こちらも海に向って鎮座している。
社殿は標高7mほどの高台にあり、石段の両脇は鬱蒼とした森になっている。
この森には人の手が加えられておらず、上町台地の崖が自然に近い状態で残っている。
さらに北側にある生根神社(いくねじんじゃ)の西側にも石段があり、高低差がわかりやすい。
(『凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩』新之介 洋泉社 2016年)
急に決めたので見落としたのですが

 第一章 住吉(すみよっ)さんの狛犬 ― 大阪の最古の参道狛犬 ―
 ■太鼓橋 

 …前略…

 この反橋(そりはし)を渡って、鳥居の手前を右に少し行ったところに、大阪出身のノーベル文学賞作家、川端康成の文学碑がある。
そこには次のような一節が彫られている(図10:省略)。

  「反橋は上るよりおりる方がこはいものです。私は母に抱かれておりました。」

 これは川端康成の戦後間もない頃の短編『反橋』の一節である。
昭和23年に発表されたこの小説は、続いて翌年に発表された『しぐれ』『住吉』と合わせて三部作と言われている。
これらの作品に共通しているのは、「あなたはどこにおいでなのでせうか。」と言う不思議な一文が、それぞれの作品の冒頭と末尾にあることである。

 …後略…

(『大阪狛犬物語』塩見一仁 澪標(みおつくし) 2021年)

反橋・しぐれ・たまゆら』(講談社文芸文庫)
 住吉大社と兎(うさぎ) 

兎(卯<う>)は当社の御鎮座(創建)が神功皇后(じんぐうこうごう)攝政(せっしょう)十一年(211)辛卯年(かのとうのとし)の卯月(うづき)の卯日(うのひ)である御縁により奉納されたものです
「永代常夜燈」(池大雅筆)
住吉大社「安産子宝の犬」と「神使(しんし) 住っ子(すみッこ)うさぎ」
 「本殿」は国宝になっています。
第一本宮、第二本宮、第三本宮、第四本宮(「建築様式」)
 神蹟 五所御前(ごしょごぜん) 

 五所御前は、別名を高天原ともいい、住吉大神降臨の伝承地である。
社伝によれば、神功皇后の摂政十一年辛卯(かのとう)年(西暦211年)、勅命を奉じた田裳見宿祢(たもみのすくね)(住吉神主の始祖)が、大神の神殿を建立すべき処をを求めた際、「真住吉(ますみえし) 住吉国(すみのえのくに)」(清らかな海に面した、安住の地の意)との神託を得て当地を選定し、その地の大樹に白鷺(しらさぎ)が飛来して、あたかも歓喜、賞賛するかの様子であったため、住吉大神の御心に叶った処として当社の鎮座地(ちんざち)を定めたものと伝えられる。
後に四つの神殿を造営した後も、元の大樹に注連縄(しめなわ)を張り、忌垣(いみがき)を設けて、祭祀を行ったものと伝えられる。
この故実(こじつ)に倣(なら)い、当社の御鎮座(ごちんざ)を奉祝する卯之葉神事(うのはしんじ<五月初卯日>)では、当所に神鏡を懸(か)け、卯(う)の葉の玉串を捧(ささ)げて拝礼する。
そのため、四神殿に准じた神蹟(しんせき)として五所御前(ごしょごぜん)と呼称される。
 住吉大社
 ―― 五大力の神石 ―― 

御垣内の玉砂利(たまじゃり)の中には「五」「大」「力」の各文字が記された石があり、参詣者が自身の手によって探し出し、三つを揃(そろ)えて願掛けの御守にする習俗が伝えられる。
五つの力とは、体力・智力・財力・幅力・寿力であり、住吉大神の広大無辺なるご守護を象徴する。
願いが成就した際、同様の小石を用意し、感謝の念を込めて文字をしたため、御礼参りの時に倍に増やしてお返しする。
神石を増やして循環させることで、末広がりに幸福がもたらされる信仰である。
御守袋は本宮授与所又は楠珺社にて取り扱っております。
        住吉大社
二人の女性の方が探しておられました。


住吉大社 商売発達の「初辰さん」〟(NHKアーカイブス 2010年)
国指定重要無形民俗文化財
 住吉大社の御田植
 

 住吉大社の「御田植神事」は「御田(おんだ)」とも呼ばれ、毎年六月十四日に執り行われます。
 社伝によれば、神功皇后さまが、五穀豊穣を祈る為に、長門国から植女(うえめ)を召して御田を定められたに始まると伝えられています。
現在は、前儀の粉黛式(ふんたいしき)・戴盃式(たいはいしき)に始まり、本殿に於ける豊作を祈る祭典に続き御田式場では、田舞(たまい)、神田代舞(みとしろまい)、風流武者行事、棒打合戦、田植踊、住吉踊の伝統芸能が奉納される間に替植女(かえうえめ)により早苗が植えられます。
そして十月十七日の「宝之市神事」に初穂を神前に供えます。
 住吉の御田植神事は昭和五十四年、芸能はもとより田植作業の全てを祭祀、民族行事として最高の〝重要無形民俗文化財〟に指定されています。
    住吉大社
下調べもなく訪ねたので載せていない社や祠、狛犬などがいっぱいあります。
歴史を調べればいろいろ興味深いことがあるので、また、いつか訪ねたいと思います。
お昼前になったので「大人のお子様ランチ」をいただきました(^_-)
ちゃんと日の丸の小旗が立っています!
今、読んでいる本は『セツと八雲

9月29日から始まる朝ドラ「ばけばけ」は小泉セツをモデルにしているので
松野トキの人生は厳しいものになると思うけど
それらを乗り越えてきた小泉セツと八雲(ラフカディオ・ハーン)の物語を楽しみにしています。
路地にあった頃のお店にも来ていたのですと声をかけると
当時の写真が飾ってあることを教えてもらいました。
このお店と出会ったのは「あべの銀座商店街」で営業していたときで
その頃は石炭ストーブでした。
商店街を歩いているとちょっと路地に入ったところに洋食屋さんがあったのでフラッと入りました。
その頃、なにを食べていたのか記憶がないのですが
後日、ロールキャベツが有名なお店だと知りました。
 「Grill Maruyoshi Since 1946」とあるので戦後直ぐに店を開いたんだ。
その当時のことなどを書いた記事がありました。

Vol.6「老舗洋食の底力」~グリルマルヨシ天王寺MIOプラザ店~〟(取材・文なかたみのぶ 地域共創会議 2025.2.6)

店を出ると待っている方がいたので事前に予約している方がいいと思います。
MIOプラザに支店「プチ グリル マルヨシ」もありますよ(^^)/

2 件のコメント:

  1. こんにちは~
    まっていたような秋空で涼しい朝でした。

    チンチン電車に乗って、住吉っさんへお詣りされたのですね。
    10年ほど前の初詣で住吉大社へお詣りしたことを思い出しました。
    そり橋が初詣参拝客でいっぱいでした~エヘ(*^-^*)
    本殿が国宝。
    玉砂利のお話も聞いたように覚えています。
    手水舎のウサギ、卯年卯月卯の日だったのですね。
    自分が卯年だったので、手水舎のウサギもワッっと思ったのでした。

    偶然ですが。。。
    今日、エブリさんがお友達とチンチン電車で
    住吉大社あたりのオッサン歩に出かけています。(*^-^*)

    返信削除
  2. カイさんコメントありがとうございます(^^)/
    やっとやっと行楽日和になりましたね
    ということで
    >住吉大社あたりのオッサン歩に出かけています。(*^-^*)
    となったのでしょうか(^_-)

    反橋は、人間が渡るものではなく神様が渡るものなのであのようにそっているとどこかの本で読んだ気がします。
    その本が思い出せなかったので記事には書きませんでしたが(^^ゞ

    昔、チンチン電車に乗って松虫あたりでアルバイトをしていたことがあり、懐かしかったです。
    また、機会があればチンチン電車に乗ってオッサン歩したいなと思っています(^。^)

    返信削除