今朝は,ひやっこくて一枚余分に着ようかなと迷うほどでした。
(第44段より)
きのさまぞにくけれど,楝(あふち)の花いとをかし。
かれわれにさまことに咲きて,かならず五月五日(*)にあふもをかし。
*)当日葉で邪気を払ったという。
(『枕草子[能因本]』松尾 聰、永井 和子訳・注 笠間文庫 2008年)
わが上に春留(とど)まれと聞きつるや俄かに薔薇の手にくづれきぬ
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)
ドクダミ ドクダミ科
ドクダミ,なんて響きも悪く,ひどい名前だと思いませんか。
この花が毒や痛みにとてもよく効く薬だから,
「毒痛み」を縮めてドクダミとなったそうですが,他にも名のつけようがあるような…。
しかしこのインパクトのある名前のおかげで,有名になったことは否めません。
この花は面白いことに,1つに見える花はたくさんの花が集まってできているのです。
黄色い中央のものが,花がいっぱい集まった穂なんどえす。
よく見ると小さな黄色い1つ1つが1個の花なのです。
●分布:本州,四国,九州
●花期:6月~7月
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
(現代語訳)
木の様子は感じがよくないけれど,楝(おうち)の花はたいへんおもしろい。
乾いたように一風(いっぷう)変った咲き方をして,
必ず五月五日の節供に咲きあうのもおもしろい。
(『枕草子[能因本]』松尾 聰、永井 和子訳・注 笠間文庫 2008年)
園芸種だと思います。ハナザクロかな?
キキョウソウ キキョウ科
【花期】5月~8月 【高さ】20~40cm
【分布】本州,四国,九州 (北アメリカ原産)
日当たりのよい草原などで見られる。
茎には稜がある。
葉は円形~卵形で基部は浅い心形。
花は葉腋に1~3個,下から順に咲き上がる。
花冠は紫色。
柱頭は3裂する。
よく似たヒナギキョウは先端の花だけが咲く。
(『里の花 イラストでちがいがわかる名前がわかる 里の花800種』久保田修著・藤田和生絵 学研プラス 2009年)
テントウムシを手でつかむと,体からいやな匂いがする黄色い液を出す。
これは天敵から身を守るためのもので,
一度テントウムシを食べようとしてまずい思いをした天敵は,
次からテントウムシを襲わなくなるというわけだ。
派手な斑紋もようは天敵にテントウムシの姿を記憶させるためで,
天敵にまずさや危険を知らせるこのような体色を「警告色」と呼んでいる。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
カタツムリと並んでいるのはオオヨコバイ
ヨコバイの仲間(カメムシ目)
植物の汁を吸う虫たち
生活)ヨコバイ,ウンカ,ハゴロモなどの仲間は,
どちらかというとあまり目立たない虫だ。
どれも植物の茎や葉にとまって,汁を吸っている昆虫だ。
彼らの1日はほとんどが食事にあてられていて,
ツマグロヨコバイでは実に1日の85パーセントを食物の汁を吸ってすごすという。
そして食事の際に,植物に病原ウイルスを媒介する種類もあり,
それらは重要な作物害虫になっている。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
ふ化したキリギリスの幼虫は,はじめ草の葉や花粉などを食べているが,
成長にともなって肉食性が強くなる。
ウマオイやヤブキリも肉食性が強く,
これらの種類では前足や中足にトゲが生えていて,
獲物を捕まえやすくなっている。
草食性の種類は,足のトゲが小さい。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
テントウムシの中には,同じ種類でもいろいろなもようをもつものがある。
よく見られるナミテントウもそのひとつで,
彼らの前翅にはおおまかに4つのタイプがある。
黒地に赤い斑紋が2つある型と4つある型,たくさんの斑紋がある型,
赤地に黒い斑紋がたくさんある型だ。
さらに斑紋の大小や形などに,さまざまなバリエーションがある。
またこれらのもようは,あのメンデルの法則で遺伝することが知られている。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
源氏物語「若紫」の中で光源氏が若紫(紫上)をみそめる場面です。
その中に十ぐらいでしょうか,白い下衣(したごろも)に,
山吹襲(やまぶきがさね)の着馴らしたのを重ねて,こちらへ走って来た女の子は,
そこにいたほかの子どもたちとは,似ても似つかず,
成人した将来がさぞかしと思いやられるほど可愛らしい顔立ちをしています。
髪は扇をひろげたようにゆらゆらして,泣き顔を真っ赤にこすって立っていましす。
「どうしたの。子供たちと喧嘩でもなさったの」
と言いながら,尼君が見上げた面ざしに,女の子が少し似通ったところがあるのは,
たぶん尼君の子なんだろうと源氏の君はお思いになります。
「雀の子を,犬君(いぬき)が逃がしてしまったの,
伏籠(ふせご)の中にしっかり入れておいたのに」
と,女の子がさも口惜しそうに言います。 (P249)
(『源氏物語 巻一』瀬戸内寂聴訳 講談社文庫 2007年)
前を行くトラックのナンバープレートを見ると,「青森」ナンバーでした。
長距離トラックの運転は大変だろうな…
Kazeの場合,発病後,主治医の先生に近距離での運転を許可していただいた。
もし,事故を起こせば,主治医の先生に迷惑がかかると思って
無理な運転だけはしないように心がけています。
きのさまぞにくけれど,楝(あふち)の花いとをかし。
かれわれにさまことに咲きて,かならず五月五日(*)にあふもをかし。
*)当日葉で邪気を払ったという。
(『枕草子[能因本]』松尾 聰、永井 和子訳・注 笠間文庫 2008年)
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)
ドクダミ,なんて響きも悪く,ひどい名前だと思いませんか。
この花が毒や痛みにとてもよく効く薬だから,
「毒痛み」を縮めてドクダミとなったそうですが,他にも名のつけようがあるような…。
しかしこのインパクトのある名前のおかげで,有名になったことは否めません。
この花は面白いことに,1つに見える花はたくさんの花が集まってできているのです。
黄色い中央のものが,花がいっぱい集まった穂なんどえす。
よく見ると小さな黄色い1つ1つが1個の花なのです。
●分布:本州,四国,九州
●花期:6月~7月
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
(現代語訳)
木の様子は感じがよくないけれど,楝(おうち)の花はたいへんおもしろい。
乾いたように一風(いっぷう)変った咲き方をして,
必ず五月五日の節供に咲きあうのもおもしろい。
(『枕草子[能因本]』松尾 聰、永井 和子訳・注 笠間文庫 2008年)
アカバナユウゲショウ
キキョウソウ キキョウ科
【花期】5月~8月 【高さ】20~40cm
【分布】本州,四国,九州 (北アメリカ原産)
日当たりのよい草原などで見られる。
茎には稜がある。
葉は円形~卵形で基部は浅い心形。
花は葉腋に1~3個,下から順に咲き上がる。
花冠は紫色。
柱頭は3裂する。
よく似たヒナギキョウは先端の花だけが咲く。
(『里の花 イラストでちがいがわかる名前がわかる 里の花800種』久保田修著・藤田和生絵 学研プラス 2009年)
アオモンイトトンボ
・派手なもようは天敵よけテントウムシを手でつかむと,体からいやな匂いがする黄色い液を出す。
これは天敵から身を守るためのもので,
一度テントウムシを食べようとしてまずい思いをした天敵は,
次からテントウムシを襲わなくなるというわけだ。
派手な斑紋もようは天敵にテントウムシの姿を記憶させるためで,
天敵にまずさや危険を知らせるこのような体色を「警告色」と呼んでいる。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
ヨコバイの仲間(カメムシ目)
植物の汁を吸う虫たち
生活)ヨコバイ,ウンカ,ハゴロモなどの仲間は,
どちらかというとあまり目立たない虫だ。
どれも植物の茎や葉にとまって,汁を吸っている昆虫だ。
彼らの1日はほとんどが食事にあてられていて,
ツマグロヨコバイでは実に1日の85パーセントを食物の汁を吸ってすごすという。
そして食事の際に,植物に病原ウイルスを媒介する種類もあり,
それらは重要な作物害虫になっている。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
ふ化したキリギリスの幼虫は,はじめ草の葉や花粉などを食べているが,
成長にともなって肉食性が強くなる。
ウマオイやヤブキリも肉食性が強く,
これらの種類では前足や中足にトゲが生えていて,
獲物を捕まえやすくなっている。
草食性の種類は,足のトゲが小さい。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
テントウムシの中には,同じ種類でもいろいろなもようをもつものがある。
よく見られるナミテントウもそのひとつで,
彼らの前翅にはおおまかに4つのタイプがある。
黒地に赤い斑紋が2つある型と4つある型,たくさんの斑紋がある型,
赤地に黒い斑紋がたくさんある型だ。
さらに斑紋の大小や形などに,さまざまなバリエーションがある。
またこれらのもようは,あのメンデルの法則で遺伝することが知られている。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
源氏物語「若紫」の中で光源氏が若紫(紫上)をみそめる場面です。
その中に十ぐらいでしょうか,白い下衣(したごろも)に,
山吹襲(やまぶきがさね)の着馴らしたのを重ねて,こちらへ走って来た女の子は,
そこにいたほかの子どもたちとは,似ても似つかず,
成人した将来がさぞかしと思いやられるほど可愛らしい顔立ちをしています。
髪は扇をひろげたようにゆらゆらして,泣き顔を真っ赤にこすって立っていましす。
「どうしたの。子供たちと喧嘩でもなさったの」
と言いながら,尼君が見上げた面ざしに,女の子が少し似通ったところがあるのは,
たぶん尼君の子なんだろうと源氏の君はお思いになります。
「雀の子を,犬君(いぬき)が逃がしてしまったの,
伏籠(ふせご)の中にしっかり入れておいたのに」
と,女の子がさも口惜しそうに言います。 (P249)
(『源氏物語 巻一』瀬戸内寂聴訳 講談社文庫 2007年)
前を行くトラックのナンバープレートを見ると,「青森」ナンバーでした。
長距離トラックの運転は大変だろうな…
Kazeの場合,発病後,主治医の先生に近距離での運転を許可していただいた。
もし,事故を起こせば,主治医の先生に迷惑がかかると思って
無理な運転だけはしないように心がけています。