2016年9月11日日曜日

晴れてから…

曇り空ですが,猛暑よりもいい(^。^)
公園内は準備で忙しそうでしたp(^-^)q
巻第十(夏の相聞) 1985
真田葛延(まくずは)ふ夏野の繁くかく恋ひばまことわが命(いのち)(つね)ならめやも

ま葛ののびる夏野のように,しきりにこれほど恋うていたなら,
本当に,私の命はどうかなってしまうのではないだろうか。
・延ふ  蔓(つる)をのばす。
・繁く  うっ蒼と草がおいしげるように。恋心の比喩。
・常ならめやも  常は不変。「やも」は強い否定をともなう疑問。
(『万葉集(二)』)
 いちばん大きなみかんをもらつていちばん幼い  萩原井泉水
(『日本の詩歌19』)
柘榴が口あけたたはけた恋だ
(『尾崎放哉句集』)
フェイジョアの実が膨らんできた(^-^)
シロバナヒガンバナ(ヒガンバナ科)

みそ萩(はぎ)や水につければ風の吹く    一茶

赤紫色の穂のように咲くみそ萩は魂祭りの水向け花である。
下五、涼しげな感じを象徴化している。
(『蕪村集 一茶集 日本古典文学大系58』
      暉峻康隆 川島つゆ校注者/岩波書店 1959年)
アズチグモ(カニグモ科)


祖国なき民悲しかり韓(から)びとは事あるたびに海をゆききす リカ・キヨシ(李承源)

韓びと=韓国人。朝鮮民族。
(『昭和萬葉集 巻七(昭和20年~22年)』講談社 1979年)
 ニホンカナヘビ(爬虫類

Q.鳥の飛翔に尾羽はどんなに重要なのですか?
 鳥の飛翔にとって尾羽は非常に重要です。
尾羽は飛翔中の平衡を保ち,舵の役目をし,体表面積を調整するのですから。
帆翔(はんしょう)中の鳥は,尾羽を扇状に開いて体表面積を大きくしていますが,
ときどき方向を変える時には簡単にちょっと尾羽を傾けるだけですみます。
 アビ,カイツブリ,カモといった鳥は,とても小さい尾羽しか持っていませんので,
飛翔中にすばやい方向転換ができにくく,ふつう直線コースを飛ぶしかありません。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
       青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)
万葉集第七巻 1121
    草を詠みき
(いも)らがり我が行く道の篠(しの)すすき我(われ)し通はばなびけ篠原(しのはら)

妻のもとへ私が行く道の篠やすすきよ,私が行く時は通りやすく靡け,篠原よ。
(『万葉集(二)』)
ポケットの底にかわけるもみ粒を母よ母よと嚙みしめるなり
(『歌集 方代』)
彼岸花よくも彼岸にあわせて咲く
(『俳句で綴る変哲半生記』)
キツネノマゴは小さな野草ですが
キツネノマゴ科にはアカンサスも属しているのでおもしろいなと思います('-'*)
コハナバチの仲間だと思いますが,キツネノマゴと同じくらいの大きさ(^。^)
青空が見えていたのに雨がパラパラと…

狐の嫁入り
 日が照っているのにパラパラと雨が降ってくる天候をいう。
いわゆる日照り雨のこと。
「狐の祝言(しゅうげん)」ともいう。
また,日が照ったり,雨が降ったりと,
一定しない天気のことを「狐日和(きつねびより)」という。
(『日本の風土を伝えることわざ 季節』
     安藤隆夫/オンタイム出版創拓社 1988年)

最後にメジロが可愛い声で歌ってくれました♪