2016年9月25日日曜日

涼しいはずが暑かった(^0^;)

てるてる坊主が飛んで行くみたい(*´∀`*)

二色効果で目を引くクサギの実
秋になると,閉じていた萼は厚く発達して紅色に染まり。
星形に開く。
と,その中心に藍色の実が輝く。
紅と藍の色の対比は鳥の注意を引きつける。
濃藍色の果汁で布を染めると美しい青に染まり,水で洗っても落ちない。

(『野に咲く花の生態図鑑』)
つはものの命は消ぬる曼珠沙華  三橋鷹女
(『現代日本文學全集91 現代俳句集』筑摩書房 昭和32年)
野菊たゞに摘む児が顔に薄日して
(『山頭火大全』講談社 1991年)

 ショウキズイセン(ヒガンバナ科


巻第十(秋の雑歌)2120
秋萩に恋尽(つ)くさじと思へどもしゑやあたらしまたも逢はめやも

秋萩への恋を尽くすようなことはすまいと思うけれども,ええい,やはり惜しい。
また逢うことができようか。
▽恋を尽くすとは,恋を晴らすの意であることが多いが,ここはそれと異なり,萩への恋に心を奪われること。
「しゑや」は舌打ちする気持。
「あたらし」は惜しい意。
結句は,萩を恋人になぞらえ,再会は期しがたいと嘆く。
(『万葉集(三)』)
ツバメが空高く飛んでいました。
9月になるといつのまにかいなくなりますが(南へ渡る)
最初に姿を見ることを,むずかしいことばで〝初認(しょにん)〟というんですよ。
これはやさしいかもしれない。
ところが,一月にカモの観察についてのべたけど,このカモがいつ渡って行ってしまうか,
最後に姿を見た日を記録するのがむずかしい。
初認に対して,〝終認(しゅうにん)〟というんですが,うっかりしていると,
いつの間にかいなくなってしまったということになります。

(『自然観察12ヵ月』「3月のお話」)
 コサメビタキだと思うのですが…
 鳩の主食は植物の種子である。
しかし雛は種子を直接食べるわけではない。
まず親が食べ,嗉嚢(そのう)でやわらかいチーズ状のものにつくりかえる。
親はこれを口うつしで雛に与える。
英語ではピジョン・ミルクと呼ぶ。
完全母乳育児といえそうである。

(『都市のバードウォッチング・バイブル』
    千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
 円陣を組んでいるように見えるのはオオシロカラカサタケ(毒キノコ)だと思います。
スズメバチの食べ物」(動画)
 ショウリョウというのは、お盆に死者の霊を送る精霊流しからきたことば。
このころによく見かけるのと、姿が精霊船の形に似ているという2つの意味がある。
オスは、飛ぶときに前と後ろの翅を打ちつけてキチキチという音を出すため、
キチキチバッタとも呼ばれる。
 後脚をそろえて持つと、脚でジャンプして逃げようと何度も体を前後に動かす。
その姿が米をつく動作に似ているため、コメツキバッタとも呼ばれる。
謝るときにくり返し頭を下げる人を「コメツキバッタのように」とたとえることもある。

(『昆虫の不思議』三枝博幸監修・伊沢尚著/ナツメ社 2006年)

枯れそめし草の黄よりもなほ黄にてこの蟷螂(かまきり)も雨に濡れゐる   吉野秀雄
(『日本の詩歌29』)
 バッタは、交尾のときにオスがメスの背中にのる。
しかし,オンブバッタは交尾の準備が整う1か月以上も前からずっと,
メスがオスをオンブしたままだ。
これが名前の由来。
オスは,メスかどうかを眼で確かめるが,体の色は気にしないらしく,
茶と緑の色ちがいカップルになる場合もある。
 オンブバッタは,後脚が短くて遠くへ移動できないため広い草原でメスを探すのが難しい。
出合ってすぐオンブするのは,やっと見つけたチャンスをのがさず,
交尾をする準備が整うのを待つためと考えられている。

(『昆虫の不思議』三枝博幸監修・伊沢尚著/ナツメ社 2006年)
スズメたちが集っているのでドバトがやって来た
カラスでさえ邪魔をしないのに…
鳩とゐて朝焼雀小さしや

  8月16日天津に着いた。
  殺風景な病舎の屋根が美しく朝焼け棟に二羽の鳩が寄り添つて吻を合してゐた。
  雀たちが飛んできた。
  「新凉や鳩の接吻日浴びそむ」病める鳩兵の心を汲まれたい。
(『波郷句自解』)
今朝は両親も一緒に散歩に来ました。
公園では何かイベントがあるようで団体さんが来場していました。