2014年3月10日月曜日

境内散策

梅苑を出て桜門へ,境内散策をしました.
何の石で出来ているのかな…
今日の目的の一つ織部灯籠
マリア様が手を合わせているように見えるのですが…
織部灯籠をキリシタン灯籠とすることに反対の学説も多いですが…
向かいのおられるのが大黒様
鼻の穴ように見えるのですが(*^▽^*)
小石が落ちずに止まれば縁起が良く、
その小石を財布に入れておくとお金が貯まるという話が…
意外と難しいですよ(°°;)
三光門(中門)
社殿
今日の天気予報では「大雪注意報」が出ていたので…
説明板によると

史跡「御土居(おどい)
御土居とは豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた京の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として天正十九年(1591年)に築いた土塁のことです.

そのほとんどが江戸時代に取り壊され,現存するのは北野天満宮の境内のほか数箇所となっており,昭和40年10月27日に都市計画の重要な遺構として「史跡」の指定を受けています.

平野神社に向う途中にもっとはっきりした御土居が見られるようですが
今日は,雪が降っているのであきらめました…
この牛は,梅の木が傘になっていました(*^▽^*)
北野東向観音寺
木造十一面観音像を安置し,境内の白衣観音は懐妊の信仰がある.
この説明板に…

「土蜘蛛(つちぐも)」灯籠由来
この蜘蛛灯籠はもと七本松通一条にあって,源頼光を悩ました土蜘蛛が棲(す)んでいたところといわれた.
明治年間に,この塚を発掘したところ,石仏や墓標の破片したものが出土し何等参考となるものはなかった.
そのときの遺物が,ここにある「火袋」で当時,ある人が貰いうけ庭に飾っていたところ家運が傾むき〝土蜘蛛の祟り〟といわれたので,東向観音寺に奉納したという.
なお「土蜘蛛」とは我が国の先住穴居民族で背が低く,まるで土蜘蛛のようだったといわれる.
謠曲史跡保存会
最後の文面に疑問があります…
つちぐも【土蜘蛛】②(「土雲」とも書く)神話伝説で大和政権に服従しなかったという辺境の民の蔑称.
つちぐも【土蜘蛛・土蜘】①能.源頼光の病床へ妖怪の土蜘蛛が僧形で現れるが,斬りつけられ,葛城山に追いつめられて退治される.
  (『広辞苑』より)
とあるように謠曲史跡保存会の説明はオカシイです!
なお,土蜘蛛は,古事記,日本書紀の神武天皇で登場しますし,日本書紀では,それ以外にも登場します.
伴氏社で紹介した
道真の母(大伴氏)の廟と伝えられている大五輪塔,
49日の喪が明けると参る風習があり,忌明(いみあけ)塔という.