2021年5月19日水曜日

忘れた…

今朝は雨で重たい空…
家を出てしばらくしてカメラを忘れたことに気がつきました。
今日は、紙やプラごみの日で、その事に頭がいっていていたからかなぁ…(^-^;
アソビカメラをポケットに入れていたので散歩のメモはできました。
それも忘れていたら…
四天王や空堀などを町歩きした時、
コンデジが電池切れになっていたので携帯でメモしました(^-^;
 伊藤憲二さんのtwitterに

学術会議の時もそうだけれど、非がある側が「攻撃は最大の防御」とばかり攻勢に出て問題を有耶無耶にする手口を、ほかならぬ政府与党が臆面もなく取るのは非常にまずいのではないか。

やはり隠蔽、除夜の鐘よりも多くの嘘を重ねた方が言い出しましたね

安倍前首相の「虚偽答弁」118回 衆院調査局 桜を見る会前夜祭〟(毎日新聞 2020年12月21日)

安倍前首相「朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯」コロナワクチンの予約システム不備報道で〟(東京新聞 5月18日)

AERAdot.の記事を読むと前首相などが向きなって攻撃するのは…

【独自】「誰でも何度でも予約可能」ワクチン大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥〟(AERAdot. 5月17日)

 防衛省ホームページに掲載されている予約システムの最下部にはシステムの運営会社として「マーソ株式会社」(Copyright © MRSO Inc. ALL RIGHTS RESERVED.)と記されていた。
同社の経営顧問には菅首相の盟友、竹中平蔵氏が名を連ねていた。

山崎雅弘さんのtwitterに

これ、政権与党の自民党幹部が朝日新聞を含む報道各社に対し「俺たちに不都合なことを踏み込んで報じるな」と恫喝している状況だが、びっくりするほど記者側の危機感も報道人の矜持も感じられない記事。
他人ごとのように「報道陣を牽制
(けんせい)する場面もあった」と書く。

二階氏側近、1億5千万円に「根掘り葉掘り踏み込むな」(朝日新聞 5月18日)

今の日本は、中国やロシアなどと一緒だなと思う。

(「(いぼ) 」続き)

 長い時間がたちました。
 三人はへとへとになりました。
もう、足を動かすのが嫌(いや)になりました。
さて、三人はどこまで来たのでせう。
自分達の位置を見て、三人はびつくりしました。
いま、ちやうど池のまん中にゐるのではありませんか?
 まはりの山で蝉は鳴きたててゐます。
気ばかりあせります。
しかし体はもう動きません。
「もう、俺、泳げん。」
と、弟の杉作が泣き出すまへの笑ひ顔でいひました。
 松吉も泣きたい気持ちでした。
黙つて眼をつむりました。
「僕も、もう駄目や。」
と克巳もいひました。
(『校定 新美南吉全集 第二巻』大日本図書株式会社 1980年)
 松吉は眼をひらくと、きつぱり、
「もどらう、そろそろいかう。」
といひました。
 そして盥を、逆の方向にぐいとひとつ押しました。
 杉作も克巳も黙つてゐました。
しかし松吉についていくより、しかたがありませんでした。
つかれきつた二人の顔に、かすかにわきあがる力の色が見えました。
 盥は動いていくやうに思へませんでした。
いつまでたつても、もとの土堤に帰りつくことはできないやうに見えました。
 三人は、ときどき、ちつとも近くならない土堤の方に、ちらつちらつと、絶望したやうな眼を投げました。
 そのとき、松吉の口をついて、
「よいとまアけ。」
といふ、かけ声がとび出しました。
 よいとまけ――それは、田舎の人達が、家を建てる前、地かためをするとき、重い大きい槌(つち)上げ下ろしするのに力をあはせるため、声をあはせてとなへる音頭です。
それは田舎の言葉です。
町の子供である克巳にきかれるのは、恥かしい言葉です。
しかし、いまは、松吉は恥かしくも何ともありません。
必死でした。
「よいとまアけ。」
と、水を蹴って、また松吉はいひました。
 すると弟の杉作が泣き声で、
「よいとまアけ。」
と応じました。杉作も必死でした。
「よいとまアけ。」
 松吉は声をはりあげました。
 するとこんどは、杉作ばかりでなく、克巳までがいつしよに、
「よいとまアけ。」
と応じました。
 克巳もまた必死だつたのです。
  三人とも必死でした。
必死つである人間の気持ほど、しつくり結びあふものはありません。
 松吉は自分達三人の気持が、ひとつのこぶしの形にしつかり、にぎりかためられたやうに感じました。
さうすると、今までの百倍もの力がぐんぐんと湧いてきました。
「よいとまアけ。」
と松吉。
「よいとまアけ。」
と杉作と克巳。
 きふに盥(たらひ)が速くなつたやうに思はれました。
もう土堤はすぐそこでした。
そら、もう、葦の一本が盥にさはりました。
 克巳は、田舎の松吉、杉作の家に十日ばかりゐたのですが、最後のこの日ほど、三人が心の中で仲好しになつたことはありませんでした。
 池から家へ帰つて来ると、三人は心もからだも、くたくたに疲れてしまつたので、藤棚(ふぢだな)の下の縁台(えんだい)に、お腹をぺこんとへこませて腰かけてゐました。
 そのとき克巳は、松吉の右手をなでてゐましたが、
「疣つて、どうすとできる? 僕も、ほしいな。」
と笑ひながらいひました。
「一つあげよか。」
と松吉はいひました。
「くれる?」
と克巳はびつくりして眼を大きくしました。
 松吉は家の中から箸(はし)を一本もつて来ました。
「どこへほしい?」
「ここや。」
 克巳は信じないもののやうに、くつくつ笑ひながら、左の二の腕を、植疱瘡(うゑばうさう)してもらふときのやうに出しました。
 松吉の右手の一つの疣と、克巳の腕とに箸がわたされました。
 松吉は大まじめな顔をしました。
そして天の方を見ながら、
「疣、疣、渡れ。」
「疣、疣、渡れ。」
と、よく意味のわかる呪文(じゆもん)をとなへました。
 その翌日、町の子の克巳は、茄子(なす)や胡瓜(きうり)や西瓜(すゐくわ)を、どつさりおみやげにもらつて、町の家に帰つていつたのでした。
(『校定 新美南吉全集 第二巻』大日本図書株式会社 1980年)

つづく…
今朝の父の一枚です(^_^)v
雨が降っているので、バラ園も静かです。

伊能忠敬の日本地図「小図」3枚そろった副本 国内で2例目確認〟(NHK)
というニュースを事前に知っていたとは思いませんが
昨夜の
ブラタモリセレクション 「ちばらき~“ちばらき”はニッポンの要!?~」(2019年6月1日放送)
を録画していたので見ると伊能忠敬が紹介されていましたね。