2015年9月22日火曜日

季節はUターンしたのかな(・・?

いつの間にか設定がモノクロになっていました(^^ゞ
 野菊一輪手帳の中に挟みけり
(『漱石全集 第二十三巻』新書判 岩波書店 1957年)
本当はモノクロが好きなんですが(^_-)
初めの方で気がついたので引き返して…

ニラ
彼岸花あるいは曼珠沙華捨子花われら革命花と呼びいし
(『無援の抒情』道浦母都子 岩波現代文庫 2000年)
ヤマトシジミ
 柳があつて柳屋といふ涼しい風
(『山頭火句集』 村上護 編 ちくま文庫 1996年)
月に聞きて蛙(かはづ)ながむる田面(たのも)かな
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)
コムラサキ
今朝も秋晴れ&夏に戻ったような…(・_・;)
巻第十(秋の相聞) 2281
朝露(あさつゆ)に咲きすさびたる月草(つきくさ)の日くたつなへに消(け)ぬべく思ほゆ

朝露に咲き誇っている露草のように,日が傾くにつれて命が消えてしまいそうに思われます。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
芙蓉咲くむかしの町の工場の寮
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)
体も色のくすんで,翅も傷んでいるけど懸命に生きている
シオカラトンボ

今朝の番組「インタビューここから」に一青窈さんが出演されていました。
好きな歌なんだけど「果てない夢がちゃんと終わりますように」
という一節に不思議な思いを抱いていましたが
人の命もいつか終りが来る,だからこそ限りある命を大事にしたい。
そして夢にも終わりがあって,
そこからさらに新たな夢を持ってほしいということを話されていました。
以下の記事がありました
「出産を前に母校で後輩たちと「ハナミズキ」」
「一青窈,“100年続いた”ハナミズキと対面,都立園芸高校式典で「ハナミズキ」熱唱」
「ハナミズキ」の歌詞「君と好きな人が百年続きますように」
軍事同盟でなく平和な連帯が続きますように…


キアゲハ
   

くもはうかんでゐる
雲は白くうかんでゐる
こころは気高(けだか)くなる

(『八木重吉全詩集 2』ちくま文庫 1988年)
柿の実が赤くなったら写したいなと思っていると
翌日には無くなっていました。
公園に来る中高年の人(特に男性)がマナーを守らない!
畦道を歩きながら別の男性が「青い柿の実をとってどうするんや」と話しかけて来て怒っていました。
一つ二つ味見をすることはあるでしょうが
毎日のように柿などの実を取っている…
よく「近頃の若者は…」なんてぼやく人がいますが
子どもや若者の手本に成らなければいけない
大人(それも年長者)のマナーが悪すぎると思います(-"-)
こころは気高くありたいですね!!!
そして,木の実などは野鳥などにあげたいですよね。
日本人には「野鳥に恵みを残す柿畑」という知恵・風習がありました(木守り柿)。
そんな美しい日本人の心を伝える人間になりたいですね。
(「美しい国」という言葉を使う方とは意味が違います。念のため(^_-)…)