2015年9月16日水曜日

母と歩いて

センニンソウ
今朝は,久しぶりに母と一緒に歩きました。
いつもは両親とσ(^_^;は別行動ですが(途中の休憩所で落ち合い)
父が墓掃除に行くので,母と歩きました。
毬栗が落ちていました。
中を見ると実が平べったい…
以前は数本栗の木があったようですが,今は1本だけ
受粉できなかったのかな(・・?
なつかしきしをにがもとの野菊哉

しをに―紫苑。
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)
曼珠沙華咲いてここがわたしの寝るところ
(『山頭火著作集Ⅳ 草木塔(自選句集)』潮文社 昭和46年)
除草されていたのですがツルボが一つだけ残っていました。
案山子の裏をかくようにスズメがいると近づくと…
心配そうに見ている…
網が足にからんだようです。
そっと近づいて,体を持って足を見るとまだうっ血していませんでした。
絡んだ網をほどいて放してあげると元気に飛んで行きました。
コナギ

ヒガンバナ

アオスジアゲハ
大きなカタバミが咲いていると近づくとハナカタバミのようです。
アレチヌスビトハギ
母に悪戯っ子のような顔をしているだろうと見せると
「狸の顔みたいやね」と(^v^)
枝ぶりの日ごとに替(かは)る芙蓉かな

五弁花が美しい木芙蓉(もくふよう)は,毎日咲き替わる一日花。
そのせいで,毎日,枝ぶりまでが替わるように思え,楽しませてくれる。画賛句。
(『袖珍版 芭蕉全句』堀信夫監修 小学館 2004年)
露草の露ひかりいづまことかな
(『波郷句自解 無用のことながら』石田波郷 梁塵文庫 2003年)
ヤブラン
マメアサガオ
コムラサキ
この頃から雨が降り出しました。
キチョウが雨宿りをしていました(*^。^*)
万葉集巻第二 120   弓削皇子(ゆげのみこ)の紀皇女(きのひめみこ)を思(しの)へる御歌
吾妹児(わぎもこ)に恋ひつつあれずは秋萩の咲きて散りぬる花にあらましを

吾妹児に恋い苦しんでいないで,あの秋萩のように美しく花ひらいては散っていくようでありたいものよ。
(『万葉集 全訳注原文付(一)』中西進訳注 講談社文庫 1978年)

▽万葉集に萩を詠む歌は141首。その四分の一以上が花の散ることに言及し,平安朝以後の萩の歌が下葉の紅葉や露を好んで主題とするのとは傾向を異にする。
「萩」の原文は「芽」。
「萩」字は万葉集にはまだ用いられない。
(『万葉集(一)』佐竹昭広他 校注 岩波文庫 2013年)