2014年12月23日火曜日

国立国際美術館

今日は,午後から出かけました。
目的地は「国立国際美術館」です(*^-^*)
展覧会は撮影できませんので…
ヘンリー・ムア(1898-1987)
「ナイフ・エッジ」191/76 ブロンズ

正面から見ると量感のある彫刻ですが,
側面から眺めると意外と薄く平らな作品であることに気づきます。
それが刃物の切っ先に似ていることから,ナイフ・エッジと題されました。
しかし冷たい印象はなく,むしろ有機的な生命感にあふれています。
骨や石,あるいは古代の遺跡に興味を持っていたムアが,

とりわけ軽くして強い骨の構造に彫刻的な原理を見いだした代表作です。
「大きな立っている人体」シリーズに属する作品です。

「フィオナ・タン まなざしの詩学」を見てきました。
途中からでしたが

《興味深い時代を生きますように》(1997) (日本初公開)
フィオナ・タンが,自身の血縁者をオーストラリア,香港,インドネシア,中国,ドイツ,オランダに取材した,
異国の地に生きる華人の文化的なアイデンティティについて考察した私的なドキュメンタリーです。
インドネシアで,中国系インドネシア人の父とオーストラリア人の母の間に生まれ,オーストラリアで育ち,
やがて欧州(ドイツ,オランダ)に生活するようになってから既に12 年を経ていたフィオナ・タンにとって,
それは「自分は何者なのか」を問う旅でもありました。
自らをしばしば「真の異邦人」と称するフィオナ・タンの原点ともいえる一篇です。

(国際美術館のプレス・リリースより)
 「長い長い長い夜」1995年 
B2階の「コレクションⅢ」で奈良美智さんの作品も
ジョアン・ミロ(1893-1983)
「無垢の笑い」1969 陶板640枚
この巨大な陶板画は,もともと1970年に大阪で開催された日本万国博覧会の時に,

日本ガス協会のガス・パビリオンに展示されていたもので,
万博終了後,当館に寄贈された記念すべき作品です。
ガス・パビリオンのテーマは「笑いの世界」で,観客は会場内を巡って,

最後にミロのこの大作にいたりました。
この作品は「最後の笑い」つまり「究極の笑い」なのです。 

レストランでニューヨークチーズケーキをいただきました(*^-^*)