昨日の続きです(*^O^*)/
倉庫「パータカ」
民族:マオリ 国名:ニュージーランド
現代的な倉庫(パータカ)。
あらたに建造されたパータカは地域の集会所(マラエ)として使われ,
古い貴重な写真,石製棍棒(メレ・ポウナム),宝箱(ワカ・フィア)といった
伝統文化を伝える宝物(タオンガ)が保管されている。
木彫「ディンゴ一家」
製作者:リン・オナス 地域:メルボルン 国名:オーストラリア
人にこびず白人牧畜業者から迫害されてきた野生犬ディンゴを,
白人社会におけるアボリジニに重ね合わせたリン・オナスの作品。
彼は,西洋美術とアボリジニ芸術を組み合わせた都市アボリジニ芸術家である。
骸骨人形「酒場で興じるトランプ遊び」
製作者:ミゲル・リナーレス 地域:メキシコ市 国名:メキシコ
アステカの暦石(複製)
地域:テノチティトラン(メキシコ市) 国名:メキシコ
年代:アステカ文明(16世紀初)
トラルテクトリ(大地の怪物)を中心に,これまでに滅んだ4つの太陽(時代),
5番目の太陽である現世の終末の日が描かれ,
その周りに260日暦やシウコアトル(火の神)などが配置されて,
アステカの世界観の一端が示されている。
チチャ売り
制作者:サントディオ・パス 地域:チュルカナス 国名:ペルー
チュルカナスのやきもの
ペルー北部ピウラ県のチュルカナスのやきものは,古代の土器造りの技法を再興することで,1970年代に誕生した。
おもな装飾モチーフは地元の風物であり,地域のアイデンティティの形成と深く関係している。
農婦
制作者:ヘラシモ・ソサ 地域:チュルカナス 国名:ペルー
チュルカナスの主要産業は農業であり,郷土の典型的イメージは農村である。
この壺は,振りわけ袋を肩にかけ,ヒョウタンを手にもつ女性をあらわしている。
この大きさの壺をたたきで造るには,高度の技術が必要である。
恐怖映画みたいですね…絶体絶命(*^▽^*)
歯医者
制作者:テオドロ・ヤムナケ 地域:ラ・エンカンタダ 国名:ペルー
「豊穣」
制作者:ヘラシモ・ソサ 地域:チュルカナス 国名:ペルー
たくさんの酒壺に囲まれた女性像により豊かさをあらわした,ヘラシモ・ソサの代表作のひとつ。
ピウラ県では,トウモロコシの醸造酒チチャが現在でも飲まれており,
チチャ用のやきもの造りも続いている。
陽気な墓
亡き村人の生前の姿をユーモアとともに絵と物語で描き出した「陽気な墓」。
一人ひとりの個性に応じた内容となっている。
ルーマニアのサプンツァ村の墓地には,この「陽気な墓」が林立している。
奴隷貿易
16世紀,西欧諸国は南北アメリカ大陸で農園経営に乗り出し,
アフリカの人びとを奴隷として大量に動員するようになった。
こうしてアフリカの5世紀にわたる抑圧の歴史がはじまる。
アフリカ=野蛮という主張は,奴隷貿易を正当化するために,作り出されたものである。
多みんぞくニホン
移民と日本
日本にくらす移民が来日した時代や理由はさまざまである。
戦火や弾圧,困窮から逃れようとした人,新天地を求めてきた人,
家族と合流するためやってきた人,
それぞれどのような思いを抱いていたのであろうか。
ここでは移民の来日の背景と日本でのくらしを紹介する。
来日する際に持参した辞書と出入国の証明書
地域:兵庫県神戸市 年代:1920年代使用 民族:在日華僑
外国人としてくらす移民にとって,身分を明らかにし,滞在や労働,
移動の許可を示す各種の証明書は欠かせない。
時代や国により,証明書の形や名称は異なるが,今もその役割は変わらない。
移民の集住地
ホスト社会の労働需要にたよる外国人は,
産業分野により一定の地域に集中しがちである。
そこには,移民を対象とする食料品店などのほか
宗教施設や互助的組織が出現し,さらに多くの人びとをひきつける。
地域住民や行政に共生への取りくみがあらわれつつある。
変化する沖縄文化
さまざまな矛盾を抱えながらも1972年5月15日,沖縄は日本に復帰した。
その後,沖縄では,通貨の切り替えや交通方法の変更などが矢継ぎ早に実施され,
本土との格差是正を目的とした巨大事業を契機として沖縄社会は急速に変化していった。
海のくらし
周りを海が取り巻く沖縄では,豊かな海の資源を得るためさまざまな漁法や漁具を活用する。
ここでは,イノーと呼ばれるサンゴ礁の浅瀬での漁から,
舟や漁法の改良で沖合や遠洋まで広がった漁まで,
巧みに海を利用する沖縄の人びとの海のくらしを紹介する。
合掌造り(模型 縮尺1/10)
地域:富山県 南砺市(なんとし)
養蜂
ニホンミツバチの養蜂では,野生のハチが巣箱に巣をつくるのを待ち,
そこからハチミツを採取する。
ハチの群れを見つけて巣箱に誘導することもある。
ハチドウのしくみ
ハチドウは,松などの大木をくり貫いてつくった職人から購入される。
トタン屋根が,雨水をふせぐ。
ハチドウの下に穴があり,そこからハチが出入りをするが,毎年,入るとは限らない。
蜜源となる花の咲き方,ハチドウの置き方,ハチを誘引する蜜の付け方など,
さまざまなものに影響を受ける。
秋山郷(あきやまごう)のすまい
長野県と新潟県にまたがる秋山郷は,
豪雪地帯のために冬期に道が遮断されることもあり,
独特の生活習慣が育まれてきた。
ここでは,かつての秋山郷の民家と民具をとおして
当時の人びとの暮らしを紹介する。
道祖神と田の神
以前,臼杵で田の神に出会いました(*^-^*)
牛鬼(うしおに) 愛媛県 宇和島市
愛媛県南の南予(なんよ)地方では,牛鬼とよばれる奇怪な獣が出る祭りが少なくない。
子どもがかつぐ小さなものから若者数十人がかつぐ大きなものまである。
竹で編んだ胴を,赤い布やシュロの毛でおおう。
起源にはいくつかの伝説がともなうが,悪霊を払うことに,意味があった。
宇和島市の和霊(われい)神社の和霊大祭には,各地から牛鬼がやってきて,威勢を競いあう。
手前)メンドン
地域:鹿児島県 三島村
鹿児島県三島村の硫黄島で旧暦8月1・2日におこなわれる八朔太鼓踊りでは,メンドンが登場する。
メンドンは踊りの途中であらわれて,踊り手の邪魔をしたり,女性に襲いかかったり,見物人をシバで叩いたりするが,
この日メンドンは「天下御免」で,とがめられるどころか疫祓いになると出現が待ち望まれている。
中央)津和野の鷺(さぎ)舞
島根県 津和野町
室町時代,京都の祇園会の鷺舞が山口を経て津和野の弥栄(やさか)神社の祇園会に伝わったものである。
弥栄神社の祇園会では,雌雄2羽の白鷺が御神幸に従い,各所で囃子(はやし)に合わせて舞いながら御旅所(おたびしょ)向かう。
中世の風流踊の姿をほうふとさせる古風な舞である。
鹿踊(ししおどり)
鹿踊は,岩手県や宮城県や山形県に広く分布し,愛媛県の一部にも同系統の芸能が伝わる。
遠野地方の鹿踊は,鹿の頭(かしら)をつけた踊り手が何頭か組になって,太鼓を合わせ,身にまとった幕をひるがえして踊る。
「しし」は野獣の総称で,鹿踊は芸能の系譜では大神楽などの獅子舞と異なる風流踊の系統に属する。
やごろどん人形
鹿児島県 曽於(そお)市
大隅地方の秋祭りには,巨人伝説を背景として,
あちこちに巨大な人形が登場していたが今日では,
石川八幡(いしかわはちまん)神社のやごろどんなど数カ所に伝わっている。
石川八幡神社のやごろどんは,祭りのたびに,早朝より氏子が組み立てる。
神面をつけるときには太鼓を打って入魂の式をおこなう。
やごろどんは,「浜下り」と称して町内をめぐる。
人びとはやごろどんの姿に無病息災・悪疫退散の願いを託した。
縄と綱
縄目や結び目に呪術的な威力をこめようとする考えは,
しめ縄をはじめ,さまざまな縄と綱の造形を生んだ。
それを飾ることは,聖域の証であり,
競技や芸能の扮装にこれをもちいるのも,超人的な力の表現であった。
ねぷた祭り
地域:青森県 弘前市
ねぷたは灯籠の造形物である。
ねぷたの起源には諸説あるが,古くは「ねむた流し」とか「ねむり流し」などとよばれており,
眠り流しの行事と,北陸から東北にまたがる日本海沿岸部の灯籠行事の双方の系譜につらなる。
地域によって,呼び名や形態にちがいがある。
青森周辺では「ねぶた」といい,横に広がる組ねぶたが特色。
一方,弘前周辺では「ねぷた」という呼び名が使われ,扇のかたちに特色がある。
この扇の表には武者絵を,裏の見送りには美しい美人が好んで描く。
アイヌの革よろい
こざねは,トド革製で,シカ革の紐でつづりあわせてある。
こざねは黒漆塗り。
このよろいは,前あわせの形式で,日本では5~7世紀にかけて盛んに使われたものと同じである。
アイヌの家
北海道 沙流川地域
アイヌの伝統的な家は,支柱の上に,三脚をのせた構造である。
屋根や壁を葺(ふ)く材料は,地方によって異なり,茅(カヤ),笹(ササ),樹皮の三種があった。
内部は,一部屋づくりで,東側には神が出入りする窓がある。
北東隈(すみ)には,宝物壇,中央には,炉が設けられている。
入口の土間には,農具や薪(たきぎ)などが置かれる。
現在では,伝統的な家に居住するものはいない。
しかし,建築技術は継承されており,この家は,沙流地方のアイヌの人たちの手によって建てられた。
馬頭琴
四角形の胴と,先端にウマの頭のかざりがついた長い棹(さお)からなっている。
2本の弦と弓には,ウマの尾の毛が用いられる。
胴にはヤギの皮がはられたものもある。
棹と弦のあいだがかなり離れているので,弦を指の腹で押さえるだけではなく,指の背で下から押さえるようにして弾く。
モンゴルの天幕
天幕は遊牧をささえる移動式の住居である。
モンゴル語でゲルという。
包(パオ)というのは,住居を意味する満州語からきた漢語である。
一般に,ゲルは,北西風を避けるように東南に入口を向けて立っている。
入って右側に台所用品が目につき,女性の座であることがわかる。
いっぽう左側には馬具などが配されており,男性の座となる。
ゲルは物質文化の拠点であると同時に,人びとの集い来たって憩う,くつろぎの場である。
保育園の子どもたちかな?
熱心に見ていました(*^-^*)
紹介したい展示品は他にもいっぱい…
「地域展示・通文化展示」にアクサセスしてください(*^O^*)/
気がつくとお昼になっていたので外を見ると雨…
で,併設のレストランでカレーを食べました。
そう言えば,高倉健さんがロケなどでは,「カレーと豚汁」と言っていたな(*^-^*)
来た時よりも雨がひどくなっていました…
何度でも来館したいなと思いながら…
今度は,展示コーナーを絞って何回かに分けて見ないと…