2022年10月31日月曜日

歯科

今朝は、父の歯科受診でした。
帰るときにのら猫が塀を歩いていました。
天気がいいので気持ちよさそう(*´▽`*)
明日は、朝から雨の予報…
気温も下がるみたいなので散歩に行けるかな?

いつからなのかな?
こんなにハロウィンが賑やかになって、子どもの行事というよりも
若者たちが仮装をする行事になったのは?

 ◆ハロウィーン(10月31日) Halloween

 ハロウィーン(ハロウィン)はキリスト教会の暦には入っていないが、北米や英語圏を中心とした地域の子どもたちに人気の高い記念日だ。
 英語のHallow-e'en は All-Hallow-Even( All Hallows' Eve )の短縮形で、ハロウ( hallow )は聖人を指す。
従って、「諸聖人の前夜」という意味になる。
諸聖人の日(→11月1日)は現在では All Saints' Day と呼ばれているが、これは16世紀の後半からで、古くは Hallowmas とか All Hallows などといっていた。
 もともとは、アイルランドやスコットランドに住んでいたケルト民族の信仰、ドルドイ教にその起源がある。
ドルドイ教の暦で11月1日はサムハイン祭(夏の終わりの意)、すなわち新年の始まりであり、前日の10月31日はいわば大晦日に当たった。
サムハイン祭の日には神々の世界が人間に見えるとされ、神々が人間にさまざまな悪戯を仕掛けると考えられていた。
その前夜に先祖の霊は地上に戻り、魔女や悪霊の力が最大になる。
跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する魔物を寄せつけないため、丘には巨大なかがり火が焚かれた。
古来の収穫祭と先祖崇拝、近づく冬と暗闇への畏怖などが入り交じった異教の風習に、キリスト教が諸聖人の日の前夜祭を重ねることによって、しだいに世俗的な祭りに変質していく。
 ハロウィーンの夜には目に見えない超自然的な力が増大するので、未来の運勢、とくに結婚相手を占うのに適した日とされている。
「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするよ)!」のかけ声とともに、魔女や幽霊などに仮装した子どもたちが家々の戸口に立つ姿は、現在のアメリカではよく知られた光景だ。
これはもともと、19世紀後半のアイルランドで若者たちが集団で行った悪ふざけに由来するという。
移民がこれを大陸に伝え、現在見るような子どもの行事になったものだ。
いまでは、アメリカから逆輸入されて、英国でもアメリカンスタイルのハロウィーンを祝う人びとが増えてきた。
 古くからハロウィーンに結びついた食べ物としては、リンゴやナッツが挙げられる。
食べる以外にもゲームや占いに使われた。
ハロウィーンのシンボルであるランタン(灯籠)として、スコットランドではカブを用いたが、アメリカでは黄色いパンプキンで代用され、今ではすっかりパンプキンがハロウィーンのイメージを形成している。
こうした野菜のなかに、古代の収穫祭の名残を見る人もいる。
 キリスト教会のハロウィーンに対する態度は、どちらかというと否定的だ。
異教的な風習や幽霊などの仮装が子どもに悪影響を与えるものとして、はっきりと禁じる教会もある。
いっぽう、教会が運営に関わる幼稚園や学校などで楽しくこの行事を祝うケースもあるので、地域によって事情は様々である。
一部の人にとっては、この日は司祭の墓地訪問に備えてお墓を掃除に行く日となっている。
 アイルランドでは十月の最終月曜日の銀行休日( October Bank Holiday )がハロウィーン・ホリデーと呼ばれている。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷涼子 講談社学術文庫 2016年)