2022年8月12日金曜日

紛失騒動

 今日は、父の通院日。

出発1時間前に父が「保険証と診察券がない」と探していました。
今月、通院したかかりつけの病院と薬局に電話をしましたが、忘れていないとのこと。
いろいろ心当たりの場所を探しても見つからないので
診察予約をしている病院に電話をすると全額負担になるとのこと(父は後期高齢者なので保険証があれば1割負担)。
妹を途中で乗せて病院に向かいました。
診察の結果は、かかりつけの先生に紹介状を書いてもらい
検査・診察を半年後にすることになりました。
薬局も全額負担で、診察代と薬代で8000円ほどになりました。
帰宅後、お昼を食べてから探そうと言うのに、父は、ここかもしれないと探し出しました。
でも、見つからない…
12時を過ぎて空腹で冷汗も出てきたので
昼食を食べてからもう一度探そうと言うとやっと探すのを止めてくれました。
お昼の準備をしようと食卓の上にあった新聞紙をよけると、
保険証と診察券が下に隠れていた…
お昼を食べてから病院と薬局に行って差額を返金してもらいました。

決めつけて探したりするよりも、ちょっと一休みしてからの方がいいですね(^_-)-☆
病院や薬局の待ち時間に読んでいたのが『鉄道について話した。
市川紗椰さんのことは、
太田光のつぶやき英語「オタク文化が熱い!世界のオタクとつながろう
に出演されていた時に京阪京津線を紹介する動画を見てビックリ。
(「太田光のつぶやき英語」Twitter 2022年7月16日)
学生時代、武奈ヶ岳などに行くのに利用していたけど、
市川さんのようなことを考えなかった。

本を読むと知らないことや懐かしいことがいっぱしでした。
たとえば

 鉄道の音

 鉄道の魅力のひとつに、一見似ているようでも小さな違いを発見できる楽しさがあります。
そんな楽しみを提供してくれる最たるものが「音」です。
ちょっとした音で、車両のメカニズムだけではなく、路線の特徴や季節まで感じ取れます。
 ジョイント音、発車メロディ、車内アナウンス、ブレーキの緩解(かんかい)音と、鉄道にまつわる音はすべて味わい深いですが、やはりモーター音は別格です。
例えば、通称「吊り掛けモーター」と呼ばれる、ひと昔前の技術が用いられたモーター音。
「ゴゴゴゴゴゴゴ」と地の底から湧き上がるような音がして、はっきり言ってうるさいです(笑)。
 大阪の阪堺(はんかい)電車は、この吊り掛けモーターを使った1928年製の古い路面電車がまだ走っています。
しかし、吊り掛けモーターは今ではどんどん姿を消していて、2019年7月にも箱根登山鉄道103-107編成が引退しました。

…中略…

 ほかにも好きな鉄道の音はたくさんありますが、なんだかんだいって好きなのは、寝台列車の音かもしれません。
自分で録音した、ブルートレインの発車時から到着時までの音を聴きながら寝ると、自宅のベッドが寝台列車になります。
 しかも、ちょうど目覚めるタイミングで朝のチャイムの音が鳴るんですよ。
ハイケンスのセレナーデ』というクラッシクの曲らしいんですが、このチャイムに続いて「皆さま、おはようございます」という車掌さんの声を聴くと、とても気持ちよく起きられます。
寝台列車が走っていた頃の幸せな気分が蘇(よみがえ)ってきて、切なくもありますが。
…後略…
(『鉄道について話した。』市川紗椰 集英社 2020年)

夜行列車の思い出が蘇ってきました。
なんでも決めつけたり、思い込んだりすると損ですね(^_-)-☆