2020年2月17日月曜日

風が冷たかった…

昨日は、一日中雨だったので諦めました。
今朝は、曇り空だったので出かけましたが、風が冷たくて寒かったです。
公園を歩いていると、梅が散り出しました。
明日は、雪が降る予報が出ています…
元気な時は、雪を楽しめたけど(^^ゞ

17日夜から大雪 平地も積雪か」(関西NHK)
2月17日 
  金融緊急措置令(きんゆうきんきゅうそちれい)が施行され旧紙幣が封鎖された。 1946(昭和21)年
 この日出された金融措置令により、銀行預金はすべて強制的に封鎖された。
そして旧紙幣(旧円)は3月2日限りでそのままの通用を禁止され、逐次新紙幣(新円)に切りかえられることになった。
封鎖された預金は、1カ月、世帯主300円、家族一人当り100円まで引き出すことができた。
またサラリーマンの給与は500円までは新紙幣で支払われたが、それ以上の分は封鎖預金に回された。
敗戦後わずか半年の間に物価が2倍以上に上がるというものすごいインフレを抑えるのがこの措置令のねらいであった。
 このころ国民は公定価格の30-40倍もするヤミ価格で生活必需品を買っていた。
ヤミは違法だったが生きるためには仕方がなかった。
ヤミでは買わないとの信念を貫いた東京地裁の判事山口良忠(よしただ)は1947年10月に栄養失調で死亡した。
(『カレンダー日本史 岩波ジュニア新書11』永原慶二編著 1979年)
ニュースを見ていると「濃厚接触」という言葉が使われているけど、誤解を生むと思います。
クルーズ船 厚労省職員1人の感染 新たに確認 船内で連絡業務」(NHK)

記事の中で「職員は船内でも乗客や乗員と接触していない」とあるように
インフルエンザでも同じ室内や電車などの乗り物で一緒になっただけでも感染します。
ウイルスは非常に小さくて軽いので離れていても感染する。
この時期、空気が乾燥しているのでウイルスが飛散しやすい。
インフルエンザと同じように室内などの湿度にも気を配る必要があると思います。
インフルエンザ流行レベルマップを見ていると減少しているように思うのですが

今シーズン (2019/20年)の動き」(国立感染症研究所)

アメリカではかなりの感染者が出ているようです。
週ごとの米国インフルエンザ監視レポート」(CDC)

死者1万人超、アメリカで『インフル猛威』のなぜ 2年前はなんと6万人以上が亡くなっていた」(東洋経済 2月14日)
感染症の世界史 人類と病気の果てしない戦い』より
インフルエンザの集団感染が広まった原因を転記しますφ(..)
(現在、洋泉社では絶版になっているので角川ソフィア文庫にリンクしています)
環境破壊が招いた集団感染
 以前から存在した鳥インフルエンザ・ウイルスが、なぜ近年になってこれほどまでに猛威を振いはじめたのだろうか。
カート・バンデグリフトら米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校のグループは、地球環境の変化が影響しているとみている。
(『感染症の世界史 人類と病気の果てしない戦い』石弘之 洋泉社 2014年)
 湿地保全の国際機関、ラムサール条約事務局は、農地転換や開発によって過去半世紀に世界の湿地の50%が失われたと発表している。
カリフォルニア州はこれまでに、湿地の90%を失った。
日本でも50%が消失した。
 この結果、カモなど水禽(すいきん)類の越冬地は狭められて過密になっている。
また、アジアなどの水田地帯では増産の圧力から、休耕期をおかずに通年耕作をするようになったために、カモの餌場が縮小しつづけてきた。
このような越冬地の過密化によって、以前に比べてカモのウイルス感染の機会が格段に増えたという(写真-10 省略)。
 空気感染で広がるインフルエンザ・ウイルスは、人口密度の高い「都市」に適応したウイルスだ。
過去の大発生を見ても、ギリシャ、ローマ、サンクトペテルブルク、ニューヨーク、東京といった大都市で大発生した。
そして、軍隊、工場、学校など人の集まる場所が、ウイルスの温床になってきた。
 18世紀にイギリスではじまった産業革命と工業化によって、多くの人びとが過密な大都市に住むようになり、インフルエンザ以外にも結核やコレラなど新たな大流行を経験するようになった(第二、13章)。
しかも、都市の工場には免疫を持たない労働者がつねに農村から流入した。
交通や物流の発達によって、人間、動物の広域の移動が飛躍的に進み、短期間の世界的流行が出現するようになった。
くしゃみで飛び散るウイルス
 ウイルスが気道粘膜に取りつくと猛スピードで増殖し、感染者の「咳」や「くしゃみ」によって、人間がひしめく都会にウイルスがばらまかれる。
時速150キロもの速度で飛び散るくしゃみは、ウイルスの強力な飛び道具だ。
インフルエンザの潜伏期は非常に短く、短期間で大流行を引き起こすことができる。
つまり、過密社会に完璧に適応したウイルスといえる。
 NHKの情報番組「ためしてガッテン」(2006年2月1日放送)が面白い実験を紹介した。
感染者のくしゃみがどれくらい飛び、どれくらい空気中で生きているのか。
くしゃみを高速度カメラで撮影すると、女性では1メートル、男性では2メートルくらい飛んだ。
 密閉した空間に約5000個のウイルスを浮遊させて、時間の経過とともに測ると、3時間後で12万個、6時間後5万個、9時間後で5000個、12時間後にはごくわずかになった。
 2002~03年のSARS(第3章)流行期間中に、世界中で40のフライトに感染者が搭乗していた。
その後のCDCの追跡調査で、このうち他の乗客への感染があったのは5つのフライトで、機内感染者は37人だった。
 ただ、航空会社の専門家によると、機内の換気システムは、空気は上から下に流れて前後には流れないように改良が進み、機内の空気は約3分ごとに交換されている。
さらに再換気される空気は、高性能のフィルターを通しているので、ウイルスや細菌のほとんどが除去されるという。
(『感染症の世界史 人類と病気の果てしない戦い』石弘之 洋泉社 2014年)
今朝の父の一枚です(^^)v
ウメにメジロがやってきていて、チョロチョロ動くので写すのが大変だったようです。