2016年7月4日月曜日

連日の暑さに…

乾燥した歩道にゴマダラチョウ(タテハチョウ科)が
ストローを伸ばしているなと思ったけど…
彼らは水を吸っているように見えるが,
実際には水に溶けたナトリウムイオンを摂取しているらしいのだ。
羽化後のオスが,性的に成熟するために必要なのだと考えられているが,
本当の意味はまだよくわかっていない。

(『虫のおもしろ私生活』)

     聖衆倶会楽
池の上(うへ)に蓮(はちす)の板を敷(し)き満(み)てて
   並(な)みゐる袖を風の畳(たゝ)める

○聖衆倶会楽―十楽の第七。
極楽浄土で普賢,文殊,弥勒,地蔵,観音などの仏菩薩達と共に一所に会する快楽。
○蓮の板―宝池一面に咲く蓮花の喩。
(四)居並ぶ菩薩達の衣の袖を。
「並み」に「池」の縁語「波」を掛ける。
○畳める―「袖」の縁語。
(『西行全歌集』)

来て見れば森には森のあつさ哉  千代尼句集
(『古典文学大系13 中興俳諧集』鳥居清 山下一海校注/集英社 昭和45 年)
連日の暑さに参っているみたいσ(^_^;
盆花が咲き出した。
ミソハギ(ミソハギ科)
合歓の月こぼれて胸の冷えにけり
(『俳句シリーズ 石田波鄕 人と作品12』楠本憲吉/桜 楓社 昭和37年)
 昨日は,暑さで体調を崩しそうだったので,
今朝は,首に保冷剤を巻いて歩きました(^0^;)
エゾミソハギ(ミソハギ科)
マルバツユクサ(ツユクサ科)
 みつけた!(*゜∀゜*)♪
この後ろ姿からハラビロカマキリ(カマキリ科)の幼虫だと思います。
露草や飯(いひ)(ふ)くまでの門(かど)歩き  杉田久女           
(『日本の詩歌30 俳句集』)
コゲラに会えたけど気がつくのが遅く,ピントを合わせられなかった…(T^T)
旋花(ひるがほ)の折角(せつかく)さくや庭のうち

○旋花 中村愓斎(てきさい)『訓蒙図彙』に
「ひるがほ,鼓子花(くしくわ)也。又名旋花(せんくわ),旋葍花(せんふくくわ)ト。」
○折角 苦心して。一生懸命。「旋花」を擬人化。
(『井月句集』)
ヒメハナバチの仲間かな…
(前はコハナバチの仲間かなと思っていましたが…(^^ゞ)