2016年7月15日金曜日

蝉はよく知っている(*´∀`*)

 キンカン
   白旗神社
白旗の社をうめて眞白い・白い蓮華が咲いておる
(『もしもし山崎放代ですが』かまくら春秋社 2004年)
歩き出すと雨が降り出しました。
今朝は,蝉時雨が聞こえない静かな公園です。

クサギ(シソ科)
花期には淡紅色の萼はホオズキのように袋状に閉じ,
その中から紅色の花筒が伸びて丸いつぼみが開く。
花は甘く香り,雌しべと4本の雄しべを長く突き出して蝶や蛾の羽に触れる。
役目を終えた雄しべはくるりと丸まる。

(『野に咲く花の生態図鑑』多田多恵子 河出書房新社 2012年)

ウスバキトンボが稲に止まっているのは羽化したばかりかな(・・?
 うら盆を咲く草のいろいろ野にかぎりなし  萩原井泉水
(『日本の詩歌19』中央公論社 昭和44年)
アブラゼミが木でなく稲に!
どうも弱ってきたみたい…
日焼けして一皮むけたのかな(*゜∀゜*)
 「利島 ヤブツバキが島を彩る」(NHK みちしる 2001年)
時ありて 
猫のまねなどして笑ふ
三十路
(みそぢ)の友のひとり住(ず)みかな
(『日本の詩歌5 石川啄木』 中公文庫 1974年)
雨が止んでコフキトンボものんびりしているみたい(o^^o)
と,同時に蝉の声が聞こえて来ました(*´∀`*)
まつすぐに晝の雨降るあじさゐ花
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)
ユリズイセン
ちょこっと顔を出してくれたニホンカナヘビ(o^^o)
この公園には栗の木が1本だけです(他は枯れてしまったようです)。
栗は「自家不結実性」のためにぺったんこの実にしかなりません。
午後から図書室に行こうと歩いていると…

 ペチュニア
昔から日本はペチュニアの品種改良がお家芸だ。
最近は近縁他種との交配から,サフィニアなど,
さらに多様な品種群が生まれ,普及している。
ただし民家から逃げ出して隙間にちゃっかり暮らしているものは,
だいたいが古典的な,昔からある系統が多いようだ。
最近の交配種はタネがうまく付かないものもあるが,
古典系統は,花の後,多数の小さな丸いタネを付けるので,
隙間に進出する機会が多いのだろう。
ナス科。

(『スキマの植物図鑑』塚谷裕一  中公新書 2014年)