秀吉寄進の朱塗りの楼門(天正17年(1589年))
「鍵」をくわえる狐 |
「稲荷大神様」のお使い(眷族)はきつねとされています。 但し野山に居る狐ではなく,眷属様も大神様同様に我々の目には見えません。 そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめます。 勿論「稲荷大神様」はきつねではありません。 |
こちらは宝珠(ほうしゅ/ほうじゅ)をくわえる狐
花火を打ち上げる時に掛け合う「たまや」「かぎや」という掛け声は,
実は伏見稲荷大社と縁が深いそうです。
「稲荷の守りとして門前などに置かれる狐を見ると,
左の狐が鍵をくわえ,右の狐が玉をくわえています。
鍵屋,玉屋の屋号はこの狐がくわえた鍵と玉(宝珠)に由来する 」
(奈良県五條市HP「大塔町篠原出身の花火師 鍵屋弥兵衛」より)
拝殿の後方に本殿(国重文)荷田春満(かだのあずままろ)旧宅(国史跡・江戸)と東丸(あずままろ)神社
荷田春満は1669(寛文9)年に当社神官羽倉(はくら)家で生まれた。
本姓羽倉氏,国学四大人のひとりで歌道に優れ,古典研究からさらに古道を明らかにしようとし,
京都に国学校をつくろうとして1728(享保13)年,
幕府に「創学校啓(そうがっこうけい)」を提出したが(疑問もある),まもなく没した。
東丸神社は1883(明治16)年に春満に正四位が追贈された記念に建立された。
墓は南東約200mの在の山(ありのやま)墓地にある。
(『京都府の歴史散歩 中』京都府歴史遺産研究会編 山川出版社 2011年)
以前来た時もかわいいなと思った(*^▽^*)
「おもかる石」
奥社奉拝所(「奥の院」)の 右側後に,一対の石灯篭があります。
この灯篭の前で願い事の成就可否を念じて石灯篭の空輪(頭)を持ち上げ,
そのときに感じる重さが,自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い,
重ければ叶い難いとする試し石です。
(碑文は省略しています)
延元元(1336)年十二月京の花山院の旧宮廷を密かに出られて,
吉野へ向かわれた後醍醐天皇は,途中漆黒の闇に行く手を阻まれ難渋されました。
漸(ようや)く稲荷の社の御前に至られ
「ぬばたまのくらきやみ路にまよふなりわれにかさなむ三つのともし火」
と御歌を手向られ大神に祈願されたところその加護の甲斐あって,
山上より現れた赤いむら雲が臨幸の道を照らし導かれるままに
無事大和の「内山」にご到着になられました。「吉野拾遺」
この碑は明治25年大坂の実業家で篤信者であった
土井柾三氏が奉納になられたものであります。
(伏見稲荷大社)
京都一周トレール「稲荷山から蹴上」
猫ちゃんがやってきたので「撮させてね…」と声をかけると
今日は,ここまで来ることが出来たらいいなと思って登ってきました。
熊鷹社の前にある「竹屋」(宝暦7年創業)の「福露」を買いたかったのです(*^-^*)
熊鷹社【谺ヶ池】(こだまがいけ)
三徳社
「四ツ辻」
発病前はここから「伏見稲荷~清水山」
そして「清水山~四条」へと歩きました。
右まわりがオススメですよ(*^O^*)/
三ノ峰(下社神蹟)
白菊大神と崇められています。
明治20年代の半ばごろ,おそらく改修工事をしていたのでしょう,
ここから変形神獣鏡が出土しました。
現在京都国立博物館に出陳されています。
間ノ峰(荷田社神蹟)
ここは伊勢大神と崇められています。
神域入り口に建つ石鳥居は,奴祢鳥居(ぬねとりい)と称し,
額束の両側に合掌状の破風扠首束(さすつか)をはめた特異な形をしています。
二ノ峰(中社神蹟)
ここは青木大神と崇められています。
「一ノ峰」(稲荷山山頂233m)到着\(^O^)/
一ノ峰(上社神蹟)
ここは稲荷山の最高峰(標高233メートル)です。
ここを末広大神と崇める信仰がありますが,これは親塚を建てた以前からつづく信仰らしく,
神蹟改修を示す親塚裏面に(明治10年6月,燈明講奉納・末広社)という刻字が見出せます。
御劔社 釼石(長者社神蹟)
この神蹟は山上古図に釼石(雷石)と記されている処です。
稲荷山の三つの峰と同じように,古くからの神祭りの場であったようです。
「薬力の滝 行場」
御膳谷奉拝所(社殿は撮すのを忘れた)
ここは御前谷とも記され,稲荷山三ヶ峰の北背後にあたり,
往古はここに神饗殿(みあえどの)と御竈殿(みかまどの)があって三ヶ峰に,
神供をした所と伝えられています。
眼力大神
狐さんが宝珠を頭にのせていました(*^▽^*)
「四ツ辻」に戻って来ました。
行きに気になっていた,きな粉とバニラの「ミックス」(*^▽^*)
のんびり日向ぼっこ(まわりには大勢の観光客(@^▽^@)…)
登ってきた時は曇り空でしたが
帰りは青空です(*^-^*)
ここまで着物で登ってきたのだ!
カップル?が和服で登っていました。
下りの時に草履の鼻緒が痛いだろうな…
鳥居の設置工事をしていました。
今日の目的の一つに鴨さんが
「元気になったらお店まで千本鳥居をくぐって行きたいなぁ。」
と記事に書いていた「福露」を食べたかったのです。