2023年10月8日日曜日

寒露

なんか11月のような肌寒さ
歩いている時は、曇り空でしたが午後から雨が降り出した。
台風15号が発生している。
まだ遠いけどこれから影響があるかな?

台風15号発生 来週には小笠原諸島に近づくおそれも」(NHK 10月7日)
今日は、
 寒露(かんろ) 10月8日~22日ころ

朝露が寒さで凍って霜になる直前の状態を寒露という。
大気の状態が安定し、空気が澄んで清々しい秋晴れの日が多くなる。
夜空の星や月(十三夜月)が美しく輝いて見える。
キクが咲き、コオロギが鳴き始め、北国からはガンやハクチョウが飛来する。
(『季節の生きもの観察手帖』NPO法人自然観察大学企画・編集 全国農村教育協会 2017年)
今朝のNHK俳句 題「椿の実」に半﨑美子さんが出演


ちりとりに背く種なき椿の実  半﨑美子

私、インディーズで活動していた頃に自分が住んでいるマンションの掃除をして
(家賃を安く)住まわせてもらっていたんですね。
それで、その時にほうきと、ちりとりで落ち葉とか、実を掃いていたことがあって
その時のことちょっと思い出したんですけれど
ちりとりに、ほうきで掃いた時に椿の実の殻が、反動で戻ってきてしまうことがあるので。
椿の実が、花をつけて、実をつけて、種を宿して、朽ちてなお生きているような気がして
そのしぶとさと自分の音楽活動の17年の下積みをかけてみました。

この句にメロディーをつけて歌ってくれました♪
パレスチナ ハマスの攻撃にイスラエル報復 計400人以上死亡」(NHK)

これからどうなるのだろう?
イスラエルは、かつて祖父母や両親が受けた苦しみをパレスチナの人々に与えていると思います。

パレスチナ問題ってなに? 1からわかる!イスラエルとパレスチナ(1)」(2021年11月11日)

国際部 鴨志田デスク
ガザ地区は、日本の種子島ほどの面積に約200万人が住んでいます。

ものすごく人口密度が高い。
高い塀やフェンスで囲まれ、人やモノの厳しい封鎖が続いていることから「天井のない監獄」とも呼ばれています。

ウクライナ郵便局が発行した切手×内田也哉子」(新美の巨人たち TVTOKYO)
昨日の番組にもパレスチナの苦しみが描かれていました。
後期の朝ドラ「ブギウギ」は、大阪を舞台にしています。

ネットを見ていると東京の方が、大阪のドラマは大阪弁が嫌いだから春まで見ないと書き込んでいました。
わざわざ書かなくてもいいのにとは思いましたが、私は、逆の思い出があります。
大学時代、東京からきた同級生がいて、チャキチャキの下町言葉を話すのに感動しました。
ところが、採用試験を東京で受け、1次試験を合格した後、後日、2次の面接試験を受けようとしたのですが
どうも電車の中で交わされる会話は、友だちの言葉と違ってなんかムズムズするような…
2次試験当日、寝坊をして受けませんでした。
あの違和感を気にせずに面接試験を受けていれば
今頃、東京で暮らしていたかもしれません(合格していればだけど(^_-)…)。

一方、大阪の方も同様だと思います。
私は、沖縄に生まれたあと、両親が職を求めて神戸に移り住み、そして6歳ころに大阪にやってきました。
ですから由緒正しい大阪弁?を話せません(沖縄の方言もわかりません)。
朝ドラの両親は香川生まれの設定なのに大阪弁に違和感を感じるというコメントを見ました。
2.大阪弁を考えるの巻(金水敏)
 コレ、チャウチャウチャウ?


…前略…

―― あと、大阪弁は、影響力というか、感化する力が強い。
大阪に何日かいると口をついて大阪弁が出てきますし、使えるものは使ってみようという気になってくる。
なんで、簡単には廃れない気がします。

金水 おそらく多くの人が同じことを感じているんじゃないかと思いますが、ここらでちょっと使ってみようと思ってぽろっと出た関西弁を、関西人は手厳しく批判します。

仲野 たしかに、こと方言に関しては、関西人は不寛容!
関西弁原理主義者みたいなもんですよね。

金水 ぽろっと出たタイミングで、われわれの心の扉はピシャッと閉まります。
(『仲野教授の そろそろ大阪の話をしよう』仲野徹 ちいさいミシマ社 2019年)
仲野 関西の子が、家のなかでは標準語に近くても、友だちと方言でしゃべるというのは、この感化力なるものが影響しているんでしょうか。

金水 大いにあるでしょうね。
感化力が強いということは、コミュニケーションやネゴシエーションに、非常に適しているともいえる。
口のうまい関西弁の子には、つい説得されてしまいます。

仲野 外国人が関西弁うまいと、ものすごく胡散臭(うさんくさ)い感じしませんか?
「外国人は標準語しゃべれよ!」とか、つい思ってしまったりして。
これも関西人の不寛容なとこですね。
ところで大阪弁とは(転記する順番が逆になっています)

 大阪弁=関西弁?

仲野 今回は大阪の言葉について探っていこうというのがテーマであります。
ひとくちに大阪弁といっても、谷崎潤一郎の『細雪』に出てくるような船場の言葉はきれいだといわれる一方、岸和田(泉州)や南河内といった南のほうへ行くと汚くなるとされています。
かと思えば、同じ河内でも、北河内みたいに京都に近くなるとアクセントも京都よりになって、ちょっとお上品に聞えたりする。
同じ大阪の言葉でも、地域ごとにかなりの特色がありますよね。
 あと、関西弁という言い方もありますね。
関西弁というくらいやから、広くは京都や神戸も含めた、いわゆる関西圏で使われている言葉というニュアンスがあると思うんですが、関西弁=大阪弁みたいな感じで使われることもけっこうあります。
 で、センセには、まず国語学者らしいパチンとしたお答えをお願いしたいんですけど、関西弁や大阪弁ゆうのは、どういう定義で捉えたいいんでしょう?
金水 いまおっしゃったように、京都や奈良と接している北摂(ほくせつ)や北河内と、和歌山方言との共通点が多い泉州では言葉がずいぶん違うように、大阪弁には地域ごとの特色がかなりあります。
ちなみに、いま「ごわす」と聞くと、西郷さんか相撲取りみたいに思われるかもしれませんが、これも由緒正しき大阪弁なんですよ

仲野 そういえば、僕が子どものころは、近所で「ごわす」を使っている人がまだいてましたわ。
金水 でも、これは関西全般にいえることですが、昔に比べれば、こういう個性的な言葉は少なくなってきている。
京都の「どす」や「おす」も、いまではほとんど営業用の京都弁になっていて、使うのはお茶屋さんか舞妓、芸子、あとお年寄りぐらいです。

仲野 お年寄りが使うということは、もともとは日常的な言葉だったということですか?
金水 明治から戦前生まれの人にとってはそうだったと思いますが、いまも自然に使う人は絶滅危惧種になっていますね。
 神戸弁では、「知っている」を「知っとう」といいます。
「知っとう」は「知っておる」が伸びた形で、語尾に「おる」がくるのは中国、四国地方とのつながりが非常に影響しています。
一方、大阪は「知ってる」ですから「いる」の系統です。
本来、「いる」は東日本で使われることが多く、西日本では「おる」がよく使われるのに、大阪と京都は「いる」なんです。
大阪の場合、「○○がそこにいる」と言いたいときに、先生だったら「そこにいてはる」、猫だと「そこにおる」といった具合になるので、「おる」をまったく使わないわけではないんですが、やや品の悪い感じがするんですよね。

仲野 ちょっと見下げたような……。
金水 凄(すご)むときにも「おる」を使うところがあって、「わかっている」を「わかっとるんじゃ」と言ったり。
「じゃ」も「何ゆうとんじゃ、ぼけぇ」みたいに、やっぱり凄むときに使われることが多い言葉です。
 で、結局、何をもって大阪弁というのかというと、なかには、ほんまの大阪弁は船場・島之内の言葉だという人もいます。
船場の言葉は『細雪』や、小津安二郎の映画に出てくるような上品な大阪弁の世界ですから、みんながみんなそう思うとは限らない。
そういう多様性が方言の特徴でもあるので、スタンダードなんて決められないんです。
なので、岸和田だろうが北摂だろうが、大阪の人間が使っていたらそれは大阪弁ということで間違いないと思います。
 関西弁のほうはというと、最近、特に若い人の間では、京都弁や神戸弁といった区別が薄れ、どの言葉も似通ってきている。
それが一種の関西共通語みたいになってるんですが、その基盤になっているのが大阪弁なんですよね。
ですから、関西の言葉が大阪弁をベースに均質化してきているという意味で、関西弁=大阪弁のように使われるケースが増えているんじゃないかと思います。
仲野 京阪沿線、京都と大阪を結ぶ電車の沿線で育ってて、幼いころは、京都に近づくにつれて京都弁の要素が強くなる言葉のグラデーションみたいなものをけっこう感じたものなんですが、そういうのってまだ多少ありますか?

金水 あります。あります。
たとえば「来ない」を、京都の人は「きいひん」、大阪の人は「けえへん」、間を取って北摂あたりは「こおへん」「こえへん」と、いまでもいいます。
東京の人には、そんな違いはよくわからないでしょう?
――さっぱりです。
大阪出身の同僚が、明石家さんまの関西弁は関西弁じゃなく奈良弁だと言うんですが、これもよくわからないんです。

金水 さんまさんの言葉は奈良の言葉というより、どちらかといえば吉本の芸人言葉を意識して使っている面があるんですよ。
「でんがな」「まんがな」なんて、その典型です。
「ほんまでっか!? TV」という番組がありますが、「でっか」も、周りで使っている人、見たことないですよね。

仲野 「でんがな」「まんがな」「でっか」みたいな、いわゆるコテコテの大阪弁を使うのは、年配の商売人くらいですかねぇ。
あと、意外なところでは大阪府庁に勤めている友人がけっこう使っています。
あれはなんかこう、大阪っぽさを出すために強制されてるんかなという気がしますが(笑)。
金水 以前、「秘密のケンミンSHOW」というテレビで、「でんねん」「まんねん」「わて」なんて言葉を本当に使うのか、大阪でインタビューしていて、実際みんな「使わんなぁ」と否定するわけです。
でも、マンガやアニメでは「わてが大阪人だす~」みたいなキャラクターが使われるから、関西以外の人たちにとってあれが代表的な大阪弁だという意識が強い。
さんまさんみたいな芸人のイメージが大きいでしょうね。

仲野 そういう意味では、東京の人が思い描く大阪弁と、われわれが日常的に使ってる大阪弁は、ちょっと違うのかも知れませんね。
(『仲野教授の そろそろ大阪の話をしよう』仲野徹 ちいさいミシマ社 2019年)

関連して
仲野徹と西靖のそろそろ大阪の話をしよう」(みんなのミシマガジン 2019.08.19)

仲野 音楽のことはあまり詳しくないんですけど、唯一知ってるのは服部良一先生の名前くらいで。
というのも服部先生の妹さんがうちから歩いて25mくらいのところで「おきく」っていうお好み焼きやってたんですよ。

(検索すると「」という記事もありました)
今朝の父の一枚です(^^)/

」つづき

…前略…

 飯田市に近い、高森町市田柿も有名です。
これはおよそ240年前に岐阜の人が柿を持ってきて植えたのがはじまりともいわれますが、その後飢饉(ききん)の時にこの地方では柿を焼いて食糧にしましたので、市田の焼柿(やきがき)といわれるようになりました。
さらに大正12、3年頃からこの地方では柿の品種改良を重ねると共に、干し柿の作り方も工夫をして、従来のように串柿にしないで、長い縄に柿のヘタをはさむ、コロ柿にするようにしました。
コロ柿の製法も改良されて、今ではふっくらと柔らかくて種がなく、甘味の強いものを短い日数で作るようになりました。
 柿は品種が非常に多いのですが、甘柿では富有や御所、渋柿では蜂谷、西条、横野などが多く栽培されています。
 柿は他の果物と違い、甘味が強く酸味は全然ありませんが、これはブドウ糖や果糖、ショ糖や干柿の表面に白い粉になるマンニフトが多いためです。
また生柿はビタミンCが、百グラム中30ミリグラムと夏みかんと同じ位あります。
 (高野悦子 信州大学教育学部教授)
(『信濃風土記』NHK長野放送局編著 和広 1979年)