2016年10月9日日曜日

午後から日差しが戻ってきました(^。^)

 ヤマトシジミははねを広げても2センチほどしかない,ほんとうに目立たない存在である。
 けれどこの蝶はかなり大きな都会でも,あちこちの道ばたをちらちら飛んでいる。
それはこの蝶の幼虫がカタバミの葉を食べて育つからである。
 日本では昔から「丸にかたばみ」とかいって家紋になっているこのカタバミという草は,
ちょっとした道ばたなどにさりげなく生え,黄色い小さな花を咲かせている。
高さ5センチぐらい。
それが何株かずつかたまっているが,その広がりはせいぜい径にして10センチぐらいだろうか。
たいていの人は目にもとめずに見落としている。
 けれどこの小さな何でもないような草が,ヤマトシジミの育つ場なのである。
体長せいぜい1センチぐらいの平たいわらじ形の幼虫が,このカタバミの葉を食べて育ち,
カタバミの根もとで人知れずサナギになり,やがて親のヤマトシジミとして飛び立つ。
 小さいとはいえ一人前の蝶である。
オスはカタバミを求めて,都会の道ばたをちらちらと飛ぶ。
カタバミの葉にとまっているメスをみつけると,一定の儀式が始まり,
うまくメスに気にいられたら,メスと結ばれて子孫を残す。

(『セミたちと温暖化』)
ヒメジャノメ(タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科)

たんぽぽよ空元氣をも出でざりき
(『しづ子』)
なんか珊瑚のようなキノコ…
ツノマタタケかな?
菊さくや我に等(ひと)しき似セ隠者(いんじゃ)
(『新訂 一茶俳句集』)

かけいねに鼠(ねずみ)のすだく門田(かどた)

かけいね―刈り取り後,乾かすために稲木にかけた稲。
蕪村俳句集』)

すだき[四段]①集まってさわぐ。②多く集まる。
かどた[門田]門前の田。家の近くにある田。(『岩波古語辞典(旧版)』)
ヘアスタイルが乱れている(^▽^)
今日は,午後からやって来ましたが,まだ曇り空で風も強かったです。
赤飯(あかまま)の花と子等いふ犬蓼(いぬたで)の花はこちたし家のめぐりに
(『若山牧水歌集』)
 コサメビタキかな?
カリンの実なんですが…
ワンちゃんの顔に見えた(*´∀`*)

今度もコサメビタキだと思いますが…
アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)
 コサメビタキに似ているけど…

キビタキの雌かな(・・?
 「サイエンスZERO」でテントウムシの翅の素晴らしさが紹介されていました(10月5日の記事)。
翅を広げ,それをしまう早業を見ているとすごいなと思いますp(^-^)q
 ナナホシテントウは,越冬を終えた成虫が春先から活動しはじめ,産卵して幼虫が発育しますが,
初夏に羽化してきた成虫は真夏になると活動を停止して,ススキの根元などに集まってじっとしています。
そして秋になると再び活動しはじめます。
つまり,ナナホシテントウの活動期間は,春から初夏までと初秋から晩秋となり,盛夏は含まれません。
このように暑い夏には活動しない昆虫も見られます。

(『観察する目が変わる昆虫学入門』)
もう秋風のすゝき穂をそろへ
(『山頭火大全』講談社 1991年)

帰る頃には青空が見えました(^-^)